写真:鶴長 あき
地図を見る台湾中部台中市、台北や高雄に次ぐ日本人に人気の観光地です。台中市の中でも様々な多国籍料理の店などが並ぶ賑やかな公益路エリアにあるのが、今回ご紹介する「無為草堂」。高いビルなどの中、突如現れるレトロな門構えが特徴です。
写真:鶴長 あき
地図を見る門を一歩入ると多くの緑が植えられ、水が流れる癒しの空間。街中にあってアクセスがいい場所にも関わらず、一気に時間がゆっくりになる不思議な感覚を味わえます。店名は「老子」の「無為」の教えからきているそうです。
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地図を見る「無為草堂」の中心にあるのは錦鯉が優雅に泳ぐ池。その周りを取り囲む回廊状の木造建築に客席が配置されています。池を眺めながら、異国情緒を感じる建物の様子を味わう、穏やかな時間が流れます。
写真:鶴長 あき
地図を見る訪れた人々は自由に回廊を歩いたり、レジで販売されている鯉の餌をあげたりと楽しんでいます。家族や友人同士、あるいは一人旅で思い思いの時間を過ごすことができる空間です。
写真:鶴長 あき
地図を見る客席はテーブル席の他に、畳敷きの席も。店内の家具は味のある籐作りや古民具が使われ、落ち着きます。子供用の椅子も準備してあります。客席は二階にもあり、全部で30卓ほど、200人ほどが収容できます。
写真:鶴長 あき
地図を見る「無為草堂」ではぜひ台湾茶を注文して試していただきたいところ。おすすめは一人ぶん10gの茶葉がついた「單人泡茶組」か二人用の「雙人泡茶組」。気軽に台湾茶を楽しめます。その他、店内で茶葉を缶で買って、それを使うことも。日本の物に比べるととても小さな湯のみですね。
写真:鶴長 あき
地図を見るこちらのお店は、「無為草堂は『茶芸館』ではなく『茶館』です」と言います。どういうことかといいますと、「茶芸館のような小難しい作法にはとらわれず、自然のままに自由に台湾茶を楽しんでいただきたい」とのこと。だからこその着飾る必要のない素敵な空間になっているのかも。
とはいえ、日本人にとって初めて見る台湾の茶器は謎だらけ。お茶をどう入れたらいいか分からない、という場合はスタッフの人に声をかければ親切に模範を見せてくれますよ。席には常に温かいお湯が準備されていてゆっくりお茶を楽しめます。
写真:鶴長 あき
地図を見るこちらには他にも果汁を使った「果物茶」もあります。写真の物は冷たいハイビスカスティ。甘酸っぱくて爽やかな味わい。他にも温かいものや、ポットで提供してくれる物もあります。
写真:鶴長 あき
地図を見る「無為草堂」では食事メニューも。メイン料理に、五穀米のご飯、スープや野菜料理、デザートがついた定食は季節ごとに7種類ほど準備されています。写真は冬季限定の「麻油鶏」。メニューには日本語で説明が書いてあるので安心!
2017年2月現在、定食メニューは昼は11:30-14:30、夜は17:30-21:00の提供です。ちなみにこちらの定食メニューを注文すると、先ほどご紹介した台湾茶の価格がお安くなります。
写真:鶴長 あき
地図を見る台湾茶を楽しむときに、一緒につまめる点心メニューもこちらでは充実しています。「開心果(ピスタチオ)」や「茶梅」のようなちょっとしたものから、「焼賣(シューマイ)」や「春捲(春巻き)」のようなお腹にたまる点心まで。20種類以上の中から注文できます。
写真:鶴長 あき
地図を見る写真上は「香ク米ガオ(しいたけのもち米シュウマイ)」。もち米としいたけの味わいが美味しい、珍しいメニューです。写真下は「蓮蓉芝麻球(蓮の実入りゴマ団子)」。日本ではあまり食べることができない、蓮の実を使った甘い餡が入ったゴマ団子。さくさくモチモチの食感がたまりません!
写真:鶴長 あき
地図を見るこちらのお店では、茶葉の販売もしています。食事はしないで、茶葉の購入のみでもOK!日本人に人気の「凍頂烏龍茶」はもちろん、おすすめは台湾中部南投県の海抜1800mで取れる「杉林渓烏龍茶」。それぞれのお茶の特徴も日本語で説明してあるのが嬉しいですね!
「無為草堂」はあまり待つことはないのですが、念の為席の予約をしておきたいという方は電話が確実。昼間の時間帯、お店には英語や日本語を話せるスタッフがいて対応してくれます。「MEMO欄」リンクのお店のHPの電話番号をご参照下さい。
台中市内はタクシー移動が便利ですが、バス利用の場合「公益大ドゥン(土へんに敦)路口」が最寄バス停です。台湾鉄路「台中駅」からは27番か81番バスで約30分です。
台湾観光には沢山の場所をめぐる楽しみ方もありますが、こういう場所でスローな台湾時間をゆっくり味わってみるのもいいなと思える、「無為草堂」はそんな素敵なお店です。ぜひいらして下さいね!
その他台中市のおすすめスポットなどもご紹介しています。記事下「MEMO欄」リンクよりどうぞ♪
【無為草堂】
住所:台中市公益路二段106號
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
鶴長 あき
鶴長あきです。現在、台湾に在住のライターです。自然が大好きな台湾人の夫は、自転車で台湾一周もしている旅好き。私は、台湾のおいしい食べ物やスイーツが大好きで、夫婦と子供で、色々なところに出かけています。…
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