写真:凜風 杏花
地図を見る愛媛・松山「道後温泉」は、日本最古湯のひとつともいわれる歴史ある温泉。そのシンボルでもあり“坊っちゃん湯”の愛称で親しまれる「道後温泉本館」は国の重要文化財に指定され、ミシュランガイドでは三ツ星を獲得。映画『千と千尋の神隠し』に登場する油屋のモデルのひとつともされています。
「道後温泉本館」が特にすごいのは、重要文化財なのに現役の温泉共同浴場ということ。太鼓の音とともに朝6時から入浴できる温泉は、旅人だけでなく地元の人でもにぎわいます。
写真:凜風 杏花
地図を見る路面電車(伊予鉄道市内電車)の道後温泉駅から道後温泉本館までは、駅前の足湯や「坊ちゃんからくり時計」を通り、商店街を経て徒歩5分。
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地図を見るアーケード商店街の愛称は「道後ハイカラ通り」。土産物店や飲食店などが多く立ちならび、浴衣姿の観光客でにぎわいます。
写真:凜風 杏花
地図を見る道後に泊まるなら、ホテルのお風呂だけでなく「道後温泉本館」にも入ってみたいですよね、もちろん。では、ここで検証してみましょう。写真右が道後温泉本館、道をはさんで左が「ホテル パティオ・ドウゴ」、幅跳び得意な人ならひとまたぎの距離、近っ! こんなに近い宿、できることなら温泉好きの坊ちゃんも泊めてあげたかったぞなもし。
写真:凜風 杏花
地図を見るホテル パティオ・ドウゴの玄関から道後温泉本館を見上げると、屋根上に一日三回“刻太鼓”を鳴らす「振鷺閣(しんろかく)」が見えます。実は、夏目漱石が道後温泉に入った頃はこちらが正面入口だったんですよ。ほら、シラサギさんだってこっち向いてるでしょ。
なぜシラサギかって? それには伝説が。足に傷を負った白鷺が温泉で傷を癒し、それを見た人々が入浴してみると、疲労が回復し、病気も全快したことから、その後盛んに利用されるようになったというもの。
写真:凜風 杏花
地図を見る「ホテル パティオ・ドウゴ」は格調高い雰囲気も素敵ですが、細かい気配りと行きすぎないサービスとの絶妙なバランスがグッド。また、浴衣と雪駄で外出できるので、道後温泉本館はもちろん、近くにある食事処や商店街に温泉気分で出かけられるのもうれしい。
写真:凜風 杏花
地図を見る平成20年にシモンズベッドを導入し、「大人のための安らぎスペース」をコンセプトに全館リニューアル。そのため、ダブルベッドのシングルユースなどもリーズナブルな値段設定です。
また、部屋に備え付けの「道後温泉本館入浴術」、文庫本「坊っちゃん」などが、道後気分を高めてくれます。夏目漱石は「坊っちゃん」を10日足らずで書いたそうですが、連泊して温泉に通えばあなたも名作が書けるかも!?
写真:凜風 杏花
地図を見る朝食会場は館内一階「すし丸道後店」。松山中心部に本店がある老舗の日本料理店は、昼食や夕食にも利用でき、一部メニューはルームサービスまでしてくれます。瀬戸内海でとれる活きの良い魚介類をたくさん使った、寿司、魚料理、郷土料理などがホテル内で食べられるのは嬉しいですね。
写真:凜風 杏花
地図を見る朝食会場入り口横に置いてあるグッドタイミングのモーニングコーヒー!
写真:凜風 杏花
地図を見る「ホテル パティオ・ドウゴ」から徒歩3分、商店街に隣接した「道後温泉 椿の湯」は、道後温泉本館と同じく源泉かけ流し。地元の利用者が多く、道後温泉本館よりも比較的空いているので、旅人にとっては穴場的存在です。
“温泉”って、聞くだけでも癒される魔法のような言葉。「道後温泉本館」は2017年秋の愛媛国体後に保存修理工事が始まる予定ですが、営業しながらの修理なので入浴はできます。2017年9月に「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」もオープン予定で、ますますにぎわう道後温泉を「ホテル パティオ・ドウゴ」に泊まって心ゆくまで満喫してください。
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この記事を書いたナビゲーター
凜風 杏花
はじめまして、凜風 杏花(りんふう きょうか)です。海とカフェと鉄道と、そしてレトロな町が好き。無人駅や小さな島、ロケ地などのマニアックな旅先も多いのですが、共有して下さると嬉しいです!
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