ビール好き以外も楽しめる!チェコ「ピルゼン」の人気スポット5選

ビール好き以外も楽しめる!チェコ「ピルゼン」の人気スポット5選

更新日:2017/03/14 12:36

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
チェコ西部に位置するピルゼン(Plzen)は、製造業などで発展したチェコ第4の都市。世界中で作られている淡い黄金色が特徴のピルスナービールが誕生した場所としても有名で、街の歴史にビールは切っても切り離せない存在です。しかしビールだけでなく、文化的な豊かさがあるのも、この街の魅力のひとつ。ピルゼンの街を更に楽しめる、おすすめスポット5ヵ所をご紹介します。

世界的有名なビール工場を見て、飲んで、楽しむ

世界的有名なビール工場を見て、飲んで、楽しむ

写真:浅井 みら野

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まずは、街の名前“ピルゼン”がそのままビールの名前“ピルスナー”になるほど、ビール文化が花開いた場所へ訪れてみましょう。チェコで知らない人がいないほど有名なブランド「ピルスナー・ウルケル(Pilsner Urquell)」の工場があり、ここでは一般の人も工場内を見学することができます。

世界的有名なビール工場を見て、飲んで、楽しむ

写真:浅井 みら野

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ツアーは約1時間。特別なバスで敷地内に入り、工場や醸造所、それに地下倉庫などビールが作られるまでの最初から最後までを見ることができます。特に1時間に120,000本のビールがつくられるボトル工場では、圧巻な景色を見ることができます。

世界的有名なビール工場を見て、飲んで、楽しむ

写真:浅井 みら野

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ツアー最後には、美味しいおまけがついてきますよ。樽のなかで一定の期間発酵されたビールは、出荷される前に低温殺菌とろ過処理がされます。しかし、ここではツアー最後にろ過される前のビールを試飲することができます。麦の風味が強く残った状態で、グラスを近づけるだけで香ばしさが匂う、ビールの赤ん坊に触れられる貴重な体験をしてくださいね。

マリオネットの魅力がたっぷり詰まった博物館

マリオネットの魅力がたっぷり詰まった博物館

写真:浅井 みら野

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2つ目はユニークな博物館をご紹介。2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されたチェコとスロバキアの“マリオネット”。中世の頃より、娯楽の1つとして親しまれてきました。その歴史や様々な種類のマリオネットを同時に見学できるのが「マリオネット博物館(Museum Loutek)」。

マリオネットだけを専門にした博物館は珍しく、かわいい表情の動物からまるで本物のような人形まであり、見応えは十分です。旧市街の中心地、共和国広場のすぐ目の前にあるアクセスの良さもおすすめです。

存在感がある建物2ヶ所は内部も必見

存在感がある建物2ヶ所は内部も必見

写真:浅井 みら野

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人目を引く建物2つもピルゼンを訪れた際は欠かせないスポットです。1つ目はピルゼンを象徴するともいえる「聖バルトロメイ大聖堂(Katedrala svateho Bartolomeje)」。塔の高さは102.26mとチェコ国内で一番の高さを誇ります。ゴシック建築独特の重厚さが感じられ、見ているだけで圧倒される建物です。

存在感がある建物2ヶ所は内部も必見

写真:浅井 みら野

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2つ目の建物は、サーモンピンクとホワイトの淡い2色が美しいユダヤ教の礼拝堂「シナゴーグ(Velka Synagoga)」。ピルゼンにあるシナゴーグは、ハンガリーの首都ブタペストに次いでヨーロッパで2番目の大きさ。王冠が乗っているような2本の塔が目印です。建物内の繊細でカラフルな装飾も美しく、ずっと見ていたくなる魅惑の空間です。一般の人の見学は、土曜日を除いた4月から10月までのみ。時期ごとに開放時間も異なりますので、訪れる際にホームページなどで確認してみてくださいね。

近代化の影響を受けて誕生した観光名所

近代化の影響を受けて誕生した観光名所

写真:浅井 みら野

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最後は日本に関係したものと出会える「フォーグル氏のアパート(Byt doktora Vogla)」。“装飾は罪悪である”という一言が有名な建築家アドルフ・ロースがデザインした部屋を見学することができます。一歩足を踏み入れると、伝統的なヨーロッパの部屋とは異なり、直線的な家具が並び、スタイリッシュな印象。

オーストリアで主に活動していましたが、製造業が盛んで近代化が目まぐるしいピルゼンでは、彼のモダンなデザインを好む人も多く、ピルゼン市内だけでも8ヵ所の部屋を手がけました。そのうちの4ヵ所をガイド付きツアー(Webで予約)で見学することができます。

近代化の影響を受けて誕生した観光名所

写真:浅井 みら野

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部屋のすみずみまで見学することができるこの施設の中でも、注目したいのはその一角に飾られている日本の浮世絵。彼が活躍した19世紀後半はヨーロッパで日本の文化が流行る“ジャポニズム”の時期と重なります。遠い異国の地まで運ばれた日本の浮世絵。その辿って来た軌跡に思いを馳せてみるのもいかがでしょうか。

おすすめのホテルはこちら

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写真:浅井 みら野

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ピルゼンに宿泊する際は、旧市街からアクセスが良い「コートヤード バイ マリオット ピルゼン(Courtyard by Marriott Pilsen)」がおすすめです。主要な観光名所が旧市街にあるので、こおを拠点にすれば徒歩圏内で巡ることができます。

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建物を簡単に壊すことができないヨーロッパのホテルは小さめの部屋が多いですが、こちらでは十分な広さを感じられるのも魅力のひとつ。暖色系の色で統一されたお部屋なら、よりゆっくりな時間を過ごせそうですね。

ピルゼンへの行き方

首都プラハから約100km離れたピルゼン。電車なら約1時間で行くことができる距離です。チケットも日本に比べて安く、ホームページから購入できます。ビール好きの聖地巡礼だけでなく、文化的にも見ごたえあるものが多いピルゼン。プラハや他の都市とは異なる、独特の雰囲気が感じられる面白い街です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/14−2016/12/15 訪問

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