まずは写真を。城ヶ島から見る初日の出は、多少雲がかかった状態でもこのように見ることができます。元日の早朝は季節的に空気が澄んでいて、東側は視界が開けているので、快晴であれば太陽が昇る瞬間が美しく見えるのです。
城ヶ島へ行くには、大晦日の夜は公共交通機関を使うのが賢明です。京浜急行三崎口駅からバスで20分。大晦日から元日にかけては、深夜に臨時列車や臨時のバスが運行されるので、初日の出の時間にも間に合います。
車で行くのであれば、横浜横須賀道路衣笠インターから三浦縦貫道で終点まで、そこから国道134号線を南下します。駐車場は島内各地に数多く設置されています。
「かながわの景観50選」「かながわの公園50選」にも選ばれているほど地元では知名度が高いのが城ヶ島公園。
城ヶ島の東端に位置し、歩いて海岸まで行くことも可能です。オススメの理由は東側が海になっていて開けているところで、海から登る初日の出を見るのであれば、格好のポイントになるでしょう。
ポイントは公園内にある展望台。高い位置から障害物なく初日の出を見ることができ、三脚を設置するスペースも十分にあるために、撮影にも向いています。波が穏やかな日であれば、東側の海岸線にある安房灯台間近で初日の出を見るのもあり。遠くに房総半島がかすんで見えます。
三崎口駅からのバスの終点「城ヶ島」。ここは旅館、ホテル、レストラン、土産物屋が軒を連ねる、いわば観光の中心部です。城ヶ島公園からは約1kmほど、ゆっくり歩いても20分くらいで到着します。
城ヶ島のこの場所では、毎年元旦にワカメの味噌汁が無料で振る舞われます。20年も続いている行事で、これを目当てに城ヶ島を訪れる人もいるほど。
しかも使われているのはただのワカメではなく、柔らかくえぐみが少ない新ワカメ。2014年の元日は、朝の4時から7時まで味噌汁のサービスが行われる予定ですが、日の出の時間を考慮した場合に、先にこちらに行き、後から城ヶ島公園まで歩く方がよいでしょう。
東西に長い城ヶ島の西側に位置するのが城ヶ島灯台です。1870年、日本では2番目の洋式灯台として建てられたもので、一度は関東大震災で倒壊したものの、1925年に立て直され、この2代目が現在まで使われています。ここは、城ヶ島を1周するウォーキングコースの中にあり、絶壁、砂浜など変化に富んだ海岸線を見ることが可能。
灯台の直下は岩場になっていて、ここからも初日の出を拝むことができます。灯台を撮影するのであれば、日の出前から白い建造物が太陽の角度によって色が変わる姿を捉えるのがよいでしょう。また、城ヶ島の風景を入れて初日の出を撮影するのであれば、比較的高台にある灯台から、東に向かってカメラを構えると、ちょっと違った構図になります。
城ヶ島で初日の出を見るなら、交通の便からも車で訪れる方が多くなるでしょう。地元でも有名な初日の出スポットなので付近の混雑が予想され、国道134号線は、三浦半島から鎌倉に通じるメインの国道ということから、こちらも初詣客による混雑がありそうです。時間には十分な余裕を持って観光を楽しんでください。
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