全スポット制覇を目指そう!京都『有頂天家族』聖地巡礼

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全スポット制覇を目指そう!京都『有頂天家族』聖地巡礼

全スポット制覇を目指そう!京都『有頂天家族』聖地巡礼

更新日:2017/03/01 13:20

金長 たぬ子のプロフィール写真 金長 たぬ子 調理師、京都検定3級

『有頂天家族』は森見登美彦の小説をアニメ化した作品で、人間に化けた狸や天狗が、京都市内の様々な名所を舞台に活躍します。美しい京都の風景描写が注目されており、一度見ると絶対京都を訪れたくなりますよ!そしてなんとこの作品、京都市によって「京都特別親善大使」に任命されました!そんな『有頂天家族』の聖地を巡ってみませんか?誰かに化けた変化狸「矢三郎」や「矢四郎」に出会えるかも?!

天狗と人間、そして狸が跋扈する京都の街にいらっしゃ〜い!

天狗と人間、そして狸が跋扈する京都の街にいらっしゃ〜い!

写真:金長 たぬ子

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オープニングは、京都の玄関口「JR京都駅」から。狸の名門・下鴨家の三男「矢三郎」は今日も京都を駆け巡ります。

現在の京都駅ビルは京都駅舎としては4代目、「京都は歴史への門である」という設計主旨から、平安京の特徴である碁盤の目を取り入れ、ガラスを多用し空を映し出すモダンな外観です。JRについては在来線特急の発着種類が日本一多い駅で、世界中からの観光客で毎日賑わっています。

天狗と人間、そして狸が跋扈する京都の街にいらっしゃ〜い!

写真:金長 たぬ子

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京都駅烏丸中央口前に大きくそびえ立っている「京都タワー」は、高さ131m、京都市内で最も高い建造物です。京都のシンボルとも言えるこの「京都タワー」は、京都の表玄関に相応しい、白い円筒状の優雅なデザインが採用されました。

1964年完成のこのタワーの姿は、市内町屋の瓦葺きを波に見立て、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたものです。

天狗と人間、そして狸が跋扈する京都の街にいらっしゃ〜い!

写真:金長 たぬ子

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主人公「矢三郎」が毎日毛玉姿(狸の姿)で走り抜ける、下鴨神社近くの「出町橋(でまちばし)」。

出町橋は「鯖街道」の起点です。若狭の国と京都を結ぶ「鯖街道」はその昔、鯖を中心とした魚介類を京都へ運んだ街道の総称です。ここから北は「鴨川」の文字が「加茂川」に変わります。

主人公「矢三郎」とその家族が暮らす「糺の森」のある「下鴨神社」は世界遺産!

主人公「矢三郎」とその家族が暮らす「糺の森」のある「下鴨神社」は世界遺産!

写真:金長 たぬ子

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阿保らしくも美しい、主人公家族「下鴨家」の家族愛を描いた『有頂天家族』。狸の4兄弟(次男は訳ありで今は六道珍皇寺の井戸の中ですが‥)とその母が暮らすのが、世界遺産「下鴨神社」の「糺の森(ただすのもり)」です。

下鴨神社は正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、加茂川と高野川に囲まれた三角地帯「鴨川デルタ」にあります。境内には御手洗川、みたらし池があり、「みたらし団子」はみたらし池に湧き出す水の泡をかたどって作られたということです。

主人公「矢三郎」とその家族が暮らす「糺の森」のある「下鴨神社」は世界遺産!

写真:金長 たぬ子

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下鴨家の家族が暮らす「糺の森」の入り口です。

糺の森は下鴨神社の境内に広がる原生林で、東京ドームの約3倍の広さ。国の史跡に指定され、大切に保存されています。かつて平安京の時代には現在のおよそ40倍もの広さがあったというから驚きですね。『源氏物語』や『枕草子』にも登場し、今もなお当時の植物相をおおむね留めています。

中に入ると、一般的な神社の森のような神秘的な暗い感じはなく、明るく開放的な雰囲気で、人々の憩いの場になっています。散策にぴったりなので、森の中に数か所ある聖地を探して歩いてみてくださいね。

主人公「矢三郎」とその家族が暮らす「糺の森」のある「下鴨神社」は世界遺産!

写真:金長 たぬ子

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やる気のない次男「矢二郎」を、母が川に投げ込んだ石橋。

カエルに化けた次男「矢二郎」が暮らす井戸は冥界への入り口!

カエルに化けた次男「矢二郎」が暮らす井戸は冥界への入り口!

写真:金長 たぬ子

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父親の死は自分に責任がある‥‥とカエルに化けて井戸の中に引きこもった次男「矢二郎」。

実はこの井戸、平安初期に昼は宮廷官人、夜は地獄に行って閻魔大王に仕えていたと言われる「小野篁(おののたかむら)」が冥土への入り口として使っていた、と言われています。

カエルに化けた次男「矢二郎」が暮らす井戸は冥界への入り口!

写真:金長 たぬ子

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矢二郎の住む「冥土通いの井戸」があるのが「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」です。

東山区にある臨済宗のお寺ですが、平安時代には現生とあの世の境目が「六道の辻(ろくどうのつじ)」と呼ばれ、この近辺とされていました。当時から8月7〜10日には「六道詣り」が盛んに行われたということで、京都では「六道さん」と呼ばれて信仰を集めています。また、平成23年には冥土からの帰路に使ったと伝わる「黄泉がえりの井戸」も発見されました。

メイン舞台「出町」は京都の暮らしが見える生き生きした町!

メイン舞台「出町」は京都の暮らしが見える生き生きした町!

写真:金長 たぬ子

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今はもう落ちぶれ果てたが、かつては京都中にその名をとどろかせた大天狗、赤玉先生が暮らすのが、ここ「枡形商店街」の外れ。

地域住民と学生たちの生活を支えるのが、「出町枡形商店街」です。安くて美味しい庶民的なお店が揃っていて、京都の人々の暮らしがみえてきます。行列ができる有名な「豆大福」のお店「出町ふたば」もこのすぐ近くです。矢三郎も赤玉先生のところに行くとき、お土産に持っていきました。甘い餡子としょっぱい豆が絶妙!是非おためしくださいね。

メイン舞台「出町」は京都の暮らしが見える生き生きした町!

写真:金長 たぬ子

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「鴨川デルタ」は「高野川(たかのがわ)」と「加茂川(かもがわ)」が交わって三角州を形成している場所です。そして、ここが京都市の中心を流れる「鴨川(かもがわ)」の起点なのです。同じ読みなのに漢字が変わる‥‥ちょっと面白いですよね。

ここ「鴨川デルタ」、週末には市民の憩いの場として賑わいます。そして亀の形の石が面白いこの「飛び石」、思わず渡ってみたくなる!そんな魅力があります。

矢三郎も物思いに耽るとき、ここを訪れます。姿を見たことがない許嫁「海星(かいせい)」とここで話し合うことも‥‥。

メイン舞台「出町」は京都の暮らしが見える生き生きした町!

写真:金長 たぬ子

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タカラヅカに憧れる下鴨家の母が、「黒服の王子」に扮して現れるビリヤード場が、ここ「ボンボンカフェ」。二階に上がる階段など、アニメそのままです!

「六角堂」の「へそ石」は狸?!

「六角堂」の「へそ石」は狸?!

写真:金長 たぬ子

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六角通(ろっかくどおり)にある紫雲山頂法寺(しうんざんちょうほうじ)」通称「六角堂」。

その境内には「へそ石」と呼ばれる六角形の石がありますが、なんとその石、狸が化けているとか!矢三郎が松葉でいぶしたお陰で化けの皮が剝がれてしまったへそ石様ですが‥‥。

京都の中心と言われている「六角堂」の「へそ石」ですが、もともとは六角堂の礎石でした。平安京を作る時に、六角堂がちょうど街路にかかってしまい、桓武天皇が困っていると、六角堂がひとりでに北へ約15m動いたという伝説があります。へそ石が狸だとすると、この話もわかるかも‥‥。

「六角堂」の「へそ石」は狸?!

写真:金長 たぬ子

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下鴨家の父「総一郎」亡き後、ぽっかりと空いた狸界の頭領の座を巡って争う長男「矢一郎」と宿敵「夷川(えびすがわ)」。その選挙の舞台となるのが、ここ「六角堂」です。

聖徳太子が建てたとされる由緒正しいお寺「六角堂」は、生け花発祥の地でもあり、池坊(池坊)家が代々住職を務めています。本堂がきれいな六角形をしていることから六角堂と呼ばれています。隣のビルにはガラス張りのエレベーターがあり、そこから見ると屋根の六角形がきれいに見えますよ!

「六角堂」の「へそ石」は狸?!

写真:金長 たぬ子

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ここは日本一小さい発電所と言われている「夷川発電所」。この発電所は大正3年に建設され、レトロだけど今も現役で働いています。

このすぐ近くに下鴨家のライバル「夷川家」の営む「偽電気ブラン工場」があります。そして四男「矢四郎」は修行のため、この工場で毎日働いているのです‥‥。

面白きことは良きことなり!楽しく京都を巡りましょ!

2017年春に始まる『有頂天家族2』が楽しみな『有頂天家族』に、今京都は盛り上がっています。今回は京都市内中心に聖地を紹介しましたが、まだまだ面白いところがいっぱいです。下鴨総一郎が残した言葉「面白きことは良きことなり!」に従い、聖地巡礼を思いっきり楽しんでください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/12−2017/02/26 訪問

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