歩くだけでも観光気分!京都のメジャー観光名所を結ぶ「白川」

歩くだけでも観光気分!京都のメジャー観光名所を結ぶ「白川」

更新日:2017/03/09 14:36

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
「白川」は滋賀県大津市の山麓を水源とし、左京区の鹿ヶ谷を経て岡崎疎水へ合流する北側、そして平安神宮の門前にてさらに分岐し、東山区の祇園を経て鴨川に注ぎ込む南側からなる河川です。途中にはメジャーな観光名所も数多くあり、京都らしい街並みが続いている関係、「白川」沿いを歩くだけでも観光気分を味わうことが可能!川の流れも清らかで、情緒ある風景が広がっています。そんな「白川」の南側エリアを紹介します。

平安神宮の門前から南下してすぐのエリアには桜並木が!

平安神宮の門前から南下してすぐのエリアには桜並木が!

写真:木村 優光

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「白川」は岡崎疎水を境に南北に分かれますが、北側は主に北白川地区の住宅街の中を清らかに流れます。逆に南側は観光名所が豊富なエリアを流れ、京都らしさを感じることができます。今回は観光名所が多数ある南側エリアを紹介します。

「白川」が岡崎疎水と分岐する付近は、京都でもメジャー観光スポットでもある「平安神宮」の南側に位置します。上の写真において、桜の背後に写っている巨大で真っ赤な鳥居が平安神宮の門前で、その真下には岡崎疎水に沿って走る仁王門通りがあります。

平安神宮の門前から南下してすぐのエリアには桜並木が!

写真:木村 優光

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岡崎疎水から分岐した「白川」はすぐさま仁王門通りをくぐり、桜並木の美しいエリアに入ります。このあたりから「白川」に沿って進む道が南へ続いています。川と道との境目には柵などがなく、京都らしさを存分に味わうことができます。

春先は写真のように「白川」に覆いかぶさるような満開の桜が咲き乱れ、日本の美を肌で感じることができます。途中、石橋にて「白川」を渡ることができるポイントもありますので、橋の真ん中までアクセスし、川面に垂れ下がる桜の花と一緒に写真を撮るのも良いですよ。

平安神宮の門前から南下してすぐのエリアには桜並木が!

写真:木村 優光

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なお、この付近の「白川」沿いは、映画やドラマなどにもよく登場するスポットです。したがって実際に訪問してみると、「あのドラマに出ていた場所だ!」なんて喜んだりするのも旅の醍醐味!そして、写真を撮る方はいろいろな構図を取ることができるので、自分の好きな構図を見つけてみるのも良いでしょう。

柳の木が川沿いに植えられた三条から四条までのエリア!

柳の木が川沿いに植えられた三条から四条までのエリア!

写真:木村 優光

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「白川」を岡崎疎水からアクセスし三条通りを超えると、川沿いに柳の木がたくさん植えられたエリアになります。写真のように風情ある柳の木が植えられた区間は、知恩院の門前付近まで続いています。この周辺も京都らしさを感じることができる貴重なスポット!

柳の木が川沿いに植えられた三条から四条までのエリア!

写真:木村 優光

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「白川」の両岸は車一台が通ることができる、互い違いの一方通行の道路となっていますが、必要以上に柵などの人工物があまりないため、どこか時代劇のワンシーンにタイムスリップしたかのような錯覚に!両岸の道路を結ぶ石橋も敷設されていて、つい渡ってみたくなりますよね?

なお、雨上がりなどの石橋は滑りやすくなっていますので、十分に注意しましょう。また道路と川との境目には柵がありませんので、周りの景色に見とれて転落しないようにしましょう。

柳の木が川沿いに植えられた三条から四条までのエリア!

写真:木村 優光

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このあたりの「白川」は、北から南西に向けて流れるため、夕刻時に川下を見ると綺麗な夕焼け空を見ることができることも!周辺は花街としてメジャーな祇園に比べると、料亭等は多くはありませんが、こんな時間帯に「白川」沿いを舞妓さんや芸子さんが歩いていたら、絵になります。

「白川」と並行するかのようなアーケード「古川町商店街」

「白川」と並行するかのようなアーケード「古川町商店街」

写真:木村 優光

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「白川」の西側に昭和レトロな雰囲気のアーケード商店街があります。その名も「古川町商店街」!上で紹介した柳の木が植えられたエリアのすぐ真横に位置しますが、京都といえども昭和レトロな雰囲気の残るアーケード商店街のため、非常に貴重!観光名所への訪問の合間に歩いてみると良いでしょう。

なお、商店街の中にはゲストハウスなどもあるため、三条界隈の観光の際には非常に便利な立地となっています。また味のある居酒屋などもあり、一杯飲んでほろ酔い気分になるのも良いでしょう。

「白川」と並行するかのようなアーケード「古川町商店街」

写真:木村 優光

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この「古川町商店街」はアーケード商店街ですので、通路には屋根がついていることから、雨天時でも傘をさす必要はありません。商店街の照明もやや薄暗く、下町のような雰囲気ですので、周囲の観光名所とはイメージがかなり異なります。

やがて「祇園白川」の手前まで流れてくると・・・

やがて「祇園白川」の手前まで流れてくると・・・

写真:木村 優光

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「白川」は鴨川に注ぐ手前で、京都の花街である祇園を横切ります。いくつものドラマや映画に出たことで有名となった「祇園白川」も横切り、その中には「白川」を跨ぐ「巽橋」(写真)もあります。

このあたりは京都市内でも屈指の観光名所で、昼夜問わず観光客で溢れ返っています。料亭も非常に多いため、時には舞妓さんや芸子さんの姿を見かけることも!桜並木も多いことから、春先は満開の桜で「春の京都」を連想させるエリアです。

やがて「祇園白川」の手前まで流れてくると・・・

写真:木村 優光

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上で紹介した「祇園白川」から「白川」を上流に少しさかのぼると、祇園という地名ながら若干穴場エリアもあります。「祇園白川」よりは地味ですが、それでも春には桜の木が満開になり、見応えある風景となります。

「白川」の周辺は観光名所の目白押し!

「白川」の南側は京都のメジャー観光スポットである「平安神宮」からはじまり、「知恩院」、「三条の街並み」、「祇園白川」などを結ぶため、観光名所をうまいこと周ることができます。また寺院や神社といったスポットに限らず、「白川」沿いを散策するだけでも京都の雰囲気を十分に味わうことが可能!

「白川」沿いの観光をどこから始めるかにもよりますが、最寄駅は地下鉄東西線の東山三条駅や京阪本線の祇園四条駅などになります。京都駅からも路線バスの本数が多いエリアですので、交通の便は良いです。

なお、「白川」周辺の例年の桜の見頃ですが、3月下旬から4月上旬となります。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/29−2017/01/09 訪問

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