長崎県の島原半島の西側に位置し、橘湾に面した小浜温泉は約20軒の旅館が建ち並ぶ昭和の風情を残した温泉地です。温泉の歴史は古く「肥前風土記」にも記されています。
九州では海のそばの温泉地は少なく、しかも沈む夕陽をが見られる温泉地は2か所だけだともいわれています。5階建ての最上階に露天風呂を設置している「旅館山田屋」は、小浜温泉の中でも最もきれいに夕陽が見られると評判です。
かつての雲仙普賢岳の噴火災害の時には、小浜温泉は大きな被害はなかったにも関わらず風評被害で苦しんだといわれていますが、その時には当館のオーナーが率先して被災者を旅館に受け入れました。そんなオーナーですので、風呂、料理、部屋などすべての面で宿泊客の目線に沿った旅館運営を行っています。泊まって間違いのない旅館です。
「旅館山田屋」の最大のおすすめは、最上階の5階にある露天風呂です。露天風呂から見られる橘湾に沈む夕陽は絶景です。以前にTV番組で絶景露天風呂としても紹介されました。この露天風呂を作る際にはオーナーが50か所以上の温泉地を視察して設計し、お湯に入った状態で夕陽が見える目線にすることにこだわるなど、自信の絶景露天風呂です。
また、朝や夕方の一定時間を除いては30〜60分の貸し切り制としています。カップルやファミリー、グループで気兼ねなく利用できます。宿泊者が全員貸切れるために全体の客室の部屋数を減らしたことのことです。
小浜温泉の泉質は塩化ナトリウム物泉で、神経痛やリューマチなどに効能があるといわれています。源泉温度は105度と高温度で、湯量が豊富な温泉は「湧出量×湯温」で求められる放熱量が日本一といわれています。
「旅館山田屋」の室内風呂は「ギヤマン風呂」と名付けられ、男女別2つの風呂にはそれぞれに色鮮やかなステンドグラスが輝いています。
「旅館山田屋」のもう一つのおすすめは料理です。夕食は橘湾に面していることもあり、スタンダードのプランでも新鮮な海鮮料理を中心に10品以上の会席料理です。刺身やえび、魚のフライなどどれも新鮮でとても美味しいです。さらに、オーナーが考案した「かかし鍋」というオリジナルメニューも出てきます。海鮮出汁に牡蠣や餅などが入った珍しい逸品です。
しかも、夕食は部屋食です。部屋食をリーズナブルな料金で楽しめるのは嬉しいですね。お酒を飲みながらゆっくりと食事が楽しめます。
当館では、スタンダードのプランでも、2人で宿泊の場合にはご覧の大きなヒラメの活き造り中心にエビやイカなどの入った船盛が付くんです。豪華ですね。さらに、少しだけのプラス料金でカニが一人に一杯ずつ付きます。なんという大盤振る舞い。
1万円強のプランでこれだけ美味しい料理が食べられるのは感激ですね。質・量ともに大満足の夕食です。
「旅館山田屋」の客室は全室民芸調のくつろげる和室です。海側9室、山側5室の全14室。海側の客室からも水平線に沈む夕陽が見られます。温泉なのにオーシャンビューって豪華な気分になりますよね。海側の部屋は8畳で十分な広さがあり、窓際にはイスとテーブルのスペースがあるので広く感じます。
また、山側には4〜6人で泊まれる14畳の部屋もあります。ファミリーやグループで泊まれるようにと設置された部屋です。海側に比べて料金も得になっています。
客室はオーナーのこだわりもあり、掃除が完璧に行われており、清潔感にあふれています。もちろんトイレもシャワートイレ完備です。
「旅館山田屋」から徒歩3分のところに、小浜温泉のシンボルとなっている日本一長い105メートルの足湯「ほっとふっと105」があります。多くの観光客が足を入れて楽しんでいます。すぐ横には湯煙をモクモクと立ち上らせる大きな蒸し釜があり、海鮮や野菜などを料理できるようになっていて観光客に人気です。
また、敷地内に湯煙を噴き出している源泉や旧家がある「小浜歴史資料館」や、古民家をそのまま活用してカフェにしている「刈水庵」など、徒歩で1時間以内で楽に散策できる場所に多くの観光スポットがあります。
小浜温泉の名物となっている「小浜ちゃんぽん」。温泉街の10軒以上の飲食店が「小浜ちゃんぽん」の旗を掲げ、町をあげて推進しています。長崎ちゃんぽんとの違いは、スープが海鮮出汁で、すっきりした中にもコクがあります。また、寿司店でも小浜ちゃんぽんがあるのが珍しいですよね。
小浜温泉の「旅館山田屋」は、オーシャンビューの部屋、豪華な料理、絶景の夕陽が見える露天風呂。すべてに満足の温泉旅館です。スタッフの接客もアットホームでほんとにくつろげます。プラン内容を考えると非常にお得な料金といえます。海のそばの温泉宿「旅館山田屋」。ぜひ一度訪れてみてください。
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