蒸気機関車から名列車!鉄道の宝箱、門司港「九州鉄道記念館」

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蒸気機関車から名列車!鉄道の宝箱、門司港「九州鉄道記念館」

蒸気機関車から名列車!鉄道の宝箱、門司港「九州鉄道記念館」

更新日:2017/03/15 10:28

TAKASHI UEKAWAのプロフィール写真 TAKASHI UEKAWA アマチュアカメラマン、渓流釣師

九州最北部に位置する北九州市の門司港は、かつては九州鉄道の起点で、関門鉄道トンネルが開通するまでは本州との連絡地点でもありました。2003年8月、JR門司港駅の隣に、旧九州鉄道本社の建物を利用し、九州鉄道記念館として開館。アクセスも良く、鉄道ファンだけでなく、個人、親子連れ、友人同士でも、鉄道を身近に感じ取れて楽しめること間違いなしです。そんな記念館の見所をご紹介いたします。

入口ゲート手前に佇む九州鉄道歴史の起点、旧0哩標!

入口ゲート手前に佇む九州鉄道歴史の起点、旧0哩標!

写真:TAKASHI UEKAWA

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明治21年に九州鉄道会社が発足し、福岡に仮本社が置かれました。3年後の明治24年、門司(現JR門司港駅)〜高瀬(現JR玉名駅)が開業し、本社もこの地に移転されました。後に鉄道国有法によって買収され、昭和24年に日本国有鉄道(いわゆる国鉄)、さらに昭和62年に分割民営化され、九州旅客鉄道株式会社(現JR九州)となりました。

国鉄の時代の馴染みがある方は大勢いらっしゃると思います。この記念館は国鉄以前の九州鉄道発足の時までさかのぼり、当時の車両や国鉄時代の車両の展示、館内では歴史を感じさせる資料の展示が行われています。正面ゲートに到着する前から展示車両が見え始める上、九州鉄道の起点である旧0哩標も見ることができます。

入口ゲート手前に佇む九州鉄道歴史の起点、旧0哩標!

写真:TAKASHI UEKAWA

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正面ゲート手前右側にある旧0哩標。現在の0哩標は5分ほど移動したところにある門司港駅内にありますが、この旧0哩標は観光用に整備されてはいるものの、開業当時はこの地が駅だったことを表しています。日本全国の終着駅で旧0哩標があるところは非常に珍しいです。

入口ゲート手前に佇む九州鉄道歴史の起点、旧0哩標!

写真:TAKASHI UEKAWA

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正面ゲート前に立つと、まだチケットを買ってもいないのに、巨大な蒸気機関車が2両見え、さらに奥に展示車両が数量見えます。また、左側には電気機関車と特急電車の車輌前半部がカットされたものが展示されています。入口は開館時に作られたまだ新しいレンガ造りですが、本館は当時のものを一部修復して使っているため、歴史的な建造物です。

蒸気機関車の迫力に、名列車「月光」の復活!

蒸気機関車の迫力に、名列車「月光」の復活!

写真:TAKASHI UEKAWA

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現役時代に地球62周分走行した蒸気機関車、C59 1号機。昭和16年に製造され、数々の特急や急行を牽引したのち、昭和40年に現役生涯を閉じました。その後、準鉄道記念物としてJR小倉工場で静態保存の後、この地にて一般公開されることになりました。

このC59 1号機以外に、9600型と呼ばれた貨物専用蒸気機関車も展示されています。ちなみに9600型のプレートは、59634となっており、「ゴクロウサンヨ」という愛称で呼ばれていました。

しかしさすが蒸気機関車、大人の背丈もある動輪の大きさには圧倒されます。他にEF10型電気機関車、ED72型電気機関車が展示されています。

蒸気機関車の迫力に、名列車「月光」の復活!

写真:TAKASHI UEKAWA

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クリーム色にブルーのラインは581系で、世界初の寝台電車として昭和42年に「月光型」としてデビューしました。昼間は座席車、夜間は寝台車に組み立てられ、昼夜問わず運行されていたため、費用対効果が非常に高かったです。基本3段式の寝台でしたが、車両の位置によっては2段式のところもありました。

展示車両は車内に入ることができ、中央付近の座席で一ヶ所だけ、下段のみ寝台セットした状態(シートを引き出した状態)を見ることができ、来館者が少ないときはちょっと寝っ転がってみたりするのもいいです。
この他にボンネットタイプの昼間特急481系、昭和32年製のキハ07型が展示されており、それぞれ車内を堪能することができます。特にキハ07型の車内は木製で、運転台も目の前で見ることができます。

蒸気機関車の迫力に、名列車「月光」の復活!

写真:TAKASHI UEKAWA

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現在定期運行されているブルートレインはありませんが、現状保存により14系型客車がこの記念館に展示されています。車内も開放されており、2段式寝台がずらりと並んでいますので、お好きな位置の上段でも下段でも寝転がってみましょう。

歴史溢れた本館内!運転シュミレーションは緊張感抜群!

歴史溢れた本館内!運転シュミレーションは緊張感抜群!

写真:TAKASHI UEKAWA

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本館に入るといきなり、古い形の客車が展示してます。明治42年に製造された客車の実物で車内にも入れます。現在走っている鉄道の座席はほとんどが布製クッションですが、当時の座席は椅子に畳がはめ込まれていました。違った意味でのお座敷列車とでもいいましょうか。

歴史溢れた本館内!運転シュミレーションは緊張感抜群!

写真:TAKASHI UEKAWA

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奥に進むと、パノラマ模型が展示されており、時間帯によって、映像と解説付きで模型が走行します。その他の時間帯では、任意で模型を操作することもできます。パノラマ模型の手前には、運転席からの映像を見ながらの走行シュミレーションを体験できます。運転手になった気分で挑戦してはいかがでしょうか。ただちょっと難しいです。

歴史溢れた本館内!運転シュミレーションは緊張感抜群!

写真:TAKASHI UEKAWA

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二階は展示物のコーナーとなります。ブルートレインのヘッドマークや、駅で使用していた古い物、いろんな規格のレール、信号機など、歴史的な展示物がそろっています。初めて見る物や懐かしいものが必ず発見できます。

ゆったりミニ鉄道!実物の運転台に座って気分は運転手!

ゆったりミニ鉄道!実物の運転台に座って気分は運転手!

写真:TAKASHI UEKAWA

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本館の外にはレール幅45センチのミニ鉄道があります。九州を代表する特急列車などを縮小した車両に乗ってコースを巡ります。車内は3人乗りで大人の乗り降りがちょっときついですが、途中の交差部分では信号機が切り替わったり、通過列車をやり過ごしたりと、本物さながらの動きに子供たちも満足します。

ゆったりミニ鉄道!実物の運転台に座って気分は運転手!

写真:TAKASHI UEKAWA

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入り口ゲート前から見える車両前部カット展示は、関門トンネル専用のEF30型電気機関車、九州で活躍したED76型電気機関車、それに九州電車特急で使用された485系の3両です。通常、電気機関車や特急電車の運転台は、高さの関係から駅のホームや列車内から見ることができません。この展示は実際に運転台に入り、運転席に座って自分の手でレバーを操作したりすることができます。運転台の狭さから、運転士の過酷な職場を痛感できるはずです。

九州鉄道記念館は敷地そのものが歴史的建造物

いかがだったでしょうか。各地の鉄道博物館と違い、九州鉄道の記念館なので広くはないですが、九州鉄道の歴史を感じ取るには十分すぎる内容のものばかりです。それにも関わらず何といっても入館料が大人300円、中学生以下は150円(4歳未満は無料)なのは嬉しいですね(2017年3月時点)。駅からのアクセスも非常に良く、絶対のおすすめスポットです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/06 訪問

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