写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る日光湯元温泉は標高約1480mと高いため、夏はとても涼しく、冬は積雪することもしばしばで、冬に車で日光湯元温泉へ行かれる際はスタッドレスタイヤが必須です。
万蔵旅館は2016年4月にリニューアルオープンされました。場所は日光山温泉寺への参道のちょうど入口部分にあります。
部屋数は10室と小さなお宿。雰囲気的には旅館というよりはロッジや山荘、もしくは大きな別荘のような雰囲気です。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る館内に入ると大きな木のテーブルを備えたロビーがあります。こちらは食事時には食事処としても利用されています。リニューアルされていて、とても清潔感があります。
また、1階ではWi-Fiの利用も可能です。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る温泉は男女別の大浴場の内湯がひとつずつ。4〜5人が入れるほどの大きさです。泉質は硫黄泉。正式な泉質名は「含硫黄−カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉」。
写真では濁った緑白色ですが、時期によっては、透明・白濁・透明グリーン・濁ったグリーンになることがあるそうです。日光山温泉寺の東側の湯の平湿原から自然に湧き出した温泉を、お宿まで引いて来ています。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るもちろん源泉かけ流しの温泉です。浴槽から湯が流れていく部分は硫黄成分で真っ白になっています。浴槽の湯の温度は適温よりやや高めですが、新鮮な湯だからか、成分が濃厚だからか、柔らかくとても気持ちの良い入浴ができます。
また、ご自身でお水を加えて温度調整もできます。更に浴室が小さいので、浴室中に温泉アロマ臭が充満しているのも大きなポイント。窓を開けても眺望はほぼないため、露天風呂が好きな方や眺望重視の方は不向きですが、温泉のお湯そのものを味わいたい方にはとてもおすすめです。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るこちらのお部屋は3階の角部屋のため、窓が2方向に。また、豪華さや華美なところはございませんが、清潔にされていて、十分に快適に過ごせます。
お部屋にトイレもありますが、元々古い建物ゆえ、設備の古さは否めません。ちなみに洗浄便座は中2階のリニューアルされた共用トイレにございます。
さらに、万蔵旅館にはエレベーターがありませんので、階段の上り下りができる方が条件となります。これらのことが気にならない方には、十分ご満足頂けるでしょう。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る建物の西側は開けているため、ご覧のように白根山方向の眺望を楽しめます。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る食事はとても家庭的。豪華さは感じられませんが、手作り感のある食事が本当に沢山出てきます。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るやはり山の中なので、お造りを出すより、山のものを中心に色々と考えて作られているとのこと。そのひとつに近隣で作られた湯葉がたっぷりと出てきます。量が結構ありますので、お好きなものから食べられたほうがいいでしょう。
温泉宿に求めることは人それぞれだと思います。
リニューアルオープンをされて、2017年の春で1周年。現時点では基本ご主人おひとりで切り盛りされています。また、色々試行錯誤されながら運営されていますので、少しづつ変化していかれることでしょう。
そんな、万蔵旅館にぴったりな方は
・温泉の雰囲気よりも湯の質や鮮度を求める方
・コストパフォーマンス重視の方
・宿よりも別荘のような雰囲気が好きな方
ではないでしょうか。
なので、贅沢をしたい旅行で訪れる宿というよりは、日常の延長でちょっと温泉にでも泊まろうという方にぴったりなお宿かと思います。
そして、日光湯元温泉に訪れた際は、日光山温泉寺も訪れましょう。なんとお寺の中に温泉があり、一般の方も利用できます。全国的に見てもお寺で温泉に入れるところはとても希少です。
ただ、冬季は営業されていないので、ご注意下さい。
万蔵旅館
栃木県日光市湯元2553
0288-25-3333
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(2024/10/16更新)
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