写真:三谷 めぐみ
地図を見る1911年にハイラム・ビンガムによって世界に伝えられるまで、およそ400年もの間アンデス山脈の中に潜んでいた空中都市マチュピチュ。標高2400mに忽然と存在する13平方kmの遺跡にはインカ帝国の歴史を垣間見ることができます。
「マチュピチュ」と聞いて最初に頭に浮かぶのは、このような景色ではないでしょうか?ここはマチュピチュの中でも人気の絶景スポットのひとつ「見張り小屋」の近くで、混雑時は写真を撮る人で行列ができるほど。ここからの景色も壮大ですが、特別な場所から望むマチュピチュ遺跡を目にしたら、あなたの中のマチュピチュのイメージが変わるかもしれません。
写真:三谷 めぐみ
地図を見る毎年、世界各地から90万人が訪れるマチュピチュ。乾季である5月から9月は1ヶ月以上前からチケットを予約しておかないと完売して入場できないこともあるほど人気の世界遺産です。遺跡を管理する都合上1日2500人しか入れないマチュピチュの中でたった400人しか入れない場所、それがワイナピチュです。「6人に1人しか入れない」となるとチケットの入手が大変そうに聞こえますが、マチュピチュの入場チケット予約と同時に行えますので「マチュピチュに行こう!」と思い立った時点で予約してしまえばOKです。
写真:三谷 めぐみ
地図を見るマチュピチュ遺跡に入って、正面にある高い山がワイナピチュです。「若い峰」という意味を持つ標高2700mのワイナピチュは、アンデス山脈の中でも堂々と聳え立ち存在感があります。
マチュピチュ遺跡の標高が2400mなのでワイナピチュとの標高差はおよそ300m。頂上までは1時間弱で行けます。登山道は舗装されているので特別な登山装備も必要なく普通のスニーカーでOKですが、急な階段や鉄の鎖を掴んで登るようなところもあるので、滑り止め付きの軍手があると良いかもしれません。
写真:三谷 めぐみ
地図を見る体力的にキツイと感じたら、休憩を取りながらゆっくり登りましょう。運が良ければハミングバードに出会えるかもしれません!
写真:三谷 めぐみ
地図を見る頂上から眺めるマチュピチュ遺跡がこちらです!ワイナピチュからだととても小さく見えます。靄がかった流れる雲の合間から覗くマチュピチュはとても神秘的で、マチュピチュが太陽に照らされる瞬間は言葉を失うほど美しいです。
頂上での時間を楽しんだら下山しましょう。マチュピチュ遺跡までは40分ほどで下山できますが、体力と時間に余裕のある人は「月の神殿」に立ち寄ると良いでしょう。マチュピチュにある「太陽の神殿」に対するワイナピチュの月の神殿は山頂から40分ほど、月の神殿からマチュピチュ遺跡までは1時間半ほどです。月の神殿に向かう途中に急な下りの階段があり足元が滑りやすいので、雨が降っている時は避けた方が良いと思います。
写真:三谷 めぐみ
地図を見るワイナピチュへの入山は朝7時〜8時と10時〜11時の1日2回です。チケットを予約する際に時間を決める必要がありますが、7時の回がオススメです。理由は4つあります。
まず、早朝のマチュピチュはとても静かで幻想的です。ワイナピチュに登る前に静かなマチュピチュ内を歩くことができます。次に、太陽の影響を受けにくく快適に登山が出来るからです。10時の回だと登山開始する頃には太陽がすでに高い位置にあるので暑さで体力を消耗しやすいのです。3つ目の理由は、登山道の一部で登山者と下山者ですれ違うところがあるのですが、道が狭く譲り合って進むため10時の回だと余計に時間がかかってしまいます。そして最後の理由は、7時の回だと10時頃にはマチュピチュに戻って来られるので、その後ゆっくり遺跡を回ることができるからです。
マチュピチュはクスコよりも標高が低いので、高山病の心配もなく身体も楽に感じるかもしれませんが、睡眠不足の状態で登山をすると危険です。ワイナピチュでは過去に滑落事故も起きています。アグアスカリエンテの街には夜遅くまで空いているレストランやバーもありますが、ワイナピチュ登山の前日は早めに寝て翌日に備えましょう!
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(2023/12/10更新)
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