修善寺温泉は、諸国を行脚していた弘法大師が、桂川で病父を洗う少年を見て心が打たれ、桂川の岩を打ち、湯を湧出させたという伝説が残る温泉地。街の中心を流れる桂川に、温泉発祥の地とされる「独鈷の湯」があり、街のシンボルになっています。
最初にご紹介するのは、その桂川に架かる橋を巡って恋愛祈願する「恋の橋めぐり」です。橋めぐりは、鎌倉時代の将軍源頼家とかつらが愛を育んだと言われる修善寺物語からできたもので、願掛けをしながら渡ると恋が成就すると言われています。
桂川には、滝下橋・楓橋・桂橋・虎渓橋・渡月橋の5つの橋があり、滝下橋は、安らぎ橋。楓橋は、寄り添い橋。虎渓橋は、あこがれ橋。渡月橋は、みそめ橋と、それぞれ別名があります。写真は楓橋で、別名「結ばれ橋」。子宝祈願に御利益があり、橋によって御利益も様々。桂橋は、5つの橋の中間地点にあり、美しい景観が広がる「竹林の小径」が近くにあるので、デートにも最適なコースです。
恋の橋めぐりで、5つの橋を全部回る場合の所要時間は、1時間程度かかります。
5つの橋には「橋紋(きょうもん)」と呼ばれる、橋をモチーフにしたデザインタイルが施されています。こちらは、楓橋の橋紋で、橋によってデザインが違うので、探しながら歩くのもなかなか面白いですよ。
恋の橋めぐりをした後は、修禅寺へ参拝に訪れましょう。修禅寺は、弘法大師が開いた名刹で、修善寺温泉の中心に位置し、温泉街を見渡すようにあります。
修禅寺は、807年に開かれた古刹で、伊豆八十八ヵ所霊場の八十八番霊場になっている由緒正しいお寺です。荘厳な雰囲気が漂っており、そんな中で祈れば、きっと願いが届くはず。
そして、極め付けは、修禅寺の隣にある「日枝神社」。この神社は、修禅寺の鬼門に当たることから、寺を守る鎮守として建立された格式ある神社です。
源頼朝から謀反の疑いをかけられた異母兄弟の源範頼が、幽閉され住んでいた信仰院跡が残る、歴史の舞台となった場所。日枝神社の境内には、樹齢800年の「子宝の杉」と呼ばれる二本の大杉の木があり、子授けのパワースポットとして人気を誇っています。
以前は、二本の杉の木の間を通ることができ、間を通れば子宝に恵まれるとの言い伝えがありましたが、現在は杉の根を保護するため通ることができません。今でもたくさんの絵馬が奉納されており、根強い人気を集めています。
ここは、恋愛・結婚・子宝にまつわる噂のスポット「ふじのくにエンゼルパワースポット」になっており、子宝祈願に御利益がありますが、恋人募集中の人も「子宝の杉」に祈れば、きっと運命の人に出会えるはずです! ここは、メインの通りから少し入った、あまり人目に付かない場所にあって、静かな環境の中で祈れば、きっと願いを聞き入れてくれることでしょう。
ご紹介した恋愛パワスポは、美しい街並みを見ながら巡ることができます。温泉街では、甘い物に目がない女子には堪らない甘味処も点在しており、願掛けをしながら美味しいものが味わえますよ。
また、バスターミナル前には、浴衣のレンタルを行っている「街ナビ ゆるり」があり、お洒落を楽しむことも。また、修善寺総合会館内にある観光協会では、無料で手荷物預かりサービスも行っていますよ。
修善寺は、温泉宿もたくさんあるので、温泉を満喫しながらパワスポを巡って、あなたの切実な願いを叶えてみませんか?
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