写真:猫乃 みいこ
地図を見る秋田の男鹿半島に伝わる家族の無病息災を願うなまはげの行事。真山地区には、なまはげに会える「なまはげ館・男鹿真山伝承館」があります。
そこでは伝統のなまはげ体験講座が受講できる他、なまはげの衣装を着てなまはげになりきる体験コーナーもありますよ。
男鹿真山伝承館では、30分に1回ごとになまはげの体験講座があります。
まずは、家主役のかたから、なまはげの説明がありました。
囲炉裏のそばに長い時間いると膝にできる「ナモミ」と呼ばれる火型を剥ぎ、怠惰をいさめるのがなまはげだそうで、毎年大晦日の夜に男鹿半島の各家を地区の伝統の残った形で訪れるそうです。
家には先立さんという人がきて、なまはげが入ってもいいか聞いてきます。その年に亡くなったかたがいたり、赤ちゃんが産まれた家には入らないそう。
OKがでたら、大きな音を立てウォーという恐ろしい声と共になまはげ登場です。大きな音や声は悪霊を追い払うそうです。
真山地区のなまはげは、家に入ってすぐに7回シコをふみ、なまけものはいないか〜と家の中をまわって出されたお膳の前で5回シコをふみ、座ります。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る家主さんから勧められてお酒を飲むなまはげさんは、なまはげ台帳なるものを持っています。
そこにはこの家の家族がなまけていないか書いてあるらしく、しばし家主さんとなまはげさんとの問答が続きます。
子ども達は勉強してっか?とか、嫁は毎晩カラオケ行ってるらしいな〜とか。そのたび家主さんは家族をかばい、なまはげさんをなだめます。
なまはげさんは納得して、お膳を離れるとき3回シコをふみ家の中を歩き回り、観客の中の怖がるお子さんたちとも握手。友好的ななまはげさんです。
家主さんはなまはげさんにお餅を渡して帰ってもらいます。
なまはげさんは「来年もまた来るぞ!」と言ってまた大きな音を出しながら帰ります。
7・5・3と踏むシコは、家族の無病息災を願っているそうです。地域に伝わるしきたりって深いですね。
男鹿真山伝承館の開講時間は、4月〜12月は毎日
9:00・9:30・10:00・10:30・11:00・11:30
13:30・14:00・14:30・15:00・15:30・16:00・16:30
料金はなまはげ館との共通で800円。
1月〜3月は土日祝日のみの開講で、なまはげ館との共通で1000円です。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る男鹿真山伝承館のお隣にある「なまはげ館」ではなまはげ体験コーナーがあります。
なまはげになりきって、ウォーとポーズを取るのも楽しいですよ。
他にもなまはげの映画が15分くらいと、展示館では60地区ごとに少しずつ違うなまはげが勢揃い。
所要時間の目安は、なまはげ館・伝承館とも約30分ほどです。
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(2023/11/29更新)
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