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写真:モン ガラ
地図を見るザ・サイアム(The Siam)はバンコク北側のチャオプラヤ川沿いに、ひっそりと佇むホテルです。市内から離れた場所にある為、ホテルへのアクセスは通常タクシーで行く事になりますが、実は知る人ぞ知るホテル専用ボートでの往復送迎サービスがあります。
専用ボートでの送迎は“川沿い”の駅やホテルであればどこでもピックアップが可能。事前にホテルに乗船時間と場所の連絡をすれば誰でも利用する事ができます。一番分かりやすいBTSサパーンタクシン駅のサトーンピア船着場から乗船した場合だと約30分間のクルーズでホテルの船着場に到着できるのでとても便利です。
写真:モン ガラ
地図を見るホテルの送迎専用ボートは、貸し切りになる事も多いのでまるでVIP待遇のよう。クルーズ中はセレブ気分に浸りながら、川沿いののんびりした景色や、チャオプラヤ川を渡る貨物船や乗り合いボートが行き来する様子を見て楽しみましょう。有名なワットアルンや帰りに綺麗な夕陽を眺める事も出来ます。
川沿いでしか感じ取る事ができないタイのローカルな空気とラグジュアリーな気分を両方味わえるのは、バンコクの市内の喧騒から離れたこのホテルだけでしょう。
写真:モン ガラ
地図を見るホテルの船着場に到着したら緑が綺麗な庭を通って、カフェのある館内へと進みましょう。部屋数が全39室と小規模でありながら今までのホテルにはない美術館のような建物です。タイに200以上ある5つ星ホテルの中でも特に個性的でお洒落なホテルとして知られています。
ザ・サイアム(The Siam)がこんなにもデザイン性が高いのは、タイを代表する有名なアーティスト一家の“スコソルファミリー”の長男がオーナーを務めているからです。この一家はそれぞれがジャズシンガーやロックシンガー・俳優など芸能界で活躍しており、レコード会社やホテルビジネスも成功している芸術セレブ一家です。
写真:モン ガラ
地図を見るカフェに辿り着く前に最も目を引くのが、高さ30メートルある吹き抜けのアトリウム。池の中に巨大な木が植えられ、天井まで届きそうなこの空間は見物です。
タイのアカデミー賞受賞歴もある長男の“クリサダ・クラップ”がクリエイティブディレクターを務め、国際的デザイナー“ビル・ベンズレー”とタッグを組んでミュージアムのように造り上げたホテルです。ただのデザイナーズホテルの発想を飛び越えた本物の美術館のようなクオリティです。
写真:モン ガラ
地図を見る館内には1000以上のアンティーク品や絵が飾られています。これらは長男のアンティークコレクションを集結させたものです。無料で見る事ができるので、美術館を訪ねたつもりでじっくり鑑賞してみると良いでしょう。
写真:モン ガラ
地図を見るアンティークコレクションを見ながら進むと「Cafe Cha」というティールームが奥に見えます。ここは宿泊客でなくても利用できるお勧めのカフェです。(営業時間AM8:00 〜PM18:00)
室内の席と屋外の席がありますが、外の方が開放感があって気持ちが良いです。宿泊客もこのカフェはあまり利用しないのか、いつ来ても静かで空いています。緑を見ながらゆっくりくつろぐには最適のカフェです。
写真:モン ガラ
地図を見るドリンクメニューはホットもアイスも種類が豊富です。価格も5つ星ホテルにしては安価です。小腹が空いたらマカロンやケーキを単品で注文できます。
長い時間カフェでお喋りしているとドリンクが足りなくなることがありますが、「Cafe Cha」のアイスドリンクはグラスが大きくたっぷり飲めます。そしてなんとグラスにはただの氷ではなく、アイスティーやコーヒーを固めた氷が入っているので解けても味が薄まらないように工夫されているのです!嬉しい心遣いですね。ホットは紅茶だとティーポットでたくさん飲めるのでお得ですよ。
写真:モン ガラ
地図を見る午後2時からはアフタヌーンティーも営業しています。アフタヌーンティーのメニューは2種類あり、クラシックアフタヌーンティーのセットを注文すると5つ星ホテルの豪華なティーセットが1人約2,300円で楽しめてしまいます。ペアで注文すると一人当たり約2,000円になるのでさらにお得です。
お酒を飲みたい方は一人約4,300円のワンランク上のセットメニューを頼むとよいでしょう。このカフェはスイーツが余ったら持ち帰りする事も可能です。
ホテルにはカフェ以外にもダイニングやスパなどが併設されています。少々根が張りますが、宿泊はもちろんディナーのみの利用も可能です。部屋の中など、宿泊者のみしか見る事ができない場所もありますが、館内のほとんどはカフェのみの利用でも快く見せてもらう事ができます。美しい庭園や美術品は一見の価値アリです。「Cafe Cha」は緑が美しく静かで落ち着いたカフェです。5つ星ホテルの雰囲気を十分に味わう事ができるお洒落な場所なので、是非バンコクでお茶をする際はザ・サイアム内の「Cafe Cha」を選んでみてはいかがでしょうか。
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