山間部に囲まれた境内に漂う梅の香りを堪能!鎌倉「瑞泉寺」

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山間部に囲まれた境内に漂う梅の香りを堪能!鎌倉「瑞泉寺」

山間部に囲まれた境内に漂う梅の香りを堪能!鎌倉「瑞泉寺」

更新日:2017/02/06 11:21

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

「瑞泉寺」は神奈川県鎌倉市の東エリアに位置し、アクセス的にはやや難があるものの、鎌倉の自然豊かな山間部に位置します。鎌倉公方の菩提寺として関東十刹に数え上げられるほどの格式を持ち、四季折々の花が咲く境内庭園は花の寺として名高いため、必見!特に、春先には境内に梅の花が咲き乱れ、とてもよい香りが境内を包み込みます。鎌倉でも気温がそれほど上がらない山間部のため、遅咲きの梅の花を見に行ってみよう!

境内庭園へは貫録のある石階段で!

境内庭園へは貫録のある石階段で!

写真:木村 優光

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「瑞泉寺」は鎌倉でも山間部に位置しますので、こんなところに寺院があるなんて想像もつかない!と思われますが、逆にそういった立地に建てられる寺院は自然豊かな環境の下、素晴らしい境内庭園を形成することができます。

車1台が通行できるような小路を山間エリアまで入っていくと、目の前に開ける境内入口。受付にて拝観料を払って境内に足を踏み入れると、すぐ左手には梅林が広がりますが、これはほんの序章!

もう少し奥へと進むと、さらなる山間へと導いてくれるような石階段が目の前に立ちはだかります。二又の石階段はどちらも最終的には山門前で合流しますが、右は綺麗に整備された石階段、そして左は苔が所々に生えた貫禄がある石階段!さて、貴方はどちらの階段で山門まで行きますか?

境内庭園へは貫録のある石階段で!

写真:木村 優光

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貫禄のある石階段を選択した場合でも、山門手前の合流地点で整備された石階段を見下ろしてみると、曲がり具合が非常に綺麗!左に右にカーブした石階段は、高低差を上手いこと利用して勾配を緩和していることがわかりますね。これも山間部であることから参拝者に気を配った造りなのでしょう。

雨の日に訪問すれば、写真のように石階段が水に滴り、とても風情のある光景を見ることができます。晴れの日でも木々に囲まれた石階段の参道は、太陽の光があまり注がれないために、シダなどの植物が茂っている様子も見どころありきと言えるでしょう。

石階段を上り詰めると山門が出迎えてくれる

石階段を上り詰めると山門が出迎えてくれる

写真:木村 優光

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石階段を上り詰めると、目の前に山門が立ちはだかります。山門に出くわした達成感と石階段を登り切った達成感が結びつき、これだけでも満腹となりそうですが、ここからが本当の見どころ!

まずは山門!小さいながらもとても立派だと思いません?!今からお屋敷にでも入るような気分にさせてくれるのは、小さいながらも貫禄が十分であるから。そして「瑞泉寺」は文学にも非常に深い関係を持っていることから、山門の柱には住職さんが手で書いた詠がかけられています。季節ごとの風情を詠ったもので、山門をくぐる前に詠んでみるとよいでしょう。

石階段を上り詰めると山門が出迎えてくれる

写真:木村 優光

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山門に歩み寄り、境内庭園の様子を見てみましょう。手前には石をふんだんに使用した石庭が見え、さらに奥には梅の木がたくさん植えられています。梅の花の種類も様々で、中には黄色い梅も植えられています。山門から向こうはまるで別世界の様で、入る前からワクワクしてしまいます。

山門をくぐった後の境内庭園は梅の花があちこちに咲く別世界のよう!

山門をくぐった後の境内庭園は梅の花があちこちに咲く別世界のよう!

写真:木村 優光

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山門をくぐり庭園へと足を踏み入れてみましょう。一番インパクトがあるものは手前に広がる石庭!白い小粒の石が敷き詰められた中に綺麗に配列された石塔などは、和庭園そのもの!まるで別世界に来たかの様な錯覚に陥り、山門入ってすぐに心が和みます。

さらに先には様々な色の花びらを形成した梅の花が咲き、奥には本堂が構えています。立地的に背後には山々がそびえる山間部ですので、自然のにおいも十分感じることができます。

山門をくぐった後の境内庭園は梅の花があちこちに咲く別世界のよう!

写真:木村 優光

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庭園内をもう少し中までアクセスして、本堂の目の前に立ってみましょう。本堂を取り囲むかのようなさまざまな種類、色の梅の花が咲き乱れ、それはもう、素晴らしいの一言!

季節柄、梅の木の根元には水仙がたくさん植えられていて、鎌倉でも少し遅い春を迎えた「瑞泉寺」は、ほかの梅観賞寺院の最終章とも言えるに相応しい素晴らしい庭園が広がっています。そのため、「瑞泉寺」で梅の花を見るには、3月に入ってからがオススメです。

山門をくぐった後の境内庭園は梅の花があちこちに咲く別世界のよう!

写真:木村 優光

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本堂に向かって左側には「どこもく地蔵院」があり、こちらも周囲にはさまざまな種類、色の梅の花が咲き乱れます。特に真正面からは右に紅梅、左に白梅が咲き乱れ、最高のビューポイントです。

この「どこもく地蔵院」には木造地蔵菩薩立像が安置されています。昔、この堂主が貧乏な暮らしに苦しんでいたところ、ある夜、夢にこの地蔵が登場し、「どこもくどこもく(どこも苦しい)」と語りかけてきたことにより、そう呼ばれるようになりました。

境内最深部には鎌倉特有の洞の姿も!

境内最深部には鎌倉特有の洞の姿も!

写真:木村 優光

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「どこもく地蔵院」から右手へ進み、本堂の裏側に回り込むと、表側の庭園とはカラーの異なった庭園が広がります。目の前には池!そして鎌倉の山肌地形を利用して造られた洞!写真のように本堂と池とのコラボレーションも素晴らしいですが、これに洞を入れると鎌倉らしい情景となります。これこそが「瑞泉寺庭園」と呼ばれるエリア!

境内最深部には鎌倉特有の洞の姿も!

写真:木村 優光

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この洞を含めた庭園こそ、実は夢窓国師が造った庭園とされています。三方を山に囲まれ、洞からわずかに開けた西の方角を眺めると富士山も眺めることができるそうですが、残念なことに洞周囲は立入禁止。。。素晴らしい絶景は「瑞泉寺」の公式サイトで眺めることにしましょう。

立入可能領域からですとわかりにくいのですが、池に面した岩盤は彫刻によって掘られた岩肌庭園とされ、鎌倉の中でも非常に貴重な鎌倉時代唯一の庭園です。なかなか見ることができない庭園ですので、梅の季節以外でも必見ですよ。

鎌倉の最奥に佇む「瑞泉寺」

鎌倉でも東端に位置する「瑞泉寺」はアクセス的にやや難がありますが、鎌倉中心部から離れた立地ということで自然が多く残るエリア!しかも、歩きながらの訪問でしたら途中に「鶴岡八幡宮」、「絵柄天神」、「鎌倉宮」など見どころも多いため、「瑞泉寺」だけの訪問ではもったいない!

肝心の梅の花情報ですが、鎌倉中心部と比較すると「瑞泉寺」周辺は気温が低いため、鎌倉中心部の梅の花が満開でも「瑞泉寺」は五分咲きなんてことも。そのため、鎌倉中心部が散り始めの頃に「瑞泉寺」を訪問すると見頃の時期に重なるでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/02/21−2015/03/07 訪問

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