愛知新城「鳳来館」は大正ロマン薫るギャラリーカフェ

| 愛知県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

愛知新城「鳳来館」は大正ロマン薫るギャラリーカフェ

愛知新城「鳳来館」は大正ロマン薫るギャラリーカフェ

更新日:2017/02/14 11:11

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、マンホールの蓋愛好家

「大野宿美術珈琲鳳来館」は、大正末期に建てられた重厚な地方銀行をリノベーションしたギャラリーカフェ。大正ロマンが漂う店内では、1杯ずつ丁寧に淹れられた無農薬栽培コーヒーなどを飲む贅沢なひとときが過ごせます。
愛知県東部奥三河地方で採れる新鮮な食材を使った料理も美味しいと評判。店内には静かにジャズが流れ、2階の多目的ホールと竹久夢二の作品室も人気です。

元地方銀行本店をカフェにリノベーション!

元地方銀行本店をカフェにリノベーション!

写真:麻生 のりこ

地図を見る

愛知県と静岡県との県境に位置する新城市。その北部、湯谷温泉から車で約6分のところに建つ「鳳来館」は、大正14年(1925年)大野銀行の本店として誕生しました。

外観は鉄筋コンクリート造りですが内部は木造となっていて、1階には喫茶兼ギャラリーとして使用している喫茶室のほか旧金庫室を利用した売店などがあります。2階には大野銀行時代に本店業務室だった多目的ホールと、竹久夢二の作品を飾る「夢二作品室」なども。館内のそこかしこから大正ロマンが漂っています。

元地方銀行本店をカフェにリノベーション!

写真:麻生 のりこ

地図を見る

どっとりとした扉を開けるとカウンター越しに広がる喫茶室。ここは銀行時代には窓口業務が行われていた場所です。
現在はそこに無垢の輪切りテーブルと木製の椅子が並べられ、大きなテーブルでゆったりくつろげると評判を呼んでいます。周辺地域は林業が盛んなことから、カウンターは檜の1枚板なんですよ。

奥三河の食材を活かしたメニューをどうぞ

奥三河の食材を活かしたメニューをどうぞ

写真:麻生 のりこ

地図を見る

奥三河で採れる食材をふんだんに活かしたメニューが好評な鳳来館。写真は人気メニューの1つ「黄柳野平飼卵のカルボナーラ」です。地元・黄柳野(つげの)高校で飼育している平飼いの鶏卵を使い、コクのある仕上がりです。色とりどりの野菜も食欲をそそりますね。

「段戸牛のカレーライス」には、標高900メートルの段戸山高原で生育された、ジューシーで柔らかく脂身に甘味がある地域ブランド牛・段戸牛を使用。そのほかのメニューにも四季を感じさせる奥三河の食材が用いられています。

また、「天狗ナスの特製クリームドリア」や「ガパオライス」など、旬の食材を使った季節限定メニューも。自然の恵みをふんだんに取り入れたメニューを味わえます。
11:00から14:00までのランチタイムには、すべてのメニューにスープとサラダがつくのも嬉しいポイントですね。

贅沢な空間でティータイムを

贅沢な空間でティータイムを

写真:麻生 のりこ

地図を見る

ティータイムや食後にはデザートやドリンクをどうぞ。鳳来館では無農薬栽培のコーヒーや新城産の国産紅茶のほか、チョコレートブラウニーやレアチーズケーキ、パンケーキなどが楽しめます。

標高500メートルの作手地区で栽培された鈴木製茶のほうじ茶から作られたほうじ茶プリンは1日限定5個。プリンの上にはクラッシュされたほうじ茶ゼリーが乗っているので、ゼリーとプリンの両方が味わえます。

贅沢な空間でティータイムを

写真:麻生 のりこ

地図を見る

喫茶室の右奥には旧金庫室を利用した売店コーナーが。出入り口を除く三方の壁には棚が設けられ、中では奥三河地方の民芸品や食品、手作り品などを販売しています。ほうじ茶プリンで味の決め手となるほうじ茶も取り扱っているので、気に入った方はお土産にしてはいかがでしょうか。

鳳来寺山の東照宮でも販売されている起き上がり小法師「寅童子」は、真っ赤な井伊直虎バージョンも登場。鳳来寺は直虎の元許婚・直親の一人息子である直政が、今川家から逃れるために幼少期を過ごした場所です。

シャンデリアが麗しい2階多目的ホール

シャンデリアが麗しい2階多目的ホール

写真:麻生 のりこ

地図を見る

喫茶室を抜け階段を上がると、かつて本店業務室だった多目的ホールと2つの小部屋があります。212平方メートルの広さを持つ多目的ホールでは、3つのシャンデリアとその根元に施された漆喰の装飾もぜひご覧くださいね。中央のものと左右の装飾が異なる点にも注目です。

この多目的ホールは、貸しギャラリーとなっています。訪れる度に違う展示物を見ることもできるので、足繁く通ってしまう方もいるとのこと。コンサートやパーティー、結婚披露宴が催されることもあるんですよ。舞踏会ができそうな空間でのパーティーも素敵ですね♪

本物の夢二作品に会える!

本物の夢二作品に会える!

写真:麻生 のりこ

地図を見る

2つある小部屋の1つが「夢二作品室」です。大正時代から昭和初期に活躍した画家・竹久夢二。作品室では彼の描いた日本画や掛け軸、関連書籍や美人画(版画)などを常設しています。

本物の夢二作品に会える!

写真:麻生 のりこ

地図を見る

「婦人グラフ」の表紙絵は鑑定書つき。ガラスケースに収められた「抒情画選集(上巻)」や「童謡集」は初版本です。嬉しいことに施設内の観覧は無料! 夢二の本物の美人画(版画)を見られるチャンスです。

贅沢な時間を過ごせる「鳳来館」はJR三河大野駅から徒歩約3分

館内の隅々まで大正ロマンの薫りが漂う鳳来館は、平成21年(2009年)に国の有形文化財に登録されました。高い天井に広々とした喫茶スペース。黄緑色の色ガラスが嵌め込まれた窓ガラスから降り注ぐ柔らかい日差しや、落ち着いた照明の下で豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

1階ではオーナー・安形氏の書画や彼が蒐集したアンティークなども展示中です。また、建物西側には別館として「ギャラリー蔵」と古民家の「旧料亭 菊水」もあり、こちらも無料で観覧可能です。

アクセス方法はJR飯田線三河大野駅で下車後、宇連川を越えまっすぐ歩いて3分ほど。車の場合は駐車場も完備です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/04/19−2017/01/21 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ