写真:安藤 美紀
地図を見る標高1800mに位置する群馬県の万座温泉は、日本一の高地温泉でもあり、源泉の硫黄濃度も日本一!万座温泉には、大小含み9つの温泉宿がありますが、万座温泉の湯畑を眺めながら入る事ができる露天風呂があるのは「万座温泉 日新舘」だけなんです。
日新舘の展望露天風呂の名前は“極楽湯”。目の前に広がるのは、万座山と熊四郎山!泉質も最高、しかも標高1,800mにある露天風呂だけに、一度入浴すれば「極楽、極楽・・・」な気持ちになれることから、その名が付けられました。しばらく体を湯につけていると、普段張り詰めた“心と体”が自然にほぐれていくのを、感じていただけるでしょう。
泉質は、酸性・含硫黄ーマグネシウム・ナトリウム。この泉質には、慢性皮膚病の改善や血行と代謝を整える効果があります。特に硫黄は、美人の湯と言われる泉質の一つ。あまり知られていませんが、硫黄には、メラニンを分解する働きもあるんですよ。メラニンは、シミのもとになるコワーイ色素。このメラニンを分解してくれるということは、美白美人の湯とも言えるんです。しかも、万座温泉は硫黄含有量が日本一。美人要素がたっぷり!つまった温泉なのです。
写真:安藤 美紀
地図を見る本館から約70m程離れたところに、万座温泉・日新舘 自慢の露天風呂「極楽湯」があります。扉を開けると、野性味溢れた小屋の中は、寒い冬でも暖房がしっかり効いていて温か。
鍵付きのロッカーは、嬉しい事に無料。ここで、一旦アクセサリーは外しておきましょう。万座温泉は酸性硫黄泉なので、金属製品(特にシルバー製)はすぐに黒く変色してしまいます。身につけてる方は、気をつけてくださいね。
写真:安藤 美紀
地図を見る万座温泉の源泉温度は66.5℃。源泉温度を下げるため、万座の湧き水だけで加水しています。お湯の色は、少し青みかかった乳白色。硫黄泉の中でも、ガス性の硫黄成分が多くなると、乳白色になるんですよ。乳白色の温泉は、糖尿病・高血圧症などに治療の効果が期待出来るとされることから「メタボの湯」とも呼ばれています。最近、お腹まわりが出てきちゃった・・・、そんな方にもおすすめの湯です。
今回、美肌ハンターの筆者が一番注目したポイントは“メタケイ酸”の量。メタケイ酸は、お肌の角質膜を作ってくれる“美肌サポート”の効果があります。目安は100mg以上あるかどうか。万座温泉のメタケイ酸は258.6mg!かなり高い数値と言えます。
さらに、水中をよく見ていると浮いているのは、白い湯の花。(湯の花は、温泉成分が結晶化したものです。)これは、目に見える“温泉”の証です。
硫黄は、水の浸透力の10倍とも言われている“強い温泉”。普段温泉に慣れていないと、湯当たりを起こすこともあります。長湯せず、休憩を多くとり、温泉の力を感じてくださいね。
写真:安藤 美紀
地図を見る極楽湯から見えるのは、万座温泉 日新舘の湯畑。ここから源泉を引いている、というのがはっきり確認出来ます。かつてこの隣には、万座温泉最古の湯治専用棟がありました。残念ながら、2007年に取り壊されましたが、現在でも湯治目的で「万座温泉・日新舘」に長期滞在する人がたくさん訪れています。
写真:安藤 美紀
地図を見る万座温泉・日新舘の玄関からフロントへ行く通路に、万座の名水“逢古の水”が無料で飲めるスペースがあります。このお水は、群馬県の百名山、ブナの天然林が広がる御飯岳の明神沢からひいてたお水なんです。綺麗な水でないと生きられない“サンショウウオ”が生息していた清流だというから、驚きです。この純度の高いお水は、入浴前に飲むのがおすすめ。入浴前の水分補給は、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
万座温泉・日新舘の本館にある「大浴場 長寿の湯」には、万座に湧く2つの源泉(苦湯・姥湯)が堪能出来る、広い内湯があります。内湯には、笹の香りがする笹湯や、屋根付き露天風呂もありますので、色々なお風呂に入って楽しめますよ。※日帰り入浴の方は「極楽湯」と「長寿の湯」どちらも入浴可能です。宿泊する方は、東京(新宿)〜万座温泉間を毎日運行する“直行バスが付き宿泊プラン”がお得で便利です。
万座温泉は、ウインタースポーツが出来る温泉地としても有名です。スキーやスノーボードが好きな方は、温泉と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
※冬季は、国道292号線と牧−干俣線が雪のため通行止になります。マイカーで行かれる方は、期間中“万座ハイウェー”をご利用ください。(雪のためチェーンも必要です)
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(2023/12/5更新)
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