写真:浅井 みら野
地図を見る人口約5万人が暮らす小さな町カルロヴィ・ヴァリ。特に観光客が訪れるエリアは、三方から山に囲まれ、美しい建物がぎゅっと詰まった印象です。中心を流れるテプラ川は、地下から湧き出る源泉の影響を受け、水温が高いことからチェコ語で熱の川を意味します。まず、カルロヴィ・ヴァリに到着したら、この川沿いを散策することから始めましょう。
写真:浅井 みら野
地図を見る川沿いに並ぶ色とりどりの建物を眺めるだけでも十分楽しめますが、名産のスパワッフルがあれば更に散策は楽しくなりますよ。温泉水が加わったワッフルにクリームが挟まった、ご当地名産のお菓子です。味も定番のバニラ以外にチョコやイチゴなどの種類もあります。
写真:浅井 みら野
地図を見る夜に近づくにつれてライトアップが始まり、より幻想的な雰囲気に包まれます。川沿いの建物には、お土産屋さんやこの地方で有名なボヘミアングラスのお店もありますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
写真:浅井 みら野
地図を見る温泉街として有名ですが、日本でお馴染みの湯船につかる楽しみ方ではなく、温泉水を飲むのがこちらでの楽しみ方。町中に散らばったコロナーダと呼ばれる飲泉所に訪れながら、温度や味が異なる温泉水を飲み比べます。全部で16ヵ所あり、どのコロナーダも建物が異なるので、見比べてみるのも楽しいですよ。
写真:浅井 みら野
地図を見る常に湧き出る温泉水ですが、効果が強いので最初は少量から飲むのがおすすめ。本格的な治療を行う人は、まずお医者さんに診察をしてもらい、どのコロナーダでどれくらいの温泉水を飲むのか、詳細なレシピを書いてもらうほどなんですよ。
写真:浅井 みら野
地図を見る温泉水を飲む際に手放せないのが、コロナーダ専用のカップ。取っ手部分がストローになり、熱いお湯も冷めて飲むことができます。値段もお手頃で、ちょっとしたお土産になると人気です。
写真:浅井 みら野
地図を見る温泉水だけでなく、ミネラルウォーターも美味しいことで有名なカルロヴィ・ヴァリ。その豊かな水を使って作られたのがハーブリキュールの“ベヘロフカ(Becherovka)”です。30種類以上の薬草が使われ、そのレシピを知っているのは現在2人といわれ、門外不出のレシピは700年以上守られています。適量を飲むことで健康になると言われ、世界的にも人気なリキュールです。
写真:浅井 みら野
地図を見るベヘロフカの成り立ちなどの歴史が展示された博物館“ベヘロフカ博物館(Muzeum Jana Bechera)”。創業者がどのような経緯で開発をしたのか、ベヘロフカが完成するまでの製造プロセスなどが分かりやすく見学できます。最後にはレモン風味など数種類のベヘロフカを試飲できますので、ぜひ試してみてくださいね。定番は甘口で女性も飲みやすく、甘さを抑えた別の種類もあります。
写真:浅井 みら野
地図を見る温泉水とベヘロフカに詳しくなったら、その2つが組み合わさった特別なコーヒーが飲めるカフェでひと休みしてみるのはいかがでしょう?川沿いにある“カフェ レスピリウム(Café Respirium)”では、すぐ近くで湧き上がる温泉水を使い、隠し味にベヘロフカを入れています。少し塩気が感じられるコーヒーに、ほのかな甘さが広がる後味にほっこり。ここでしか飲めない、カルロヴィ・ヴァリの魅力が詰まったメニューです。
写真:浅井 みら野
地図を見る温泉街に訪れたなら、やっぱり飲むだけでなく、温泉に浸かりたいですよね。スパ施設“ザメツケ ラージニェ(Zamecke Lazne)”は、チェコ語でお城のスパを意味し、極上のリラックスな時間を過ごすことができます。日帰りのプログラムも充実しており、マッサージなど3つの施術が受けられる3時間パックのものなどがあります。
チェコの首都プラハから約130km西にある温泉街カルロヴィ・ヴァリ。プラハだと電車で約3時間半、バスだと約2時間15分で到着します。料金はバスの方が電車より安めです。
プラハに次いで、2番目に観光客が訪れるといわれるほど人気な場所。うっとりする町の景観にリゾートらしいのんびりした雰囲気。散策する分、疲れが抜けていく癒しの町ですよ。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
浅井 みら野
イタリア生まれ、ドイツ育ちの日本人です。まだまだ知られていないけど、魅力的な土地を世界、国内問わず紹介しています。ヨーロッパ、アメリカ方面が多いですが、呼ばれればどこへでも。冬はゲレンデに出没すること…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索