メキシコ・マヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」当時の人びとの息吹が生々しい

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メキシコ・マヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」当時の人びとの息吹が生々しい

メキシコ・マヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」当時の人びとの息吹が生々しい

更新日:2017/02/21 12:59

中川 康雄のプロフィール写真 中川 康雄 ご当地グルメ探検家

みなさん、マヤ文明って好きですか?ここでは、メキシコ・カンクンから日帰りで行ける、もっとも有名なマヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」をご紹介しますよ。このユカタン半島観光のハイライトのひとつに数えられるこの遺跡は、森のなかに突然現れる、マヤ文明らしい、まさに神秘の遺跡。人類の悠久の歴史も感じさせてくれる必見の観光スポットなんです。

マヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」とは?

マヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」とは?

写真:中川 康雄

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神秘のイメージが強いマヤ文明。そして、メキシコのユカタン半島でもっとも有名なマヤの遺跡といえるのが、この「チェチェン・イツァ」。1988年には、世界遺産にも指定されています。

最高神が祀られた荘厳な神殿「カスティーヨ」!

最高神が祀られた荘厳な神殿「カスティーヨ」!

写真:中川 康雄

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遺跡の敷地内に入ってまず眼にするのが、この「カスティーヨ」。とても有名なマヤの建造物なので、どこかで写真や動画などでみたことのある人もいるのではないでしょうか。マヤの最高神「ククルカン」(羽のある蛇の姿をした神さま)を祀っているピラミッドでもあります。

高さは24mとそれほど大きなものではないのですが、この建造物自体が暦の意味を持つことで有名です。四方から上部の神殿に登る階段を持っていて、各階段は91段、それを4倍にした364に神殿の基壇1段を加えると365と一年の日数になっています。

さらに、ピラミッドの基壇の数は9つで、それが中心の階段で2つに分かれることから18となるのですが、この数字はマヤの1年の月の数だとのこと。また、春分の日と秋分の日には、ピラミッドの基壇が作る影が、神殿から降りてくる「ククルカン」を形作ります。

階段を登った神殿部分には、羽毛のある蛇・ククルカンのレリーフの柱や人物のレリーフなどが残されています。また、このピラミッドの内部には、赤いジャガーの玉座とチャックモールが隠されていたりと、なんだかとても神秘的な神殿なのです。

独特の雰囲気を放つ「戦士の神殿」と「千柱の間」

独特の雰囲気を放つ「戦士の神殿」と「千柱の間」

写真:中川 康雄

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中央の戦士の神殿を囲むように、柱が立ち並んでいます。その独特の雰囲気は、みるものを釘付けにするような魅力を放っています。

この神殿の上部には、頭を下にして尻尾を空に向かって跳ね上げた羽毛の蛇の石柱と、いけにえの心臓を供えたというチャックモールという人物像があります。それと同じものが、トルテカ文明の遺跡であるトゥーラ遺跡にもあることから、よくトルテカ文明のチチェン・イツァにおける影響力を感じさせるとされています。

また、戦士の神殿の前の柱には、戦士のレリーフも。

古代メソアメリカ最大の規模の「球戯場」と「ジャガーの神殿」

古代メソアメリカ最大の規模の「球戯場」と「ジャガーの神殿」

写真:中川 康雄

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古代メソアメリカ最大の規模だと言われている、チチェン・イツァの球戯場です。長さは168m、幅は68mという巨大さ。

球戯場に接している2階建ての建物は、ジャガーの神殿といわれるもので、1階は球戯場の反対を向いていますが、2階は球戯場の方を向いているという不思議な建物。1階部分には、ジャガーとは思えないほど可愛らしいジャガー像があります。柱や壁のレリーフも美しいので必見。

この球戯場でとくに有名なのは、競技者の首が切られ、そこから7匹の蛇が飛び出し、花咲く植物が生まれるというレリーフ。首を切られている人物が、ゲームの勝者なのか敗者なのかは、説が分かれているそうです。

また、この球戯場の空間は、音響効果が素晴らしいところも特筆すべき点。これは競技者たちの声をよく聞こえるようにするためなのだとか。

じっさいに競技に使われた石の輪も生々しい

じっさいに競技に使われた石の輪も生々しい

写真:中川 康雄

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レリーフだけでなく、当時の競技でボールを通したというわれている石の輪もしっかりと残っています。この輪をみると、なんだかここで命をかけて競技が行われていたことを生々しく感じ取ることができます。当時のマヤの人びとにとって、とても神聖な儀式ではありましたが、ここで命のやりとりが行わていたのです。

そんなに大きな輪ではない上に高い場所に位置しているので、ここにボールを通すのは、なかなか難しかったことでしょう。そのぶん、ワンポイントの重みがすごかったのだと想像できます。

おわりに

いかがでしたか?メキシコのユカタン半島を観光するさいのハイライトのひとつともいえる、マヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」。神殿や各所に描かれたレリーフ、そして、古代メソアメリカ最大の規模の球戯場。マヤ文明好きならずとも必見の観光スポットとなっています。ぜひ、訪れてみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/16 訪問

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