絶品ぼたん鍋は丹波篠山囲炉裏料理「いわや」!囲炉裏を囲んで生の猪肉を食す!

絶品ぼたん鍋は丹波篠山囲炉裏料理「いわや」!囲炉裏を囲んで生の猪肉を食す!

更新日:2017/11/01 12:20

浮き草 ゆきんこのプロフィール写真 浮き草 ゆきんこ トラベルライター、プチプラ旅専門家、LCC弾丸トラベラー
11月中旬から日本各地で猪猟が解禁となると、生の猪肉を使った「ぼたん鍋」のおいしい時期になります。中でも、ぼたん鍋発祥の地といわれる兵庫県丹波篠山エリアには、多くの「ぼたん鍋」のお店があり、多くの人でにぎわいます。
今回ご紹介する「いわや」は、人里離れた一軒家で、昔懐かしい雰囲気を味わるのが魅力。茅葺屋根の中に入ると囲炉裏がずらりとならび、古き良き日本の風情を感じながらぼたん鍋を味わえるのです。

かやぶき屋根が魅力!情緒たっぷりの丹波篠山囲炉裏料理「いわや」

かやぶき屋根が魅力!情緒たっぷりの丹波篠山囲炉裏料理「いわや」

写真:浮き草 ゆきんこ

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篠山市の中心部から、山奥に入ったところにある丹波篠山囲炉裏料理「いわや」は、日本の古き良き故郷のたたずまいが魅力です。

茅葺屋根が風情あるお店の入り口には、古い水車が心地よい水の音を響かせ、建物の横には窓一面に吊るされた干し柿、そして、なんと猪のはく製も!

お店に入る前から期待がふくらみます。

囲炉裏の暖かさ

囲炉裏の暖かさ

写真:浮き草 ゆきんこ

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中に入ると、床に一面ずらりと囲炉裏が並べられ、ぼたん鍋を食べることができます。囲炉裏のまわりにはすでに突出しの黒枝豆がスタンバイ。丹波篠山エリアは黒豆が有名で、黒枝豆も絶品。肉厚で甘みのある枝豆は手が止まりません。

店内はちょっと肌寒いかなという感じですが、囲炉裏に炭が入り、炭が真っ赤に燃え始めるとすぐに温かくなります。真冬に訪れたらほっと落ち着きそうな温かさです。

ひざを曲げて食べるのは辛いという年配の方向けには、イスも用意されているので、必要であれば持ってきてくれますよ。

ぼたんの美しさ

ぼたんの美しさ

写真:浮き草 ゆきんこ

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囲炉裏に味噌ベースのダシが入った鍋が置かれ、沸騰してきたらいよいよ猪の生肉を投入。
その前にぼたん鍋の由来となった牡丹の花に似せて盛られた猪の肉を見てください!形といい色といいまさに芸術品です。

鍋には、始め、丹波篠山名産の粘り気が強く甘みがある山の芋を全部投入し、次に猪の肉を入れます。ひと煮立ちしたら、白菜、しいたけなどの野菜をいれてもうひと煮立ちしたら食べごろです。

鍋に入っている味噌は、最初は濃い感じがしますが、食べ始めてみるとコクがあって猪の肉によく合う。

メインの猪の肉は、臭みもなく、固くもなく、噛むごとに味わいが増す、病み付きになる美味しさです。ちょっと味を変えたいなというときのお助け調味料が「粉山椒」。少しだけぴりっとする新しい味になりますよ。

ところで、猪の肉が美味しいかまずいかは締め方で決まるのですが、いわやの肉は締め方がうまいと評判。それゆえに、臭みがなくて美味しいんです。

〆は絶品半熟卵かけご飯!

〆は絶品半熟卵かけご飯!

写真:浮き草 ゆきんこ

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鍋を食べた後の〆の定番は雑炊。

雑炊の作り方は簡単、生卵を鍋の中にボトンと落とす。蓋をして約3分じっと待つ。3分後、お玉で卵が崩れないようにすくいご飯の上にそっと置く。お好みの量のダシを追加でそそぐ。炊き立ての真っ白いご飯の上で卵を崩しかきまぜたら〆のご飯の出来上がり。

うまみがたっぷり詰まったダシと半熟卵のコラボレーションは、忘れられない味になること間違いなし!

また、メニューにはないですが、麺好きはうどんもオーダーできます。

あまご塩焼きが絶品!

あまご塩焼きが絶品!

写真:浮き草 ゆきんこ

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サイドメニューのおススメがあまごの塩焼き。生きたまま串刺しされているので、囲炉裏の側に置くと、激しくぴくぴくします。生のまま炭火で焼くあまごはふわふわと柔らかく、そして香ばしくてうまい!

最初に注文して焼いておくと、ぼたん鍋を食べ終わる頃に焼きあがるのでちょうどいいですよ。

エプロン姿のお母さんたちが店内を歩き、田舎の友人の家に遊びにきたかのようなアットホームな「いわや」。猪の生肉を食べることができる、11月中旬から3月中旬までは人気なので、予約必須です。

丹波篠山囲炉裏料理「いわや」の基本情報

住所:兵庫県篠山市火打岩495-1
電話:079-552-0702
営業時間:11:00〜21:00
(20時オーダーストップ)
定休日:4月〜9月(毎週木曜日)
    10月〜3月(無休)
    大晦日・元日は休み
アクセス:舞鶴自動車道「丹南篠山口インター」より約20分
     JR福知山線「篠山口駅」よりタクシーで約20分

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