写真:赤木 リン
地図を見る駅から少し離れた、のどかな場所にある「元禄まつど村」。日祝日のみの営業です。
アクセスはJR北松戸駅からであればバスに乗車、バス停を下車して徒歩8分。新京成電鉄八柱駅・JR新八柱駅からだと徒歩15分。松戸市立総合医療センターの近くになります。住宅と畑、公園などが並ぶ細い通り沿いにあり、無料駐車場があるので車でのアクセスがおすすめ。
「元禄まつど村」と描かれた看板が目印ですよ!
写真:赤木 リン
地図を見る何とこちらの施設は入場無料!特に受付などもないので戸惑いますが、そのまま入場してOK。すぐに村長が声を掛けてくれるはずです(笑)。
入り口右手の奥に広がるのは、元禄まつど村の名を一躍有名にした“民芸かぼちゃ”たち。
写真:赤木 リン
地図を見る芸能人や「あれ、どこかで見たことが…」というキャラクターなど、様々な民芸かぼちゃが並びますが、これは全部まつど村の村長、中舘さんの手作り!
テレビ番組などで取り上げられることも多いので、作品に見覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
(たまにひょうたんの底やカニの甲羅で作られたものもあります)
写真:赤木 リン
地図を見る街中で首を振っている某洋菓子店のキャラクターに似ていなくもない、ペロッと舌を出したこの少女。実は福田元総理用に作成したかぼちゃを塗りなおしたものなんだとか。
「作ったんだけど、渡す前にやめちゃってさー」とは村長談。
総理大臣の在任が短いと、村長の制作活動にも影響が出てしまうのですね。
写真:赤木 リン
地図を見るさて、かわいい民芸かぼちゃなんですが、どのように制作されているのでしょうか。
元々はこのようなこぶのあるかぼちゃ(おかめかぼちゃ)で、村長自ら育てているものや、新潟の農家から仕入れたものを使用。写真の状態は生のかぼちゃです。
写真:赤木 リン
地図を見るこちらは制作途中のもの。入り口左手に民芸かぼちゃの制作部屋があり、タイミングが合えば作業風景を見られることも。かぼちゃを1年間乾燥させ、アクリル絵の具で顔を描き込みます。(生のかぼちゃに描き込むこともあります)
それぞれのかぼちゃによってこぶの位置などが異なるので、描きたい芸能人やキャラクターを描くのではなく、まずかぼちゃの形状を見て、誰に似ているかを見極めてから制作されるとのこと。自然な状態を活かすのが村長のポリシーです。
写真:赤木 リン
地図を見る2017年、19年ぶりに誕生した日本人横綱の稀勢の里。2017年2月には新作(※取材時)として、早々に民芸かぼちゃに。
これだけ描き込むのには相当時間がかかりそうな気がしますが、何と1時間もかからずに仕上げられてしまうんだとか。さすが、熟練の技ですね。
写真:赤木 リン
地図を見る古民具展示コーナーには、江戸時代から昭和30年代頃にかけての古民具が勢ぞろい。剥製や絵画、村長が趣味で制作する盆景なども展示。天井のかなり高いところにまでディスプレイされているので、1点1点見ているとかなり時間がかかります。
ちなみに展示品の棚や額縁、館内のテーブルや囲炉裏にいたるまで、何と村長の手作り!その器用さには驚きです。
さてこれだけの施設を無料開放する村長の正体は、土木工事などを行う会社の代表取締役。何でも解体工事などを行う際に「いらないから」と譲ってくださる方が多いそうで、これだけ集まったんだとか。
写真:赤木 リン
地図を見る入場無料とはいっても、施設の維持管理は大変なもの。元禄まつど村を気に入られたらぜひ“かぼちゃん”にご寄付を。このかぼちゃん、お金を入れると…それは実際に行って、確かめてください。
かぼちゃんのお隣にある写真は、小渕元総理に民芸かぼちゃを贈呈したときのもの。小渕総理を描いてみたらその仕上がりに“震えが来るほど”満足したそうで、これをきっかけに村長は安倍総理(第一次)までの歴代総理に、似顔絵かぼちゃを贈り続けました。
写真:赤木 リン
地図を見る入り口の右手には売店があり、駄菓子や村長手作りグッズを販売。中でもキバナツノゴマという種を使った“開運鳥”は人気の商品。
写真:赤木 リン
地図を見るそして村長イチオシは、ふくろうのオブジェ。
松戸市の木は梨、松戸市の鳥はふくろう・・・ふくろう+なし。あわせて“(ふ)苦労無し”。苦労が多い方、開運鳥と併せて購入されてはいかがでしょうか。
かわいい民芸かぼちゃや古民具など見どころたくさんの「元禄まつど村」ですが、一番の見どころは村長なのかも?明るくバイタリティいっぱいの元気な村長のお話を聞けば、パワーをいただけること間違いなしですよ。
ちなみに松戸市にはもう1ヶ所、個人の方が運営するミュージアム「昭和の杜博物館」があります。こちらの設立にも村長が大きくかかわっているんだとか…!
関連MEMOに昭和の杜博物館の記事のリンクを貼りましたので、松戸市を観光する際はぜひ併せて訪れてくださいね。
この記事を書いたナビゲーター
赤木 リン
電車好きで魚好きの娘と、夢はでっかく全国の水族館制覇。旅のモットーは「行ってみようやってみよう!」子供と一緒に楽しめるスポットを中心にご紹介していきたいと思います。
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