かつては日本一!新潟県「加治川」の2000本の桜並木が美しい!

かつては日本一!新潟県「加治川」の2000本の桜並木が美しい!

更新日:2017/03/24 16:44

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター
加治川(かじかわ)は、新潟県新発田市および北蒲原軍聖籠町を流れる河川です。毎年4月上旬から中旬に、川沿いに2000本の桜が咲き誇り、壮大な桜並木を観る事ができます。

加治川沿いにはかつて6000本の桜並木があり「長堤十里、日本一」とうたわれる桜の名所でした。しかし昭和41年、42年の大きな水害で河川改修の為に、桜並木は失われました。その後復元された桜並木と加治川治水記念公園をご紹介します。

2000本の壮大な桜並木が続きます!

2000本の壮大な桜並木が続きます!

写真:ミセス 和子

地図を見る

加治川は新潟県新発田市島潟より下流方、日本海(北蒲原群籠町)に流れる河川です。加治川沿いに約2000本の桜が、毎年4月上旬から中旬にかけて、満開の桜並木を観る事ができます。

一定の間隔で、大きさの揃った美しいソメイヨシノが、道の両サイドにどこまでも続く景色は素晴らしいものがあります。開花時期にあわせて、夜間のライトアップも行われ、幻想的な夜桜も観ることができます。

かつて「長堤十里、世界一」といわれた桜並木!

かつて「長堤十里、世界一」といわれた桜並木!

写真:ミセス 和子

地図を見る

1915年(大正4年)、大正天皇即位を記念して桜を植栽し、加治川の堤防沿いに6000本の桜並木が、数十キロメートルにわたって連なり「長堤十里、世界一」といわれる桜の名所でした。
しかし、1966年(昭和41年)と1967年(昭和42年)の水害で、河川改修の支障となり桜は全て伐採されてしまいました。
真偽は定かではありませんが、桜の根が堤防を弱めたという説もありました。

こうして復元された美しい桜並木!

こうして復元された美しい桜並木!

写真:ミセス 和子

地図を見る

相次ぐ水害にみまわれ、6000本の桜は伐採されてしまいましたが、桜並木の復元を望む声が多く、1989年(平成元年)に国の「桜づつみモデル事業」として認定を受け、桜並木の復元が進んでいます。
現在の桜並木は、災害時に桜の根が破堤を招いたとの説に配慮され、堤防の外に築いた副堤防に約2000本の桜が見られるようになりました。美しい桜並木を散策してみましょう。

残雪の残る山々と桜のコントラストが素敵です!

残雪の残る山々と桜のコントラストが素敵です!

提供元:新発田観光協会

http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=1…

美しく咲き誇るピンク色のソメイヨシノと、まだ残雪の残る山々とのコントラストが美しい加治川桜並木です。
空の色や時間帯、どの場所から撮影するかによって桜並木の景色も変わります。色々な場所から桜並木を楽しんでみましょう。

加治川治水記念公園の桜のトンネルも!

加治川治水記念公園の桜のトンネルも!

提供元:新発田観光協会

http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=1…地図を見る

加治川治水記念公園は、JR羽越本線「新発田駅」より車で約30分、日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」より車で約20分の場所にあります。
相次ぐ水害にみまわれた場所ですが、1982年(昭和57年)に連年水害対策の概成を記念して整備が開始され、1989年(平成元年)には水門が復元され、今では加治川の桜の見所になっています。
2012年(平成24年)には、土木遺産に認定されています。

桜舞い散る、美しい桜のトンネルをくぐってみましょう。開花時期に合わせて、夜のライトアップや屋台もあり多くの観光客で賑わいます。

ライトアップ時期:4月中旬〜4月下旬
ライトアップ時間:夕方〜22時
露店:有り
駐車場:普通車40台(無料)

加治川治水記念公園の桜のトンネルも!

写真:ミセス 和子

地図を見る

加治川の桜は、ほとんどがソメイヨシノです。華麗に咲き誇る小さな花ですが、壮大な美しい景色に変わります。

おわりに

加治川の桜並木、加治川治水記念公園の桜のトンネルはいかがでしたか?
加治川沿いに美しく咲き誇る、壮大な桜並木は素晴らしく、かつて「長堤十里、日本一」とうたわれていた時代に戻りつつある桜並木を、応援したいですね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/09 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -