写真:八岳木 流泉
地図を見る湯屋温泉は室町時代に開湯したと伝承される歴史の古い温泉地です。車でアクセスする場合は、中央自動車道ならば「中津川」インターから。東海北陸自動車道からは「郡上八幡」インターを利用します。いずれも、インターからは一般道経由です。
電車の場合は、JR高山本線「飛騨小坂(おさか)」駅から濃飛バスで約10分。「湯屋温泉」下車です。
湯屋温泉には3軒ほどの旅館があります。ニコニコ荘もその一つ。立派な外観に「ニコニコ荘」の館名が架かっているので迷うことはありません。
湯屋温泉では、基本的に外来入浴を受け付けていません。宿泊で訪ねることをお勧めします。
写真:八岳木 流泉
地図を見る湯屋温泉の源泉は、15度と低い鉱泉です。泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。日本有数の炭酸成分と、鉄分が特徴的な濃厚泉です。
浴室は男女別の内湯と露天です。どちらも規模は大きくなく、家庭的な雰囲気にニコニコしてしまいます。
お湯は、薄い褐色を帯びたもの。加温しているので、残念ながら源泉の炭酸成分は薄まっています。それでも、入り応えは充分で、温泉の匂いや肌触りは特徴的です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る内湯から露天風呂に出ることができます。眺めはあまり利きませんが、夏は山の爽やかな風、冬は冷たい吹き降ろしを味わうことができます。
内湯に比べ、露天はサラリとして透明なお湯です。
写真:八岳木 流泉
地図を見るそのわけは、露天風呂は清水を沸かしたもの(温泉ではない)であるためです。山清水の湯と名前が付けられ、サッパリとした感触が人気です。
温泉ではなくとも、露天でゆっくり呼吸を整える。清らかな気分に包まれて、ここでもやはりニコニコです。
写真:八岳木 流泉
地図を見るニコニコ荘では、内湯、露天の他に飲泉場が設けられています。温泉は入るだけでなく飲むことでも体に良いとされていますので、ここでは是非、試してください。
写真:八岳木 流泉
地図を見る飲んでみると、炭酸成分のシュワシュワ感に驚きます。そして続いて鉄の匂い。決して美味しいものではなく、思わず顔がシブめになります。しかしそこは体に良い源泉。我慢してガブガブ飲む必要はありませんので、適度に無理せず味わいましょう。
写真:八岳木 流泉
地図を見る宿泊をする時間がないが、どうしても入浴を楽しみたい。という人には、近隣の下島(しもじま)温泉にある「ひめしゃがの湯」をお勧めします。
下島温泉は、湯屋温泉と近く、源泉も非常に似ています。ひめしゃがの湯は日帰り入浴施設で、食事や休憩もできる地域随一の社交場です。湯屋温泉からは車で5分ほどの距離にあります。
湯屋温泉に比べて、お湯の色は褐色が強く出ていますが、入り心地はほぼ同じです。また、ひめしゃがの湯の源泉先にも飲泉場があり、シュワシュワの炭酸成分を楽しむことができます。
なお、ひめしゃがの湯は午前10時から午後9時まで。水曜日が定休で、大人650円、子ども300円(2017年2月時点)です。
ニコニコ荘では、内湯でニコニコ、露天でニコニコ。飲泉場では少しシブめですが、体への効能にニコニコします。ひめしゃがの湯に入っても、やはり楽しくニコニコと。どうやら湯屋温泉には、誰でもニコニコする効能が含まれているようですね!
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(2024/3/19更新)
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