写真:もんT
地図を見る今回の旅は、日本酒の試飲もできるので、ぜひ公共交通機関を利用して行きましょう。鉄道利用で喜多方駅に着いたら、まずは駅構内の観光案内所へ。無料の観光マップを入手してから町歩きに出発です。
まずは駅から徒歩で約15分の大和川酒蔵北方風土館へ…。
現在ここでは酒造りを行っていないものの、蔵は大切に保存され、日本酒に関する資料館および店舗になっています。
見学は無料。自由見学でコースに沿って急ぎ足で見ていくこともできますが、20分ほど時間をかけて職員の方にガイドしていただくと、日本酒づくりについていろいろと学べます。
江戸、大正、昭和…それぞれの時期に建てられた蔵を順に見ていきます。蔵の中には飯豊山からの伏流水が引き込まれていて、もちろん自由に飲むことができます。このお水が本当においしい…。
見学コースの最後が店舗となっていて、ここで「弥右衛門」をはじめ大和川酒造店のいろいろなお酒を試飲させていただけます。一部有料のものを除いて、これらの利き酒、無料です♪ おいしいお水あってこそのおいしい日本酒ですね。
○大和川酒蔵北方風土館
開館時間: 9:00〜16:30(1/1は休館)
すぐ近くにある清川酒造も酒蔵見学のお勧めスポット。東へ2分ほど歩き、県道21号線を渡るとすぐです。
こちらは商店街の中…という感じで、外観は酒蔵には見えませんが、表に店舗、そして「見学無料」と看板が出ているのでわかります。
女性杜氏の酒造りと17年物の古酒で、注目されています。もちろん試飲もできます♪
○清川酒造
営業時間: 9:00〜17:00
写真:もんT
地図を見る清川酒造から県道に沿って駅方向(南)へ戻っていくと、交差点角にレンガ造りの商店が見えてきます。若喜商店です。表の店舗は昭和6年建築で、今でも現役。
この一部は「昭和館」として、昭和時代の駄菓子屋さんを再現しています。駄菓子類も10円のものからあり!
裏のほうへまわると、さらに古い明治37年建築のレンガ蔵が…。
珍しい柿の木でつくられた座敷蔵など無料で見学でき、喜多方の蔵の歴史を学べます。
この若喜商店、現在でも醤油や味噌を醸造していて、これらはお店にてお土産として購入できます。天然仕込み醤油は味見もさせていただけます。
ちなみに日本酒は醸造していませんが、喜多方の地酒は何種類か販売していて、利き酒もさせていただけます♪
大人も子どもも楽しめて、蔵にちなんだお土産もいろいろとそろう…蔵の町喜多方が凝縮さている観光スポットですね。
写真:もんT
地図を見る若喜商店のある交差点を西へ60メートル、1本目の路地を左(南)へ折れて150メートルほど歩くと、進行方向右手に「酒塾」の暖簾がかかったお店が現れます。
大正8年(1919年)創業の喜多の華酒造です。
酒蔵としては喜多方ではこれでも一番新しいのだとか。
こちらは、実際に日本酒をつくっている現場を見られる蔵です。
杜氏さんが日本酒ができるまでの様子を丁寧に説明してくださり、また質問にも答えてもらえます。本当に勉強になります。確かに「酒塾」…。日本酒通の方はぜひココを訪ねて!
勉強は嫌い…という方も、表の店舗にて「星自慢」「蔵太鼓」などいろいろと利き酒させていただけます♪
○ 喜多の華酒造
営業時間: 9:00〜17:00
喜多方駅まではここから徒歩10分ほど。帰り道は方向を間違えないように気をつけて〜。
今回紹介した蔵以外にも、喜多方市内には数多くの蔵が残っています。
ぶらぶら歩くだけでも蔵の町とその歴史に触れることができますが、できればじっくりと中に入ってみること、お勧めです。蔵の町喜多方の真髄に迫ることができるでしょう。
ぜひ思い思いに蔵めぐりを楽しんでください。
この記事を書いたナビゲーター
もんT
鉄道に乗り、美しい風景を撮り、名所旧跡あるいはおいしいものを尋ね歩く旅をご案内します。特に鉄道+徒歩のスタイルにこだわって、だれもが楽しめる小旅行を提案してまいります。鉄道が好きな人、写真撮影が好きな…
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