可愛らしいピンク色の桜! これが、あたみ桜です。
あたみ桜は、元々は日本の桜ではなく、毎年1月上旬〜2月に咲くインド原産の寒桜の一種。明治4年頃にナツメヤシ・レモンと一緒にイタリア人によって、熱海にもたらされました。その後、先人たちの努力により増殖され、熱海に多くのあたみ桜が植栽されたのです。
そのため、今ではこんな綺麗な、あたみ桜が見られます!
あたみ桜は花びらが濃いピンク色で、花が大きいのが特長。沖縄原産のカンヒザクラと、関西以西の暖地帯に分布するヤマザクラの自然雑種と推測されています。1月中に花を咲かせる沖縄のカンヒザクラと並んで、あたみ桜も1月中に開花を迎えるので、日本で最も早く咲く桜とされているのです。
同じ枝に、早期に咲く花芽と後期に咲く花芽がニ段構えにできることから、開花期間も一ヶ月ほどと長くあたみ桜が楽しめますよ!
この眺めは、糸川に架かる御成橋からの眺めです。ちょうど、御成橋から流れに沿った300m程の遊歩道に、55本のあたみ桜が植えられているので見所になっています。糸川は、熱海市の中心を流れる川で、熱海駅から歩いても約15分ほど。
あたみ桜が、見頃を迎える時期に糸川遊歩道では「あたみ桜 糸川桜まつり」が開催されます。熱海芸妓衆の歌と踊り、歌謡ショー、桜茶無料サービスなど、さまざまなイベントが行われますよ。
期間中、ライトアップがされるので、あたみ桜がより一層綺麗に見られます!
【あたみ桜 糸川桜まつり】
場所:糸川遊歩道
開催期間:平成26年1月25日(土)から2月16日(日)
開催時間:10時から15時
(ライトアップ17時から23時)
※詳細は下記のMEMOより、ご覧下さい。
糸川遊歩道を流れに沿って歩くと、糸川橋のたもとに、あたみ桜基準木があります。この木の開花が、あたみ桜の開花とされるそうです。
あたみ桜は、ご紹介した糸川遊歩道のほか、サンビーチ近くにある釜鳴屋平七像、熱海梅園の市道沿い、姫の沢公園などの熱海市内で見られますよ。
せっかく熱海を訪れたなら、あたみ桜を見るだけでなく、温泉を満喫してみてはいかがでしょうか?
ご紹介する「日航亭・大湯」は、徳川家康が湯治で入ったとされる温泉です。それを機に、後に江戸城まで温泉を運ぶ「御汲湯」が行われるようになりました。そのため、ここは、歴代の徳川将軍から愛された温泉です。
「日航亭・大湯」では、敷地内から湧き出る温泉を源泉かけ流しのまま楽しめます。そして、徳川家康が入ったことから「出世の湯」とも呼ばれ、地域住民も含め、多くの人達に今なお愛されているのです。
お湯は等張性といい、体液と浸透圧が同じであることから、肌への浸透もやさしく、お肌もすべすべになりますよ。無料の休憩室があり、ゆっくり寛げますので、あたみ桜を見た後に、温泉を楽しまれてみてはいかがでしょうか?
ちなみに「日航亭・大湯」は、さきほど紹介した糸川遊歩道(御成橋)から徒歩で約3分の場所にあります。
『温泉DATA』
泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉
(等張性・弱アルカリ性・高温泉)
源泉温度:98.2度 pH 8.0
外来入浴:あり
「あたみ桜 糸川桜まつり」の会場となる糸川遊歩道は、静岡県都市景観賞優秀賞を受賞しているので、あたみ桜と共に整備された綺麗な風景が見られますよ。
あたみ桜が見頃を迎える時期に、熱海梅園で「梅まつり」も開催されています。
こちらも、あわせて楽しまれてもいいかもしれませんね。
熱海へは、東京から新幹線で約50分で到着できる、アクセスがとってもいい場所!
熱海を是非、訪れてあたみ桜と温泉を楽しんでみて下さい!
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