MRT淡水駅を降りて、川側に歩いていくとすぐにレンタルサイクルのお店 RIDE LIFE のテントが目に入ります。RIDE LIFEの運営元は、台湾が誇る自転車生産数世界一のメーカーGIANT。観光地のレンタルサイクルと街中にあるシェアリング自転車とはレンタルの方法が異なります。
外国人観光客が観光地で自転車をレンタルする場合、受付で必要な物は2つ。連絡先と身分証です。連絡先は、繋がる携帯電話があればその番号を記入。ない場合は滞在先の連絡先を記入すればOKです。
身分証としてパスポートを預け、パスポートは自転車を返却して精算する際に戻してもらいます。
受付が完了したら、使う自転車を選びます。子供用から本格的な高級ロードバイクまで様々あります。価格も選ぶバイクと使用時間によって異なりますが、1時間当たり25元〜60元で6時間以上は同額の設定です。淡水から対岸の八里までまわっても3時間〜半日あれば十分楽しめます!
注意事項は、時間内に借りたショップへ返却すること。右側通行であり、歩行者よりも自動車・バイクが優先であること。それから、えっ!?と思いますが、自転車には鍵が付いていません。誰も盗む人はいない…とのことですが、近くで同じ種類の自転車を乗っている人がたくさんいるので目印を付けるなどして、間違わないよう管理にはお気を付け下さい。
台湾の北東に位置する淡水は、かつて貿易港として栄えた港町。地名からもわかるように川の河口部は、淡水と海水とが混じり合い、マングローブの生育に適しています。サイクリングをするようであれば、先に紅樹木桟橋から対岸の八里へ向けてマングローブを見ながらまわるのがオススメです。
八里渡船頭老街の辺りには、カフェや屋台などがあり、休憩に最適です。イカなど魚介の揚げ物などが名物のようで食べ歩きをしている人も多くみられます。
そして、せっかく対岸まできたのならばアツ子尾自然保護区まで足を延ばし、マングローブを間近に観ることができる自転車用桟橋で大自然を満喫してみてください。
歴史ある史跡や街並みを楽しむには、来た道を引き返し、淡水駅から北上します。淡水紅毛城や石造りの海岸沿いのエリアにはおしゃれなカフェもたくさんあり、ヨーロッパの港町のような雰囲気を味わえます。
海岸沿いをゆっくり散策したい場合は、こちらへ向かう前に淡水駅のLIFE RIDEで自転車を返却しましょう。ここまでは徒歩でも20分あれば、到着します。細い石畳みの小道では、ぼんやり川を眺める人も多く、自転車では少し動きづらいです。
そして、夕方の日の入りの時間が近づくに連れて、有名な淡水の夕焼けを見るために多くの人が川沿いに集まってきます。ただ、霧も多い町なので、きれいに夕焼けが見えない日もあります。そんな時にも淡水老街周辺には、大道芸人が集まり、パフォーマンスを楽しめます。
淡水といえば、夕焼けや港町の風情をイメージする方が多いと思いますが、公園や自転車道も整備され、マングローブの自然の中を気持ちよくサイクリングができる町です。レンタルサイクルで身体を動かし、自転車で巡る滞在を是非お楽しみください。
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