仏塔が奏でる音色に感動!ミャンマー「カックー遺跡」を巡る

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仏塔が奏でる音色に感動!ミャンマー「カックー遺跡」を巡る

仏塔が奏でる音色に感動!ミャンマー「カックー遺跡」を巡る

更新日:2017/03/12 17:01

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 旅行ライター

たくさんの細い仏塔が林立する「カックー遺跡(カックー・パゴダ)」は、ミャンマーの南東部にある2000年に開放されたばかりの遺跡。カックーならではの独特な風景や、風と共に響き渡る涼やかな音色は本当に素晴らしく、ちょっと時間をかけて足を伸ばしてでも訪れる価値のあるもの。
ここでは、まだまだ神秘に包まれたカックー遺跡の魅力を写真スポットなどとあわせてご紹介します。

閉ざされていた「カックー遺跡」

閉ざされていた「カックー遺跡」

写真:Kaycom D

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「カックー遺跡」は、2000年に観光客に開放されたパゴダ。この辺りは内戦が続いていたため、今でも現地のパオ族のガイドと一緒でなければ入域できないエリアとなっています。

起源はアショーカ王の時代に遡るとされ、現地の少数民族の家庭から寄進された2400以上の仏塔が、約1平方キロメートル四方の狭い敷地に密集しています。

閉ざされていた「カックー遺跡」

写真:Kaycom D

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正門で裸足になり中へ入ります。すぐ脇に案内所があり、そこに遺跡の全体図があるので最初にそれを見ておくといいでしょう。その地図を見るとわかりますが、カックー遺跡を上から見ると仏足の形になっています。

カックー遺跡は中央にメインの通路が貫いていて、その両側に細い仏塔がまるで林のように立ち並んでいます。仏塔を形成しているピンクと白の石、レリーフに塗られた青色はオリジナルのものだとか。

閉ざされていた「カックー遺跡」

写真:Kaycom D

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仏塔には、それぞれデザインの違う立体的なレリーフが施されどれも素晴らしい出来栄え。そのデザインには色々な意味が込められており、主なものをガイドさんが説明しながら案内してくれます。

仏塔と仏塔の間も通ることができるので、気になるものがあったらぜひ近くまで行って見てみましょう。

遺跡に響き渡る神秘的なハーモニー

遺跡に響き渡る神秘的なハーモニー

写真:Kaycom D

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カックー遺跡の中を歩いていると、風と共にシャラシャラシャラ〜という涼しげな音色が聞こえてきます。これは、それぞれの仏塔のてっぺんにとんがり帽子のような金属の飾りがついていて、風が吹くと風鈴のように音を奏でるようになっているため。

一旦風が吹き始めると、所狭しと並んだ仏塔のとんがり帽子が一斉に音を鳴らすため、遺跡全体がその音色に包まれます。風の当たり方や強弱によって仏塔からの音は微妙に異なり、それらが全部合わさった合唱のようなハーモニーは、思わず遺跡の中で足を止めて聞き入ってしまうほどの美しさです。

カックー遺跡の写真スポット

カックー遺跡の写真スポット

写真:Kaycom D

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カックー遺跡の正門から入ってすぐ右へ進むと、人工的にコンクリートで囲われた小さな池があります。ここは、池の水面にカックー遺跡が映る写真スポットで、風がなく水面が波立っていないときは、立ち並ぶ仏塔の姿が綺麗に反射されます。写真を撮るときは、けっこう姿勢を低くしないと仏塔があまり映らないので、池の淵ギリギリくらいにカメラを構えるといいでしょう。

ただ、この池はあまり大きくないので、いい構図で撮れる範囲が限られてしまいます。さらに、池と遺跡の間に人がいるとそれもバッチリ写ってしまうので、観光客が多い時はなかなか撮影できるタイミングが難しい。どうしても撮りたい場合は、時間に余裕を持って訪れると共に、池と周辺の混雑具合をちょくちょく確認しながら見学するといいかもしれません。

カックー創建に貢献したイノシシ

カックー創建に貢献したイノシシ

写真:Kaycom D

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正門からまっすぐ奥まで歩いていくとお寺があります。境内には、カックーオリジナルの仏像が安置されていて、スリランカにある本物の仏歯の複製が入っています。

カックー創建に貢献したイノシシ

写真:Kaycom D

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北側の門の近くには、カックー・パゴダ創建のために貢献したイノシシの像があります。一見すると豚に見えますが、牙が長いことから本当はイノシシなのだとか。「カックー」はもともと「ワックー」と呼ばれ、現地の言葉で「イノシシに助けられた」という意味。パゴダを作るために、イノシシが牙で穴を掘ってくれたり、完成後も悪い人から守ってくれたりしたと言われています。

見晴らし抜群の高台

見晴らし抜群の高台

写真:Kaycom D

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一番奥の門から外に出ると、そこから眼下に流れる川が見えます。この川は昔はシャン族とパオ族の国境になっていて、門のすぐ前から川へ続く階段が設置されています。その入り口から下の方を覗くと結構な高低差があり、ここの上り下りだけでも大変そう。

川の向こうに連なる山は、妊娠している女性の形に見えるとのことで、想像力を働かせて目を凝らすと確かにそのように見える気がします。

見晴らし抜群の高台

写真:Kaycom D

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この門の脇からカックー遺跡に沿って道が続いているので、外側から遺跡を見ることも可能。崖の端で高台になっているため見晴らしも抜群です。

最後に・・・

「カックー遺跡」へは、シャン州の州都タウンヂーから42kmほど。この町で、同行が義務付けられているガイドを雇うことができます。
遺跡周辺は観光地として開発中で、新しいレストランなどが建設中。これからどんどん観光客が増えると思うので、できれば静かな今のうちに訪れたいところです。無数に立ち並ぶ仏塔郡の中で、風が奏でるあの美しい音色をぜひじっくり聴いてみて下さい。
ミャンマーの仏塔や寺を訪れる際は、入り口で裸足にならなければならないので、脱ぐのが簡単なサンダルが便利。見学が終わった後は、けっこう足の裏が汚れているので、気になる人はウェットティッシュなど持って行くと役に立ちます。
カックー遺跡からは、水上村があるインレー湖も近くなので、あわせて訪れるといいでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/24 訪問

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