五箇山は、富山県の南西端にある南砺市の旧平村、旧上平村、旧利賀村を合わせた地域のことを指します。五箇山には、赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷という5つの谷があり、「五箇谷間」と呼ばれていましたが、転じて、「五箇山」と呼ばれるようになりました。
民宿「与茂四郎」は、五箇山の相倉合掌集落の中にあります。五箇山へは、車かバスでアクセス可能。JR城端線城端駅でバスに乗ると、25分程で五箇山の相倉合掌集落入口に到着します。
相倉合掌集落には、23棟の合掌造り家屋があり、民宿「与茂四郎」の宿泊することで、実際に生活している人の目線で五箇山を体験することができます。
民宿「与茂四郎」は、4つの部屋と、居間があります。全室畳張りとなっており、故郷へ里帰りしたかのような懐かしい気分を味わうことができます。
居間には、囲炉裏が備え付けてあり、冬場は常に火が灯されています。囲炉裏を囲んで、お茶をいただいたり、会話を楽しんだり、思い思いにくつろぎの時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
民宿「与茂四郎」には、1泊に2食の食事が付いてきます。全ての食事は、オーナーさんご夫婦の手作り。食事の際には、オーナーさんが、ひとつひとつ、料理の説明をしてくれます。
料理のメインは、囲炉裏で焼かれた川魚です。炭で焼かれた新鮮な川魚はとても美味しいですよ。
食事は、全て囲炉裏を囲んで、宿泊者全員でいただきます。部屋数が少ないことから、宿泊者の数も限られます。そのため、自然と会話が生まれ、食事中に会話が弾むこともしばしば。
また、食事が終わると、オーナーさんが、五箇山伝承の歌とゲームを教えてくれます。世界的に有名な観光地なだけに、外国人の宿泊者も多いそうですが、皆さんこのゲームを楽しんでいかれるようです。
言葉の壁を越えて、たまたま一夜、屋根と供する人々が、言葉の壁を越えて、同じ時間を共有する。そんなゆったりとした時間を、ここでは過ごすことができます。
また、五箇山にずっと住んでいるオーナーさんから、五箇山の暮らしの生の声を直に聞くこともできることも。かなり貴重な体験になりますね。
五箇山は、人気の観光地であることから、昼間は、歩道が人で渋滞するほどの混雑を見せます。しかし、交通機関が限られていることから、最終バスが発車する夕方以降からは、宿泊者以外の観光客は一気に姿を消します。
宿泊者は、日帰りで訪れた観光客が去った後の夜と、早朝のみ、本来の静かな五箇山を堪能することができます。これは、宿泊者の特権ですね。
夜になると、五箇山は、オレンジ色のランプで灯し出されます。積もった雪に、あかりが優しく浮かび上がり、幻想的な風景を生み出します。
五箇山では、実際に宿泊することで、ただ訪れるだけでは得られない経験ができるはずです。
民宿「与茂四郎」は、人気の宿なので、早めの予約が必要ですが、五箇山へ訪れる際には、ぜひ1泊してみませんか?
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索