三陸の海を臨む絶景展望風呂と舌鼓の宿、岩手県「宝来館」

| 岩手県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

三陸の海を臨む絶景展望風呂と舌鼓の宿、岩手県「宝来館」

三陸の海を臨む絶景展望風呂と舌鼓の宿、岩手県「宝来館」

更新日:2017/02/28 11:01

まさる しゃちょうのプロフィール写真 まさる しゃちょう プロダクトデザイナー、建築デザイナー、アクセサリーデザイナー

岩手県釜石市は近代製鉄の町として繁栄し、今では世界遺産認定された橋野高炉跡が人気の観光スポットとなっています。その釜石市北部にある御箱崎半島の北側海岸沿い、大槌湾根浜海岸に舌鼓の宿「宝来館」はあります。東日本大震災の津波にさらわれ、海から奇跡の生還をした女将が、笑顔で出迎えてくれる舌鼓の宿「宝来館」をご紹介します。

宝が来る館という名の宝来館、我が家のようなおもてなし。

宝が来る館という名の宝来館、我が家のようなおもてなし。

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

岩手県の東部沿岸は三陸リアス式海岸として人気の観光名所です。鉄の町として知られる釜石市から国道45号線を北上すると車で約20分、御箱崎半島の付け根部分根浜海岸の傍らに「宝来館」はあります。この辺りは特に岩手・陸中海岸と呼ばれ、ここ「宝来館」は鵜住居川が注ぎ込む大槌湾を望む絶景の場所に位置します。東日本大震災の時には写真の風景もすべて津波にのみ込まれてしまったのですが、今では復旧工事も進み写真のように美しい根浜海岸の風景が蘇っています。

宝が来る館という名の宝来館、我が家のようなおもてなし。

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

今回ご紹介する舌鼓の宿「宝来館」は風光明媚な御箱崎半島の根浜海岸に建つお宿です。震災後の復興では沢山のボランティアの皆さんの支援を頂戴して2012年1月に再オープンしたのが今のお宿。「海・山・川の豊かな自然に囲まれた場所で心ほっこり・体ゆったり・おなか満足の我が家のような宿を目指して張り切っています」とスタッフ一同の声。

宝が来る館という名の宝来館、我が家のようなおもてなし。

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

宿へ到着、まずお出迎えしてくれるのはもちろん女将さんの岩崎昭子(写真)さん。とにかく笑顔で温かいお人柄、女将なくして宝来館は語れずなのです。女将さんは、あの東日本大震災の恐ろしい津波に一度はさらわせてしまったにもかかわらず、ご本人の力で無事海から生還した奇跡の女性なのです。笑顔の杓を持ちつつ満面笑顔の女将さん、実はとってもおしゃべり、女将の語る経験豊かな言葉から。奇跡の生還をしたパワーをもらってください。

館内随所のアート作品や「震災復興の語り」をご紹介

館内随所のアート作品や「震災復興の語り」をご紹介

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

エントランスをくぐると旅館らしくまず靴を脱いでくつろいでください。フロントの前にはゆったりとした広間があり、釜石名物虎舞と観音様がお出迎えです。
宿には一般のお客様だけではなく、防災見学の団体様や海外からの学生さんなど多くの視察団も訪れます。この広間では女将の貴重な震災体験のお話を「震災復興の語り」として聞くことができます。

館内随所のアート作品や「震災復興の語り」をご紹介

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

談話室には復興ボランティアにも参加した、東京の作家さんから寄贈されたという絵画作品が展示されています。作品中では、中央に名作童話「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった蓬莱島が描かれています。その周りの鮮やかな入り江の様子は、実は瓦礫を表しているのです。よく見ると波にのまれた自動車などが描かれており、左中央、未来を見つめるカモシカのような動物はまさに神の使い。メッセージ性の高い神秘的な作品です。
ほかにもたくさんの作品が館内には溢れています。

館内随所のアート作品や「震災復興の語り」をご紹介

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

ダイニングスペース、松の根亭にも素晴らしい壁画作品があります。ライブキッチンカウンター内には、壁面を埋めるように塗り壁があります。そこには無数の貝殻が。根浜海岸の波をモチーフにした創作壁画なのですが、実はその貝殻一つ一つに大切な思いが込められているのです。今では見せることができないのですが、その貝殻の後ろには復興に携わってくれた沢山のボランティアの応援メッセージが記されているのです。
カウンター越し、そんな思いのこもった壁面を見ながら時を過ごすこのもいかがでしょうか。

潮騒と波音を聞きながらの絶景露天風呂

潮騒と波音を聞きながらの絶景露天風呂

提供元:宝来館

http://houraikan.jp/地図を見る

「宝来館」でお勧めなのが特別室。このお部屋は当館では2室限り。2015年4月にリニューアルオープンした際に作った新しいお部屋になります。大きな窓越しには根浜海岸の美しい松林を望むことができます。また、夜が更けてくると静寂の夜の海とその波音が耳に優しく響いてきます。広々としたお部屋で過ごす一夜は格別です。
他にも一般客室よりも窓を大きくあしらったデラックスルームも3室あり、女将お勧めの眺望が自慢のお部屋もあります。

潮騒と波音を聞きながらの絶景露天風呂

提供元:宝来館

http://houraikan.jp/地図を見る

特別室には当館唯一の露天風呂があり(写真左)、ゆとりのあるテラスからは松林が目の前に広がります。まさに風景まるごとの貸し切り、長湯になる贅沢をご堪能ください。

潮騒と波音を聞きながらの絶景露天風呂

提供元:宝来館

http://houraikan.jp/地図を見る

大槌湾を臨めるセラミック温泉の展望露天風呂をご紹介。大黒(男性用)弁財天(女性用)があり、それぞれが内湯と外湯の2種類の浴槽を楽しむことができます。浴槽はもちろん檜製、檜のいい香り包まれます。
今回は写真の大黒の湯をご覧ください、各浴室が2階と3階に分かれていますので、男女共に大槌湾を望むことができます。日帰り入浴のお客様にも、特別室と変わらない解放感と潮騒を味わっていただくことができます。

鮮度抜群、メニューのない定番ランチ

鮮度抜群、メニューのない定番ランチ

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

さて、舌鼓の宿ということで絶品ランチをご紹介。館内には松の根亭というダイニングスペースがあり、ゆったりと食事して頂くことができます。
ランチといってもお宿にはメニュー表はありません、当日の朝でも大丈夫ですので事前予約をお勧めします。大槌湾では鮭・わかめ・雲丹・牡蠣・ホヤ・帆立・鮑など極上の海産物が目白押し、そんな海の幸からその日一番の素材を使い調理します。
一番人気は刺身定食。板長が腕を振るって調理してくれます。

鮮度抜群、メニューのない定番ランチ

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

今回ご紹介する舌鼓の味は写真の宝来館定食。鮪とカンパチのお刺身、キスとエビの天ぷらが目につきますが、新ワカメの酢の物、茎ワカメの漬物、めかぶの味噌汁と名脇役が御膳を引き締めています。
(宝来館定食2,000円・刺身定食1,500円・天ぷら定食1,500円、消費税別)

鮮度抜群、メニューのない定番ランチ

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

この季節の女将さんのお勧めは少々地味ですがワカメ!(写真)
「私はこれが一番」と。新鮮で飽きのこない味です、是非ご堪能ください。

もしもに備える大切さを知る

もしもに備える大切さを知る

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

敷地内の星めぐり広場には慰霊の鐘があります。女将の母校である釜石北高校の恩師や、震災で家族を亡くされた同窓生により建立されました。背後に森、正面に海。大槌湾に広がる海と根浜海岸を望むこの鐘を、浜風に乗せて響かせてください。

もしもに備える大切さを知る

写真:まさる しゃちょう

地図を見る

東日本大震災を経験したこの宿では、津波避難路も整備しています。命の大切さを学び森と親しむ場「絆の道」と呼び、高台の避難所とそこへたどり着くための避難道があります。過去の経験から生まれたこういった案内も要チェック。

最後に。ラグビーの聖地、未来へと夢描くラグビー応援隊。

国道45号から「宝来館」に至る道中では、2019年に開催されるラグビーワールドカップの開催地として会場整備が進んでいます。館内にはラグビー応援隊として特設コーナーが設置されており、地元のラグビーチーム「釜石シーウェーブス」をはじめとした、ラグビーにまつわる情報や記念グッズも豊富に取り揃えてあります。また、世界に一つしかないお宝ラグビーボールも展示されていますので、これ目当ての旅も十分な価値があります。

いかがだったでしょうか、舌鼓の宿「宝来館」の旅をお楽しみください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/04 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpで複数旅行会社からまとめて検索!

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ