写真:天草野 黒猫
地図を見る東洋のベニスと名高い蘇州。水郷がいくつもあり、中国の中でも古い時代の良い所を色濃く残す町並みが多い場所です。山塘街は、千年以上前の唐の時代に町が開かれた歴史ある地域。七里山塘ともよばれ、市民にも大切に守られてきている歴史文化街区です。
運河にそっての川下りも観光の楽しみのひとつ!両岸に広がる家々では川を使って生活している人々の暮らしがリアルに感じられます。ゆったりした流の中に行きかう船の川波。日本とまた一声違う美しい鳥のさえずりがバックミュージック。時間があればとてもお勧めです。
写真:天草野 黒猫
地図を見る山塘街は交通も便利な場所にあります。蘇州駅(蘇州火車駅)から1駅。蘇州地下鉄2号線「山塘街」駅3号出口を出て東側へ進み徒歩約5分程度と移動しやすい事も魅力です。山塘街に入ると整備された町並みにはためく黄色い旗!お店の名前や取り扱っている商品がかかれたこの旗はお店に入る時の目印になります。白い壁に赤いランタン、旗のおりかさなる風景は異国情緒たっぷりです。
写真:天草野 黒猫
地図を見る提灯や東南アジアのランタンなど雑貨を売っているお店も目をひきます。天井からぶらさがった数々のランタンはついつい立ち寄りたくなる異国情緒満載です。山塘街の思い出にいかがですか?
写真:天草野 黒猫
地図を見る山塘街には食べ歩きができる様な食べ物もよく売られています。街並みのにぎわいといい、店先での販売スタイルといいまるで日本のお祭りです。写真の「肉月餅」は蘇州ならではの食べ物。まるっとした形の中はお肉で、さくっとした皮の食感。たとえるならミートパイです。あつあつでいただきましょう。蟹殻黄は蟹がはいっていそうですが、上にかけられている胡麻が蟹の甲羅ににていることからついた名前。サクッとしたパンの様なものです。どちらもサクサク感がくせになります!
写真:天草野 黒猫
地図を見る山塘街を歩いていると、甘いお花の香りが漂ってくることがあります。その正体は、「桂花ガオ」。桂花=キンモクセイのお花の香りのするお菓子で、お餅のようなお菓子のような食べ物です。蘇州では旧正月に「ニェンガオ」という縁起物のお餅をいただく文化があり、お祝いの時にも食べられます。
日本のお餅や和菓子の元はは遣唐使が大陸から日本に運んできたともいわれるとか。日本の文化の元となったお菓子。味わってみませんか?その他に梅花糕、海棠糕など種類も豊富でちょこちょこ販売されています。形もそれぞれで美しく、興味深いお菓子です。
写真:天草野 黒猫
地図を見る歩きつかれたら休憩になじみの「星巴克珈琲」もおすすめです。文字からなんとなく想像できますが日本でもすっかりおなじみになった「スターバックスコーヒー」。
中国初心者にはメニューに英語表記もあり、注文方法も注文しやすいので気持ちも楽に入れます。その上内装は中国的な細工があしらわれた椅子や間仕切りと見所たっぷり。場所も山塘街の入り口とわかりやすい場所なのもうれしいお店です。ゆっくりとつかれを癒せますよ。
写真:天草野 黒猫
地図を見る蘇州料理のお店の中でも清の時代1757年に創業の老舗中の老舗「松鶴楼」。山塘街店は地下鉄から歩いていくと山塘街と広済路の交わる場所にあり、赤いランタンがたくさん下がった立派なお店でとてもわかりやすい場所にあります。
写真:天草野 黒猫
地図を見る「松鶴楼」いえ、もはや蘇州の名物料理とも言える料理が「松鼠桂魚(ソンシューグイユゥ)」です。松鼠=リスを意味する言葉で、形がリスに似ていることからついた名前とか。桂魚という淡水の魚に切り込みをいれカラッとあげ、甘酢の餡をかけたもの。清の乾隆帝が蘇州来訪時に気に入られ名物料理になったといわれています。
味は蘇州の特徴である、やさしいお味に甘めの味付け。サクッとした歯応えとこの甘さが紹興酒にはぴったり!大き目のお魚なので1人で注文するより3,4人で注文がおすすめです。蘇州料理は太湖の淡水でとれる魚貝類に加え、野菜もおいしいので色々試してみてくださいね!
写真:天草野 黒猫
地図を見る山塘街には所々に橋があります。ここ「通貴橋」のたもとのにっこり笑ったような石の置物。一緒に笑ってしまいそうなゆるさが街の雰囲気にあってます。ただの置物かと思うと民間伝承に基づくもの。「七里山塘」は別名「七狸山塘」ともいわれて、7石の狸を7つの橋のたもとに配置しているのです。ここ通貴橋は通貴狸。他にも美仁狸、海湧狸など橋ごとにお顔が違います。山塘街を歩く時は、このゆるめのお顔の石の置物を注意してみてみてくださいね。
写真:天草野 黒猫
地図を見る運河沿いにたくさんの短冊がさがっています。中国も日本も願う気持ちは同じだと感じさせてくれる風景です。中国の古い街並みの中に、所々気持ちを和ませてくれる物があるのでみつけてみるのも楽しいですよ!
写真:天草野 黒猫
地図を見る山塘街には様々な催しが行われる戯台があります。戯台は元々は京劇などに使われていた物。運がよければ、二胡などの中国独特の音楽が生演奏されています。山塘街に流れる中国の音楽はなんとも風流で気持ちが和らぎます。
写真:天草野 黒猫
地図を見る山塘街には紙芝居のような街頭芸人の方もいます。手元で音をだしながら、のぞき穴から覗く紙芝居。少し形は違っていますが日本にも少し前まではよくみられた風景。覗き穴という所が更に興味をかきたてます。みてみたいですよね!何がみえるのか?中国語がわからなくてもきっと楽しいはず。ためしてみませんか?
水の都、蘇州の中でも歴史文化街区の山塘街の魅力を日本人好みな物でご紹介してみましたがいかがでしたか?旅して驚くのはディズニーランドさながらの街路の美しさです。お掃除をされている人によく出会います。いかにこの街を地元の人が大切にしているかがわかります。こういう所も日本人好みな街!
思いの外、上海から近くて便利なのも魅力です。ただ外国人の場合は新幹線購入にパスポートが必要であったり時間がかかったりしますので、事前にツアーを探すか旅行会社の方に相談しておくことをおすすめします。ゆったりした川のながれと共に、中国の美しい街の風景を味わいにいってみませんか?
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(2024/3/29更新)
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