よく冷えてます!厳寒を楽しむ冬の韓国・全州の街歩き

よく冷えてます!厳寒を楽しむ冬の韓国・全州の街歩き

更新日:2018/02/04 22:06

飛騨屋 勘左衛門のプロフィール写真 飛騨屋 勘左衛門 時空写真家(特に国内外における定点写真、近現代の遺構、鉄道、動植物等)
ソウルから南へ高速バスで3時間ほどの地に、全羅北道の道庁所在地で李朝発祥地でもある古都全州があります。全州川に沿う市街には寒碧堂・南門(豊南門)・南部市場等の「観光スポット」が点在しています。
今回紹介するのは観光客が少ない厳冬期の全州。川や路面は勿論、路店の魚介類までが凍結する厳しい寒さを体験でき、地元の人々の生(き)の姿に触れることができます。さあ、しっかりと防寒具に身を固めて出掛けましょう。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)

全州めぐりのスタートは「豊南門」から

全州めぐりのスタートは「豊南門」から

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

全州にはソウルの南大門(ナンデムン)を思わせる立派な「南門」があります。かつては旧市街の東西南北計四か所に門がありましたが、現在はこの南門のみが保存されています。
南門は1786年の竣工で、豊臣秀吉の朝鮮征伐時に破壊されたと伝えられています。全州を訪れたら冬に限らず、まずはここから市内観光を始めるのがお勧めです。写真は南側で「豊南門(プンナンムン)」と記された扁額が掲げられています。

全州めぐりのスタートは「豊南門」から

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

こちらは南門の北側で、見学するにはこちらから入ります。ここには「湖南第一城」という扁額が掲げられています。
門の内部は自由に見学できます。見学料は無料ですのでぜひ扁額も確認してみましょう。
南門は市街で最もよく目立つ建物ですので、街中で道に迷った時の格好の目印ともなります。

<全州南門(豊南門)の基本情報>
住所:全州市完山区銭洞2街 83-4
見学時間:随時
休館日:なし

碧玉寒流の楼台「寒碧堂」

碧玉寒流の楼台「寒碧堂」

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

寒碧堂(ハンビョクタン)は全州市街東南端を流れる全州川が絶壁によって流路を曲げるところで、その絶壁上に建てられた楼台です。
南門から南へ400mほど歩いてゆくと全州川に到達します。川を渡らずに左折し右に川面を、左に古い家屋が並ぶ街並みを眺めながらまっすぐに1kmほど行くと、アーチ形の隧道がみえてきます。これは川岸に迫る絶壁を貫通するもので、かつては鉄道用に利用されていたものです。

現在はレールが撤去され一般用の道路として使用されています。この隧道上に寒碧堂が建っています。隧道を潜り、後ろを振り返ると川岸に沿う細い小道が楼台に向って伸びていますので、足元に気を付けて数m行けば無事楼台に到着します。眼下に部分的に凍結した全州川と周辺の市街地を一望することができます。
写真は崖上にある寒碧堂を西側から見上げたもの。

碧玉寒流の楼台「寒碧堂」

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

隧道を潜り、振り返ると左に凍結した全州川とそこに迫る崖をみることができます。寒碧堂へは隧道口左から小道が通じています。
写真のように、このあたりでは防寒具に身を固めて散歩を楽しむ地元の方々と出会うことができます。前述のとおり、この隧道はかつては鉄道用として利用されていました。

碧玉寒流の楼台「寒碧堂」

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

寒碧堂付近から全州川を見下ろすと、ところどころで川面が凍結しているのがわかります。それでも凍結しない流心部にはカイツムリやカルガモといった水鳥が泳いでいます。

<寒碧堂の基本情報>
見学時間:随時
休館日:なし

歩くだけでも楽しい「南部市場」

歩くだけでも楽しい「南部市場」

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

南部市場は南門の西側一帯に広がる市内最大のマーケットで、内部にはアーケードが張り巡らされていて、おかげで厳冬期でも寒風に晒されることなくショッピングを楽しむことができます。

写真は全州川を隔てた南部の丘陵から市場(青い屋根)を俯瞰したもので、中央右に南門の姿を認めることができます。また全州川河川敷が駐車場として利用されていることがわかります。

歩くだけでも楽しい「南部市場」

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

川沿いの店舗にはアーケードがなく、生鮮食品や豆類、穀類、乾物などの店が連なっています。写真左に全州川が流れ、河川敷が駐車場に利用されています。

歩くだけでも楽しい「南部市場」

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

アーケード内に入ってゆくと、外の厳しい寒さが幾分和らぎ、ゆっくりとショッピングを楽しむことができます。衣料品店は季節柄防寒用品が主ですが、食料品や市場に付き物の簡易食堂も営業していますので、ビビンバやコンナムルクッパで心身ともに温まるのも冬ならではの楽しみですね。

<南部市場の基本情報>
住所:全州市完山区殿洞295
電話:+82-063-284-1344(全州南部市場商工会)
営業時間:9時〜20時(夜市開催時は24時まで)
休業日:なし(店舗により異なる)
アクセス:全州バスターミナルからタクシーで約8分

魚や野菜も天然凍結!河川敷の露店を冷やかそう

魚や野菜も天然凍結!河川敷の露店を冷やかそう

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

南部市場沿いの全州川を隔てた向かい側の河川敷には、多くの露店があり多くの人々により、厳冬にもめげずに活発な売り買いが行われています。野菜や魚介類等が中心で、とりわけ魚介類は季節柄天然の冷凍庫のように凍った状態で陳列されています。

魚や野菜も天然凍結!河川敷の露店を冷やかそう

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

左がシタビラメで中央がタチウオ。みなカチンカチンに凍っています。魚独特の生臭さもほとんど気になりません。
くどいようですが、しっかりと防寒具で身を固めて行きましょう。

魚や野菜も天然凍結!河川敷の露店を冷やかそう

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

こちらは野菜売りの様子。韓国の食卓には欠かせない唐辛子も山盛りに置かれています。

日本統治時代の旧多佳神社から市街を俯瞰

日本統治時代の旧多佳神社から市街を俯瞰

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

最後は南部市場から全州川を500mほど下流へ移動して、多佳公園へ行ってみましょう。
写真は全州川に架かる「多佳橋」を右岸から上流側に向って撮影したものです。日本統治時代は橋右端に鳥居が在って、背後の小高い丘が「多佳神社」となっていました。その跡が現在の多佳公園になっています。橋を渡り、公園を訪れてみましょう。

日本統治時代の旧多佳神社から市街を俯瞰

写真:飛騨屋 勘左衛門

地図を見る

公園からは全州川の右岸に広がる市街を一望できます。樹木が見晴らしを邪魔していますが、冬はみな葉を落としているので、写真のように市街を俯瞰することができますので、この季節にはぜひ訪問することをお勧めします。

冬は韓国観光の「穴場」

冬の韓国、特に全州市のような内陸地はとりわけ寒さが厳しく、観光地といえども観光客の姿は非常に少ないのが特徴です。それだけに他の季節とは違い地域の普段の生活に触れる貴重な機会といえます。航空運賃も格安となり、宿泊施設もまず問題なく確保できますから、防寒の備えさえ整えれば十分楽しむことができます。

交通手段としては鉄道と高速バスがあり、どちらを選ぶかは皆様の好みにお任せします。どちらでも構わないという方には、廉価で頻発する高速バスをお勧めします。ただ、仁川空港からのバスはかなり時間がかかりますので、必ずソウル駅に隣接するセントラルシティーバスターミナルから発車する便を利用するようにしましょう(12800W、所要2時間40分、5時30分〜24時まで計113便)。

路線バスを利用する際に持っていて便利なのが小型のメモ帳と筆記用具。韓国のバス停には、ハングル文字の表記とバスの系統番号しか記されていません。そこで宿泊場所最寄りのバス停の名称と系統番号を書き写しておくと、市内から宿舎へ帰るときに助かります。もちろんスマホやデジカメで撮影してしまうのも便利ですが、メモ書きに「電池切れ」はありませんから、いざというときは結構頼りになります。一度お試しください。

2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/11 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

ナビゲーターアワード2020 ナビゲーターアワード2020

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -