五台山だけじゃない!高知市展望スポット10選

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五台山だけじゃない!高知市展望スポット10選

五台山だけじゃない!高知市展望スポット10選

更新日:2017/03/13 10:02

春野 公比呂のプロフィール写真 春野 公比呂 歴史研究家、郷土文筆家、郷土登山家

高知市(平成の合併前の旧市域)内に於いて、マイカーや路線バスで登ることができる一番の展望スポットは、高知市三大観光地の一つ、五台山(ごだいさん)の展望台。眼下にはいくつもの川が浦戸湾に流れ込む光景や市街地のパノラマが広がりますが、「徒歩30分以内で登れる場所」と範囲を広げると、まだまだ沢山の展望所があります。
二つの「ご当地富士」から龍馬が登った岩場まで、高知市を見渡し尽くします。

駐車場から展望台まで全てが絶景の五台山

駐車場から展望台まで全てが絶景の五台山

写真:春野 公比呂

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説明不要の高知で一番有名な展望所、五台山。山上は三つのピークから成り、最高所の146mピーク南方には県随一の四国霊場・竹林寺、東の131mピーク周辺には約三千種の植物に彩られた牧野植物園、そして西の「五ノ台(139.2m)」に屈指のパノラマを誇る五台山展望台があります。

車道は一方通行で、最高所の駐車場(無料)が展望台に最も近い駐車場ですが、既にもう「絶景」が始まっています。

駐車場から展望台まで全てが絶景の五台山

写真:春野 公比呂

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展望台は土産物屋やカフェが入る建物の屋上にありますが、直通の階段で上がるようになっています。
眺望は自在で360度近いパノラマが広がっています。
屋上の一角には更に階段のある区画がありますが、ここは恋人たちの聖地的空間で、カップルで記念撮影を行えます。

駐車場から展望台まで全てが絶景の五台山

写真:春野 公比呂

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展望台周辺には梅や桜、三角点や銅像のある周囲にはツツジが植栽されており、3月から4月は山上が華やぎます。

超狭いスカイラインとパノラマ岩場

超狭いスカイラインとパノラマ岩場

写真:春野 公比呂

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高知市街地の北と南には、東西に走る低い山脈がありますが、北部山脈を「北山」と言い、尾根沿いを幅員が狭い「北山スカイライン」が通っており、四国のみち(四国自然歩道)にも指定されています。
徒歩時と車で走行時は起点・終点が異なりますが、後者では県道16号の小坂峠(峠名のバス停あり)が東の起点となるでしょう。

そこから西に約1kmの地点に英志台休憩所がありますが、この東側からは、市街地から浦戸湾の展望が広がっています。

超狭いスカイラインとパノラマ岩場

写真:春野 公比呂

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英志台から西に500mほど行った地点には、七ツ淵神社へのハイキングコースが横断する望六峠がありますが、この東側からも南方市街地の展望が広がっています。桜も植樹され、手造りのベンチも設置されています。
昔から続く「望六茶屋」は、’00年代に入り廃業した模様。

超狭いスカイラインとパノラマ岩場

写真:春野 公比呂

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前述の七ツ淵ハイキングコースの北方にある分岐から西に少し登った所には、三宝神社を祭る七ツ淵・三宝山(標高410m)があり、山頂の岩場からも市街地から太平洋まで遠望することができます。
車の場合は、北方のKDDIの中継局から徒歩10分程度。

二つの富士山

二つの富士山

写真:春野 公比呂

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高知市内には複数の「ご当地富士」があります。一番の展望を誇るのは、北山スカイラインの西の終点、円行寺の南西にある「土佐富士」こと鴻ノ森(299.9m)。
この山は戦国期の鴻ノ森城跡だけに、山頂は削平され、広範囲の展望が広がっています。
山に登る際は、東方にあるパークゴルフ西方の路肩に駐車スペースがあります。徒歩20分ほど。

二つの富士山

写真:春野 公比呂

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鴻ノ森は、山腹から麓にかけて桜が咲き誇っており、遠目に見ると「桜の山」と言えるほど。
例年の開花期は街中の桜とほぼ同じで3月下旬から4月上旬。特に南方の鴻ノ森墓地公園には沢山咲いています。

二つの富士山

写真:春野 公比呂

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もう一つの富士山は、介良(けら)地区にある「介良富士」こと小富士山(170m)。こちらの山も太平洋方面に展望が広がっています。
山の南東斜面は潮見台緑地公園になっており、潮見台団地の住民が散歩がてら登っています。
山頂直下が展望広場として整備されています。

龍馬と乙女の山

龍馬と乙女の山

写真:春野 公比呂

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龍馬の坂本家が所有する坂本山を管理していたのは、田中良助ですが、龍馬は良助と、田中邸裏にある「八畳岩」(標高320m)によく登り、高知城下の眺望を肴に酒を酌み交わしていました。
北山スカイライン終点の円行寺手前の柴巻地区に案内板が建っています。

龍馬と乙女の山

写真:春野 公比呂

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五台山の浦戸湾を挟んだ西方には、山容が筆先の形をした筆山(ひつざん・118.3m)と、そこから尾根続きの皿ヶ峰(163m)がありますが、両山共山頂からの展望が優れており、特に後者は五台山に勝るとも劣りません。
皿ヶ峰山頂は草原で視界を遮るものはなく、前述の展望所の多くを見渡すことができます。

筆山から皿ヶ峰周辺の山には、龍馬が継母の実家の少年を連れてよく登ったという伝承があります。

龍馬と乙女の山

写真:春野 公比呂

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龍馬の姉・坂本乙女はストレス解消法として、夜間、山に登ってピストルを撃っていた、と、坂本家に伝わっています。
その地の一つが、龍馬が脱藩前日に祈願した和霊神社南方の白土峠です。この峠は昭和期に車道化されています。

ここから柏尾山(323m)まで尾根道が通じていますが、山頂のやや手前にある「月石」からは、市街地から県民の森・工石山(くいしやま)までの眺望が得られます。白土峠から徒歩30分ほど。

浦戸湾十景とツツジの丘

浦戸湾十景とツツジの丘

写真:春野 公比呂

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昭和6年、高知新聞社が読者投票による「浦戸湾十景」を発表したのですが、その中で随一の景色を誇るのが仁井田地区の愛宕山(137m)です。
写真に写る三里のビニールハウス群は高知海軍第二飛行場跡ですが、山頂からの景色は、浦戸湾方向が絵になります。

浦戸湾十景とツツジの丘

写真:春野 公比呂

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愛宕山から尾根道を東に行った先、大平山の三角点(142.5m)からは、北(写真)と南(太平洋側)、双方に展望が広がっています。土佐湾から太平洋を見渡せるのは南の方ですが、写真は北側、池地区の高知医療センターから高知大学池キャンパスにかけての風景です。

この盆地風の平地全てが戦時中、浦戸海軍航空隊基地でした。前述の飛行場では、棒地雷による戦車爆破訓練等が行われていました。

浦戸湾十景とツツジの丘

写真:春野 公比呂

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前述の白土峠の手前、福祉牧場の放牧場周辺は「太陽広場」という園地になっていますが、その最高所の展望台からも高知市街地のパノラマが広がっています。
展望台のある丘はヤマツツジが群生しており、4月下旬から5月上旬には朱に染まります。

沢山の展望所を訪れると高知がもっと好きになる

今回、「高知市展望スポット10選」として
(1)五台山展望台
(2)北山スカイライン
(3)七ツ淵三宝山
(4)鴻ノ森
(5)小富士山
(6)八畳岩
(7)筆山と皿ヶ峰
(8)柏尾山
(9)愛宕山と大平山
(10)太陽広場展望台

をご紹介しました。五台山以外の場所は、公共交通機関を利用する場合、麓や下方の車道から歩くことになりますが、ハイキングコースがあるケースが多く、道々の風景を楽しみながら、登ることができます。
普段、あまり歩かない方も、里山の自然に触れると、また違った高知の魅力を知ることができます。

尚、「徒歩30分以上」と範囲を広げると、五台山をはるかに上回る「高知市一の絶景」を拝むことができます。そこは龍馬や乙女も登った伝承のある山です。その「スーパー展望スポット」は、また機会があればご紹介しましょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2010/01/23−2017/02/26 訪問

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