文化の街オロモウツらしくない!?チェコ「アリゴネ」はデザインが光るホテル

文化の街オロモウツらしくない!?チェコ「アリゴネ」はデザインが光るホテル

更新日:2018/07/31 11:15

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
チェコ東部のモラヴィア地方にある街「オロモウツ」。中世の頃より宗教や文化の中心地として発展し、街の歴史は千年以上に及びます。文化財も多く残され、その数は首都プラハの次に続くほど。のんびりな空気に包まれた穏やかな街ですが、街の中心地にある「ホテル アリゴネ」は見た目と中身のギャップが異なる、ユニークなホテル。ホテルの特徴ともいえる、そのギャップとは何なのでしょうか…?

静けさが漂うエリアにあるホテル

静けさが漂うエリアにあるホテル

写真:浅井 みら野

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同じ高さの建物が並ぶ一角に「ホテル アリゴネ(Hotel Arigone)」があります。ホテルらしい装飾といえば控え目に出された看板のみで、周囲の環境に抵抗なく溶け込んでいる様子。サーモンピンクとクリーム色の外観からは穏やかな印象が漂い、文化の街として発展してきたオロモウツらしい建物です。

目を引くビタミンカラーのアート

目を引くビタミンカラーのアート

写真:浅井 みら野

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ホテルに一歩入ると、出迎えてくれるのが色鮮やかなアートの数々。エレベーターホールの壁一面に描かれたアートからは力強いエネルギーが感じられ、そのパワーに圧倒されるほど。伝統的な雰囲気から一気にスタイリッシュなムードに包まれます。

中世の街にいるとは思えないスタイリッシュなデザイン

中世の街にいるとは思えないスタイリッシュなデザイン

写真:浅井 みら野

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その勢いは止まらず、お部屋のデザインにも。白ベースの部屋にセンス良く配置された赤い家具がアクセントになり、モダンさが感じられます。赤透明の照明も丸っこいかたちが可愛らしいですね。サイドテーブルには透明のテーブルが置かれ、ヨーロッパでお馴染みの重厚感ある木製家具とは異なる雰囲気に。

中世の街にいるとは思えないスタイリッシュなデザイン

写真:浅井 みら野

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浴室はバスタブとシャワーの2種類。アール・ヌーヴォー調の植物のイラストが、インパクトが強い赤い浴室をやんわりと落ち着かせています。バスタブよりシャワーの方が多めなので、バスタブを希望される際は予約時に部屋のカテゴリなどご確認することをおすすめします。

こちらの部屋以外にも赤の代わりに若草色の家具が配置されたお部屋もあり、こちらはのんびりした印象です。

自然らしさが全体に漂うレストラン

自然らしさが全体に漂うレストラン

写真:浅井 みら野

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目を引くデザインが発揮されているのはお部屋だけとは限りません。ホテル内のレストランには、至るところに植物が配置され、まるで森の中にいるよう。こちらでは主にチェコ料理の食事ができ、宿泊客からも人気です。

自然らしさが全体に漂うレストラン

写真:浅井 みら野

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レストランの別室に設けられた朝食のビュッフェ。存在感ある岩壁が並び、レストランのメインフロアと同じ雰囲気を保ちつつ、こちらも自然が身近に感じられるデザインです。

街散策に絶好なロケーション

街散策に絶好なロケーション

写真:浅井 みら野

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ユニークなデザインに溢れたホテルで、ホテルライフを満喫することもおすすめですが、ロケーションの良さもホテルアリゴネの魅力のひとつ。

世界遺産として登録されているオロモウツの聖三位一体柱(Sloup Nejsvetejsi Trojice v Olomouci)は、徒歩5分の近さ。18世紀に造られた高さ35mの柱には金箔が貼られ、いかにこの街が宗教的に重要な場所だったのか、歴史と文化の豊かさが感じられます。昼間は重厚感が感じられ、ライトアップされた夜は細かな装飾が浮き彫りになり、より一層美しく感じられますよ。

この街だからこそ光るホテル

1000年以上の歴史を持つオロモウツの雰囲気は、ゆったりとのんびりした和やかな印象。ホテル アリゴネの外観も、その印象を受け継いでいます。しかし、一歩入れば飛び込んでくるのが鮮やかなインテリアが光るモダンなデザイン。街の雰囲気とのギャップが大きいほど、より魅力を増していくお洒落なホテルです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/18 訪問

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