写真:凜風 杏花
地図を見る「下灘駅」は、JR予讃線の普通列車で松山駅から約1時間、愛媛県伊予市双海町にある無人駅。よく「かつて日本一海に近かった駅」と過去形で言われますが、道路が一本ひかれたぐらいでは海との仲を引き裂くことはできませんでした。ホームに降り立てば、目の前に広がる瀬戸内海・伊予灘の景色…言葉もなく見とれてしまう瞬間が味わえます。
写真:凜風 杏花
地図を見るJR青春18きっぷのポスターに3度も採用され、中でも「思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか」というキャッチコピーがすっかり有名に。また、映画「寅さん」やドラマ「HERO」などの印象的な場面にもロケ地として使われました。
写真:凜風 杏花
地図を見る下灘駅がある双海町(ふたみちょう)のキャッチフレーズは「しずむ夕日が立ちどまる町」。そしてもちろん、下灘駅での一番のおススメ時間も夕暮れ。海に沈む夕陽、シンプルな駅、伊予灘の海、この三つがコラボした幻想的な景色がひろがります。また、このロケーションを生かして、毎年9月にはプラットホームをステージにした「夕焼けプラットホームコンサート」も開かれています。
夕暮れの時間帯(特に休日)はカメラを持ってシャッターチャンスを待つ人で賑わいますので、良い写真が撮れるようにお互い譲り合いましょう。下灘駅で夕陽が見える時間は、JR四国ホームページ「伊予灘ものがたり」道後編のページを参考にしてください。
写真:凜風 杏花
地図を見る駅で静かにぼ〜っとしていたい方は、夕暮れを避け、人の少ない午前中や昼間の時間帯の訪問が良いかもしれません。時間の経つのを忘れてしまうこの雰囲気は本当に貴重。
写真:凜風 杏花
地図を見る駅舎内の待合所には、これまでに訪れた旅人の思いがつづられた大量の落書きノートなども。また、この出札口からの景色もとても風情がありますね。
写真:凜風 杏花
地図を見るJR四国の超人気観光列車「伊予灘ものがたり」もこの下灘駅で停車します。特に日没時間にこの駅を通る「道後編」は発売と同時に予約がいっぱいに! 列車から降りて写真を撮る方が多いため、当初より停車時間を延長したほどです。
写真:凜風 杏花
地図を見る下灘駅は開業当初からの木造駅舎が改装されながら今も使われています。まわりにあるのは1日1回収集にくるポスト、道向かいにある1台の飲料自販機。そしてまばらな民家。
路肩や空き地に車を停めて駅を訪問される方もいるようですが、下灘駅には駐車場はありません。マナーを守る意味でも、そして列車からホームに降り立つ瞬間を味わうためにも、JR線で訪れてください。ただ、列車の本数が少ないので取り残されないように(笑)
ローカル線で「下灘駅」にふらりと降りて、ぼんやり海を眺めているうちに、心の中に何かが見えてくるかもしれません。駅って、そして海ってホントにいいですね。
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この記事を書いたナビゲーター
凜風 杏花
はじめまして、凜風 杏花(りんふう きょうか)です。海とカフェと鉄道と、そしてレトロな町が好き。無人駅や小さな島、ロケ地などのマニアックな旅先も多いのですが、共有して下さると嬉しいです!
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(2025/2/8更新)
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