写真:ミセス 和子
地図を見る加治川は新潟県新発田市島潟より下流方、日本海(北蒲原群籠町)に流れる河川です。加治川沿いに約2000本の桜が、毎年4月上旬から中旬にかけて、満開の桜並木を観る事ができます。
一定の間隔で、大きさの揃った美しいソメイヨシノが、道の両サイドにどこまでも続く景色は素晴らしいものがあります。開花時期にあわせて、夜間のライトアップも行われ、幻想的な夜桜も観ることができます。
写真:ミセス 和子
地図を見る1915年(大正4年)、大正天皇即位を記念して桜を植栽し、加治川の堤防沿いに6000本の桜並木が、数十キロメートルにわたって連なり「長堤十里、世界一」といわれる桜の名所でした。
しかし、1966年(昭和41年)と1967年(昭和42年)の水害で、河川改修の支障となり桜は全て伐採されてしまいました。
真偽は定かではありませんが、桜の根が堤防を弱めたという説もありました。
写真:ミセス 和子
地図を見る相次ぐ水害にみまわれ、6000本の桜は伐採されてしまいましたが、桜並木の復元を望む声が多く、1989年(平成元年)に国の「桜づつみモデル事業」として認定を受け、桜並木の復元が進んでいます。
現在の桜並木は、災害時に桜の根が破堤を招いたとの説に配慮され、堤防の外に築いた副堤防に約2000本の桜が見られるようになりました。美しい桜並木を散策してみましょう。
美しく咲き誇るピンク色のソメイヨシノと、まだ残雪の残る山々とのコントラストが美しい加治川桜並木です。
空の色や時間帯、どの場所から撮影するかによって桜並木の景色も変わります。色々な場所から桜並木を楽しんでみましょう。
加治川治水記念公園は、JR羽越本線「新発田駅」より車で約30分、日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」より車で約20分の場所にあります。
相次ぐ水害にみまわれた場所ですが、1982年(昭和57年)に連年水害対策の概成を記念して整備が開始され、1989年(平成元年)には水門が復元され、今では加治川の桜の見所になっています。
2012年(平成24年)には、土木遺産に認定されています。
桜舞い散る、美しい桜のトンネルをくぐってみましょう。開花時期に合わせて、夜のライトアップや屋台もあり多くの観光客で賑わいます。
ライトアップ時期:4月中旬〜4月下旬
ライトアップ時間:夕方〜22時
露店:有り
駐車場:普通車40台(無料)
写真:ミセス 和子
地図を見る加治川の桜は、ほとんどがソメイヨシノです。華麗に咲き誇る小さな花ですが、壮大な美しい景色に変わります。
加治川の桜並木、加治川治水記念公園の桜のトンネルはいかがでしたか?
加治川沿いに美しく咲き誇る、壮大な桜並木は素晴らしく、かつて「長堤十里、日本一」とうたわれていた時代に戻りつつある桜並木を、応援したいですね。
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(2024/10/15更新)
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