長崎県雲仙市の「雲仙いわき旅館」は、明治20年に外国人専用の保養所として高来ホテルを創業し、大正初期に現在地に移転して「いわきや旅館」として開業した歴史のある老舗旅館です。当時は長崎市や上海からの欧米人が保養のために雲仙に訪れており、大正2年に開場した日本で最も古いパブリックコース「雲仙ゴルフ場」も経営している名門です。
当館は、湯煙がモクモクと噴き出している雲仙地獄の横にあり、他の旅館はほとんど地獄から源泉を引いていますが、雲仙温泉の中では唯一敷地内に源泉を持つ旅館で、100%天然の豊富な湯量が自慢です。
日本で初めての国立公園、雲仙の雄大な自然に包まれて、雲仙の冬の代名詞「霧氷」など四季折々の景色が楽しめます。静かな環境の中、都会の喧騒を忘れて心身ともにリフレッシュできます。
「雲仙いわき旅館」は、格式ある老舗旅館なのにお高い雰囲気はまったくありません。スタッフの方もきちんとした接客を行いますが親しみやすく、落ち着いてくつろげる雰囲気。宿泊料金も比較的リーズナブルで、心がほっとできる旅館です。
館内のロビー横にはお土産物などの品揃えも豊富な広い売店が設置されています。旅館内でお土産が購入でき、地方配送もできるため荷物にならずに便利ですね。
「雲仙いわき旅館」の最大のおすすめはなんといってもお湯の良さです。敷地内から湧き出る豊富な湯量の源泉を加水もなく100%の天然かけ流しです。泉質は神経痛など幅広い症状に効果が高いといわれる硫酸塩泉で、温泉協会の審査でも常に高い評価を得ている名湯です。
露天風呂はやや小さめですが、薄い乳白色のお湯には白い湯の花も舞っています。とても気持ちの良い温泉で、ずっと入っていたくなる快適さです。この本物の温泉をぜひ味わってほしいですね。
露天風呂も男女別2つですが、内風呂も男女別に2つあります。湯気の立ち込める内風呂は広々として快適です。もちろん100%源泉かけ流しです。内風呂で身体を洗ってくつろぎ、それから露天風呂でゆっくりと温泉を楽しむのがベストですね。思わず「いい湯だなぁ」とつぶやいてしまう名湯です。
「雲仙いわき旅館」の客室は広さも十分のくつろげる全35室の和室です。上層階では窓を開けると隣接する雲仙地獄が見えます。海抜700メートルくらいの高地で、車の騒音など一切聞こえない静かな環境でほんとにくつろげます。
「雲仙いわき旅館」のもうひとつのおすすめポイントは客室付き露天風呂のある特別室5室です。源泉100%の名湯が客室で楽しめるのは最高ですね。それも比較的リーズナブルな料金が嬉しいですよね。若い年代のカップルもたくさん利用しています。
夕食は、スタンダードのプランでも海の幸、山の幸が程よい量で美味しく食べられます。雲仙の郷土料理「具雑煮」もあります。
雲仙は高地ですが、海に囲まれた島原半島のまん中にあり、どの方面の海にも30分程度で行けるため、海産物も新鮮で種類も豊富です。また、農業地帯でもあるため、地元産の野菜は新鮮でみずみずしさいっぱいです。
夕食メニューでは、リーズナブルなプランでも「イセエビの黄金焼」やタイのあら炊きなど美味しい料理が出てきます。質・量ともに満足の夕食です。
朝食は定番の美味しい朝食が出てきます。野菜が新鮮です。軽くごはん2杯は食べてしまう朝食です。
「雲仙いわき旅館」のすぐ近くに雲仙の一番の観光スポット「雲仙地獄」があります。歩道に沿って徒歩20分〜30分くらいの地獄めぐりが楽しめます。モクモクとあちこちから吹き出る湯煙には圧倒されます。しかも入場は無料です。
周辺には、長崎が日本のガラスの発祥地ということで建てられた「雲仙ビードロ美術館」があり、江戸時代の吹きガラスや19世紀のボヘミアンガラスなどのアンティークガラスが展示されています。また、ガラスづくり体験が楽しめる工房もあります。
温泉旅館で宿泊した場合、温泉が気持ち良い、料理が美味い、景色が良い、サービスが良いなど、いろんな満足要素があります。「雲仙いわき旅館」は老舗旅館としても接客サービスや心遣いは間違いのない確かなものがあります。料理も美味しいです。でも、なんといっても最大のおすすめは名湯の温泉です。このお湯に入るだけで大満足と思えるほどの極上のお湯です。ぜひ一度訪れてみてください。
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(2024/4/19更新)
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