写真:しもちん
地図を見る浄土ヶ浜旅館があるのは宮古市の中心部、市役所のすぐそばにあります。以前はその名の通り浄土ヶ浜に程近い場所にあったのですが、東日本大震災による津波で全壊。その後、紆余曲折を経て震災から2年後の2013年に現在の場所で移転再オープンをしたのです。
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地図を見るそんな訳で旅館の前は浄土ヶ浜の絶景とはいかず、道路や空き地の目立つスペース、宮古湾へ注ぐ閉伊川の河口付近が多少見える程度。ですが、窓からの眺めなんていらないぐらい、浄土ヶ浜旅館はおもてなしの心が溢れている旅館なのです。
若女将をはじめ、スタッフの方々は笑顔いっぱいで出迎えてくれ、滞在中も心地良く過ごせるようお手伝いしてくれます。その証拠に各旅行サイトでの口コミもかなりの高評価になっているのです。
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地図を見る客室は和室、洋室を合わせて全8室。再建されて数年経っていますが、手入れが行き届いているので、まだ新築のようにピッカピカ。一階に貸切可能な家族風呂もありますが、各部屋にユニットバスも完備されているので使い勝手も抜群です。
家族風呂にはバスタオルや湯上がり後に飲めるよう冷水も用意されていて、まさに痒いところに手が届く感じ。館内の其処此処に置かれたディスプレイも可愛らしく飾られていて、室内に用意されたアメニティ類も含めてセンスの良さが光っています。
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地図を見るそして自慢の朝食がこちら!旅館1階のお食事処・海舟にていただけます。
キラキラと光るイクラが眩しい鮭の親子丼に、帆立の醤油焼きなど、まるで夕食と見まごうばかりの品揃え。かといって、朝から食べてもお腹が重くならないような、バランス感覚溢れる朝食なのです。
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地図を見るこちらは、とろふわ豆腐とイカの和風グラタン。ホワイトソースの代わりに、やわらか豆腐と山芋とろろにチーズをかけてオーブンで焼かれた一品。食べる前は朝からグラタンなんて、と思ってしまいますが、やさしい出汁で味付けされた和風の味わいはイメージよりもさっぱりとしていて、このスペシャルな朝食にぴったりです。
他にも、30種類の野菜ジュースや、とうもろこしドレッシングがかかったサラダ、季節のお浸しなど大満足の内容。さらに、食後はコーヒーなど選べるドリンクまで付いているのです。
食事の内容だけでなく、お品書きの一覧や手書きの一言メッセージなども添えられていて、細やかなサービスも嬉しい限り。東北1位に輝いたのも納得です。
このお食事処・海舟は夕食でも利用可能。1泊2食付きのプランもありますし、予約していなくても、ちょい飲みからお食事まで利用することも可能。夕食でも宮古の海の幸を利用した美味しいお料理がいただけますよ。
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地図を見る美味しい朝食を食べたら美しい三陸海岸の絶景を楽しみに行きましょう!
宮古駅は三陸鉄道北リアス線の起点駅。あまちゃんの町、久慈駅まで71キロの鉄旅を楽しむ、なんていうのもいいのではないでしょうか。
三陸海岸というとリアス式海岸のイメージが強いですが、宮古より北の海岸線は海岸段丘と呼ばれる断崖絶壁が続くエリア。鉄橋の上など眺めの良い場所では列車も一時停車して景色を堪能させてくれますよ。
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地図を見る一時停車した車窓からは美しい太平洋が望め、旅の思い出に彩りを加えてくれます。
宮古市中心部はJR山田線が不通になっている区間が多いこともあり、各地から列車で向かおうとすると、青森県の八戸からJRと三陸鉄道を利用して久慈経由で行くしかない状態です。(2017年2月現在)
とはいえ、東北新幹線の盛岡駅との間には急行バスが1日20本程度、片道約2時間15分で運行されている他、東京からは品川・浜松町からビームワンと呼ばれる夜行バスが毎日運行されていて、夜出発すれば朝には宮古駅に到着することもできます。旅の計画に合わせて、三陸鉄道やバスを上手に利用して訪れたいですね。
決して交通の弁が良いとは言えない現在の宮古市ですが、美しい三陸の海岸を観光したり、美味しいものを食べたりと楽しめることは間違いなし。東北一の朝食も味わえる居心地のよい浄土ヶ浜旅館を拠点として、三陸の旅を楽しみに行きましょう。
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この記事を書いたナビゲーター
しもちん
神奈川県三浦市出身、現在は湘南・茅ヶ崎で暮らしています。鉄道好きな友人の影響で乗り鉄となり、さらには携帯電話の位置移動ゲーム「コロプラ」にはまったこともあり全国を旅していました。今後は、愛犬のコーギー…
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(2025/2/14更新)
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