「界 津軽」には和室や洋室など40室の客室がありますが、中でも人気があるのがご当地部屋「津軽こぎんの間」。青森には「津軽こぎん刺し」という、ひし形を主とした幾何学模様を着物に刺す工芸があります。
「花結びの間」「馬のくつわの間」など26ある模様の名前を冠したご当地部屋では、障子や掛け軸などの装飾品にこぎん刺し模様が使われています。藍色の生地に白い糸でつくられた幾何学模様は、室内を上品で落ち着いた雰囲気にしています。
こぎんの間は、プライベートが守られるつくりとなっていて、室内に廊下があります。廊下には、光の当て方や角度で見え方の変わる「Kogin鏡」が。伝統工芸がアートのようにも見られます。入口から廊下を通って室内に向かうと和室は2室あるほか、廊下脇にミニキッチン、入口付近に洗面台、お風呂、トイレなど水回りが完備。
洗面台は二つついているので、朝の身支度の時間におけるストレスが一つ解消されます。ミニキッチンには流しがついているのも便利でポイントが高いです。水回りが部屋から離れているので、就寝時も水音に悩まされません。
提供元:星野リゾート 界 津軽
http://kai-ryokan.jp/tsugaru/?_ga=1.14062071.17307…テーブルランナーや館内案内の表紙など、細かな部分にもこぎん刺しが使われています。まるで、こぎん刺しの美術館のようなこぎんの間で過ごすうちに、こぎん刺しに挑戦してみたい気持ちになる方もいらっしゃるはず。売店ではこぎん刺しキットが販売されているので、帰宅後も旅の余韻に浸りながら、伝統工芸を楽しめます。お友達へのおみやげにもいかがですか?
大鰐町のお隣、弘前市といえば、重要無形民俗文化財である夏のねぷた祭りが有名。青森市のねぶたは人形の形をしていますが、弘前市のねぷたは人形型と扇型で、鏡絵や人形の題材は、三国志、水滸伝、源平盛衰記など中国や日本の古典です。大浴場のある階の廊下には、「界 津軽」のために弘前のねぷた絵師が描いたミニねぷたが7つそろっており、ねぷた祭りの熱さ、躍動感が伝わってくるような通りになっています。ここでしか見られないねぷた、お風呂上りにゆったり鑑賞してみてください。
毎晩、ロビーでは津軽三味線の生演奏が行われます。津軽三味線全国チャンピオンの渋谷幸平氏と「界 津軽」スタッフによる演奏です。
日本画の巨匠加山又造による巨大壁画「春秋波濤」を中心にした落ち着いた雰囲気のロビーが、コンサート会場に様変わり。迫力のある絵画を鑑賞しながら聞く、津軽三味線の音。ゆったりしたソファやいすに座りながら、絵画と音楽を楽しめる贅沢がここにはあります。
生演奏の後には、津軽三味線を体験する時間が設けられていて、『さくらさくら』の旋律を引いてみることができます。ぜひ、チャレンジしてみましょう。
館内にはほかにもこぎん刺しの作品が展示されているスペースがあり、その作品は購入することもできます。また、売店には、色とりどりのドットがかわいらしいガラス工芸品「津軽びいどろ」、漆塗りの「津軽塗」などの商品もあります。「界 津軽」に宿泊しながら、青森の伝統工芸に触れ、身も心も豊かになりませんか。
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(2024/4/19更新)
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