写真:野水 綾乃
地図を見る東照温泉 旅籠福田屋があるのは、栃木県の旧今市市(現日光市)。日光東照宮などがある日光エリアからも、鬼怒川温泉エリアからもアクセスしやすい立地にあります。
旅籠としての歴史は古く、創業は約300年前の江戸時代初期とのこと。奥州から日光東照宮へ参詣するための主要道路だった日光北街道(現在の国道461号)沿いにあり、「大渡宿」という宿場が置かれたところでした。その当時は近くを流れる鬼怒川に橋がなく、川を往来する旅人の疲れを癒す旅籠としてにぎわいを見せたそう。
現在も素泊まりのみですが、宿泊は可能です。さらに平成8年に温泉が湧出してからは日帰り温泉としても人気の施設になっています。
写真:野水 綾乃
地図を見る東照温泉に来たらぜひ食事処に立ち寄ってください。そこで多くの人が注文しているのがこの「とりの唐揚げ」。
まず驚くのがこのボリューム。こぶしほどの大きさの唐揚げが5つものっています。これで一人前550円。プラス300円で定食にもなります。
皮はカリッと食感よく、身はジュワッとジューシー。もも肉を前日からタレに漬け込んでいるそうで、身にしっかりと味がなじんでいます。女性はふたりでシェアしてちょうどよい量かも。食べきれなければ持ち帰ることもできます。
ビールのつまみに最高なので、ぜひ美味しい生ビールと一緒に、湯上がりに味わってみてください。
写真:野水 綾乃
地図を見る柔らかくトロトロになるまで煮込まれた、牛スジ煮込みの定食650円もおすすめです。かつてこの場所で経営されていたドライブインで人気だったメニューだそうで、40年ほど前から変わらないレシピ。牛スジのダシと旨みを吸いまくった、シミシミの大根の味わいもたまりません。
写真:野水 綾乃
地図を見る温泉は、男女とも内湯と大露天風呂からなります。
特に露天風呂は20人ぐらい同時に入っても余裕がありそうなほど広く、ゆったりと足を伸ばして浸かれます。
泉質はアルカリ性単純温泉。無色透明のクセのないお湯ですが、ほのかに硫黄の香りがします。山あいに行かずとも、硫黄臭漂う上質な温泉に出合えるので、地元客にも愛されています。
温泉はかけ流しで、少し熱めの湯がじゃんじゃん湯船に投入されているので、鮮度の良さを感じられます。湯の流れによって湯温が多少異なるので、入りやすい温度の場所を選んでつかることができます。
毎年12月の冬至の日には、来年の西暦の数だけ県産のゆずを大露天風呂に浮かべる「日本一のゆず風呂」が楽しめます。冬の風物詩として毎年話題になっています。
いかがでしたでしょうか。
東照温泉では素泊まりでの宿泊も2名1室から可能ですので、ぜひ利用してみてください。宿泊料は平日5150円、休前日6150円とリーズナブル。朝ごはんは時間外ですが、夕食は温泉施設の食事処が利用できますので、ご紹介した唐揚げや牛スジの煮込み定食など好きなものを注文して食べることができます。
鬼怒川温泉までは車で15分、日光までは車で25分ほど。日光エリアの観光の拠点にするのも便利ですし、観光帰りにひとっ風呂もおすすめですよ。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -