写真:桜木 小春
地図を見る国の天然記念物にも指定されている「屋島」、名前だけ聞くと瀬戸内海の島なのかと勘違いしてしまいそうですが「屋島」は高松市内にある山です。山頂が屋根のように平らな形をしていることから名付けられました。
この山の形は「メサ」と呼ばれ、約1400万年前の火山活動で噴出した溶岩が水平に流れ出し、周囲や上部に浸食が加わって形成されました。基盤が花崗岩、中腹から上部にかけて凝灰岩が堆積し、最上部には讃岐岩質安山岩が水平にのっています。珍しい形で目立つため高松市内のシンボル的な存在です。
写真:桜木 小春
地図を見る「屋島」東岸の入江(屋島湾)と、入江を囲む屋島東町・牟礼町・庵治町・屋島の南に隣接した高松町が、あの歴史的な合戦、源平合戦の屋島古戦場です。そのため、平家物語にまつわる史跡が屋島には、多く点在しています。
この屋島をイメージして作ったカレーが「屋島カレー」です。瀬戸内海を表現したシーフードカレー、具材は源平合戦をモチーフに真っ赤になって奮闘するタコを平家に見立て、ルーの中に紛れて奇襲を掛けるイカを源氏に見立てています。このユニークな発想は観光地「屋島」をPRするために香川県のご当地カレーとしてスタッフが考案しました。
甘めのカレールーは子供にも食べやすい味です。屋島をかたどった台形のライスの上には緑のドライパセリをのせて樹木をイメージしています、そして、ライスの上にのった旗はお子様ランチのようなかわいらしさで子供にも好評です。
写真:桜木 小春
地図を見る石臼コーヒーを注文すると石臼でコーヒー豆を挽くことができます。わざわざ石臼で挽くのか?と勿論、理由があります。
ここ庵治町は「石の里」と呼ばれるほど良質な石が採れます。キメの細やかさ、光沢、重量感を兼ね備えた優れた石質から、国内のみならず、世界からも高い評価を得ています。また、歴史も長く平安時代にまでさかのぼり、平安時代後期から採掘・加工されており、江戸時代に高松藩の御用丁場となったことから急速に発達したと伝えられています。そのため町の至る所に採掘場があります。
この香川県に誇る伝統の特産品「庵治石」を観光客の方々にも知ってほしいとのことで、庵治石製の石臼で、コーヒー豆を挽くことができるのです。石臼で挽くと、とてもいい香りが広がってきますよ。自分で挽いた豆は味も格別に美味しく感じます。
写真:桜木 小春
地図を見るこのシフォンケーキは、見た目は抹茶のように黄緑色ですが、抹茶ではありません。庵治町で採れた海苔を庵治石製の石臼で挽いて、香川県産の米粉を使った生地に練り込んだ「海苔シフォンケーキ」です。
口の中でほのかに磯の香りが広がります。海苔はカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。子供にも安心して食べさせることのできる栄養価の高いスイーツです。メディアでも多く紹介されている人気商品のため早目にご注文ください。
写真:桜木 小春
地図を見る2004年、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』が公開されたことにより高松市の庵治町は一躍有名になりました。この映画を見たファンがロケ地を訪れる聖地巡礼のため多く訪れるようになりました。
そのロケセット「雨平写真館」の中でカフェ「寫眞館の珈琲」を営業していて「屋島カレー」等はここで食べることができます。外観はレトロな建物で写真館と掲示されているので一見、カフェとは思えない作りです。その為、素通りする観光客も多いようなのでご注意ください。
写真:桜木 小春
地図を見る「雨平写真館」の敷地に展示室もあります。ロケ当時の写真や主人公が乗っていたスクーターの実物が展示しているので、映画ファンには必見の場所ですよ。スクーターに乗って写真撮影することもできます。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地として有名になった庵治町は、2004年の映画公開から未だ観光客が絶えることなく多くの方が訪れています。観光客に庵治町の魅力を伝えたい思いから「屋島カレー」「石臼コーヒー」「海苔シフォンケーキ」は誕生しました。ロケ地の聖地巡礼後には是非、ここのカフェに立ち寄って香川県の魅力を堪能していただけたらと思います。
この記事を書いたナビゲーター
桜木 小春
海外、国内旅行が大好きで旅行会社で勤務しておりました。現在は、転勤族で、引っ越し先の観光地を勝手に応援しています。小さな娘二人と旅をするのが大好き。子連れ旅行には、いくつもの壁を乗り越えないといけない…
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