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熱狂のスペイン版イースター!グラナダで「セマナ・サンタ」体験

熱狂のスペイン版イースター!グラナダで「セマナ・サンタ」体験

更新日:2020/03/19 16:15

みな きむのプロフィール写真 みな きむ スペイン・グラナダの日本人向け代理店勤務
セマナ・サンタ=スペイン版イースター=聖週間。
スペインにおける宗教行事で最も重要なイベントで、全国各地でほぼ1週間続きます。
様々な教会から繰り出した「パソ」と呼ばれるキリスト像やマリア像をのせた神輿のようなもの、三角帽子の集団、ブラスバンドが長い行列をなして町中を練り歩く、この時期にしか見られない独特で熱狂的なグラナダのセマナ・サンタをご案内しましょう。

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セマナ・サンタのシンボル。それは一種不気味なKKK(クー・クラックス・クラン)を彷彿させる三角帽子。

セマナ・サンタのシンボル。それは一種不気味なKKK(クー・クラックス・クラン)を彷彿させる三角帽子。

写真:みな きむ

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毎年春先になると、テレビでも見られるスペインのセマナ・サンタ(聖週間)。
日にちは年によって替わりますが期間は1週間、2020年は4月5日(日)〜4月12日(日)までで、グラナダでは計32のコフラディア(グループ)の行列が様々な教会から出発する予定でしたが、2020年はコロナウイルスの影響で中止となることが決まりました。

セマナ・サンタのシンボル。それは一種不気味なKKK(クー・クラックス・クラン)を彷彿させる三角帽子。

写真:みな きむ

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日本では聖週間といえばイースター、可愛らしいウサギと卵グッズが街中に溢れますが、スペイン版イースター「セマナ・サンタ」は一種異様な雰囲気をかもし出します。
目と口だけを出し、後は全身を三角帽子と三角の装束に覆われたkkkにも似たペニテンテと呼ばれる人たちが最たるものでしょう。これは昔は罪人が行列に参加した為、背格好や顔が誰か分からないようにする為だったから。そしてコスタレロと呼ばれる非常に重たい神輿を台の下にもぐり担ぐ人々。よちよち歩きの速度で何時間も町を練り歩きます。長ければ夕方に教会を出発し、深夜に教会に戻るものもあります。

セマナ・サンタのシンボル。それは一種不気味なKKK(クー・クラックス・クラン)を彷彿させる三角帽子。

写真:みな きむ

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パソ(神輿)に表れるシーンは最初の日曜日から曜日ごとに聖書に基づくシーン設定がされています。キリスト誕生に始まり、キリストが十字架を担がせられて歩くシーン、磔刑のシーン、ビルヘン・マリア(聖母マリア)がキリストを抱えて涙するシーン、そして最後の日曜日がキリスト復活シーンです。
最後の復活の日曜日のみ朝から神輿行列が出ますが、その他の日は夕方から深夜にかけての行列です。

町によって異なるセマナ・サンタのよもやま話

町によって異なるセマナ・サンタのよもやま話

写真:みな きむ

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それぞれの都市によっても雰囲気がガラッと変わり、例えばサラマンカのように厳粛で重々しい雰囲気をかもし出す所、セビージャのように華やかなお祭り風な所など様々です。
グラナダはイスラム教徒が最後まで粘った都市である反面、レコンキスタを完了させた思い入れの地というわけで、アンダルシア地方の割にはカトリック色がセマナ・サンタ時期は強いのです。

町によって異なるセマナ・サンタのよもやま話

写真:みな きむ

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アンダルシア地方ではセマナ・サンタの時期にのみ、サエタと呼ばれるフラメンコの一種が沿道やバルコニーからパソ(神輿)に向かって歌われ、人々はマリア像に向かってグアッパー(美人さん)などと熱狂的に叫びます。アンダルシア地方ならではの光景と言えるでしょう。

町によって異なるセマナ・サンタのよもやま話

写真:みな きむ

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それぞれの教会毎にだいたい1年かけて準備をしますが、セマナ・サンタ時期は春先ということもあり、何故か全国的に雨にあたる確立が割と高め。雨だと高級な衣装を着せた普段は教会に大切に保存されているマリア像などを出すわけにも行かず、文字通り泣く泣く出発を諦めざるをえないコフラディア(グループ)などもあります。1年の苦労がおじゃんになり、翌日の新聞などで涙のシーンが紙面を飾ることもざらなのです。

大いに盛り上がる聖木曜日と聖金曜日

大いに盛り上がる聖木曜日と聖金曜日

写真:みな きむ

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セマナ・サンタは基本的にキリスト誕生から十字架に架けられて死亡、復活の順番に進んで行きますが、一番盛り上がるのは祝日にもなっている木曜日と金曜日です。
午後から深夜にかけて大いに賑わいますし、その分通行規制も厳しくなります。この時期セマナ・サンタが最優先なのです。

大いに盛り上がる聖木曜日と聖金曜日

写真:みな きむ

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聖木曜日は世界遺産地区でもあるアルバイシン地区がメインです。
普通の道よりはるかに細い曲がりくねった路地の多いアルバイシン地区。教会まで近づくのも一苦労です。

アルバイシン地区の守護教会サン・ミゲル・バホ教会から出るアウローラ、サン・クリストバル教会から出るエストレージャ、コンセプシオン修道院から出るコンチャ(コンセプシオン)の3つの華やかでありながら悲しげな聖母像は見る人により好みが分かれます。

その後深夜に沈黙の意味の「シレンシオ」がサン・ペドロ教会から。
この神輿行列は一番短く2時間で終了する上に、唯一音楽がありません。一番厳粛で物々しい、ちょっと不気味なものです。深夜12時に教会を出発しアルバイシン地区のパセオ・デ・ロス・トゥリステスの細い道を通り、最後はカテドラルに入り終了です。

大いに盛り上がる聖木曜日と聖金曜日

写真:みな きむ

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聖金曜日はグラナダ市内の色々な地区から神輿行列が出てきますが、人気があるのはサン・ヘロニモ教会のファボーレス。親しみを込めチーアとも呼ばれていますが、古楽器を使ったり、独特の衣装に赤ピンクのランプと黄色の三角帽子でキリストの遺体を棺桶に入れて運ぶ、独特でちょっとおどろおどろしい神輿行列です。

聖金曜日はレアレホ地区の人々に特に思い入れのある日で、ソレダと呼ばれる神輿行列は他では類を見ない真昼間に出発してカンポ・デル・プリンシペ広場のキリスト・デ・ファボーレス像前でミサをあげます。夜にもファボーレスという別の行列を行います。

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グラナダのセマナ・サンタで絶対に外せない「ヒターノ」と「アルハンブラ」

グラナダのセマナ・サンタで絶対に外せない「ヒターノ」と「アルハンブラ」

写真:みな きむ

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どの神輿行列がいいか言い出せばキリがありませんが、前述の聖木曜日・金曜日以外でグラナダで特に有名なものと言えば、水曜日の「ヒターノ」や土曜日の「アルハンブラ」など。
ルートや時間はぜひ下記リンクを参考にしてください。

グラナダのセマナ・サンタで絶対に外せない「ヒターノ」と「アルハンブラ」

写真:みな きむ

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「ヒターノ」とはジプシーの意味。グラナダのジプシーが拠点としていたサクロモンテ地区のアバディア・デ・サクロモンテの教会から出発します。夕方に出発し、町を練り歩き深夜に教会に戻る、一番時間が長い神輿行列です。
ジプシーと言えばフラメンコ。サクロモンテ地区の曲がりくねった細い道を行列は「踊る」ように進むと地元の人は言います。深夜にもなるため、焚き火がそこここで焚かれ、サエタがあちこちで聞かれます。最後の圧巻はキリストのパソとマリアのパソが「ダンスをしている」ように見える教会入場シーン。

グラナダのセマナ・サンタで絶対に外せない「ヒターノ」と「アルハンブラ」

写真:みな きむ

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唯一土曜日に出る神輿行列が「アルハンブラ」です。
文字通りアルハンブラ構内の教会、サンタ・マリア・デ・ラ・アランブラ(現地読み)から夕方割と早めの時間に出発し、深夜に教会に戻ります。一番の見所はアルハンブラ宮殿への入り口「裁きの門」を出入りする瞬間なのですが、人が非常に多く特に出発時に見るのはなかなか難しいのですが、アルハンブラの森を通過していくのは他の神輿行列では見られない素敵な光景です。少し早めから森の中で並んでいるのも時間があればいいでしょう。

セマナ・サンタのつまみ食い

セマナ・サンタのつまみ食い

写真:みな きむ

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通に言わせればセマナ・サンタの醍醐味は各教会から出発する時と戻る時で、その他人気のある見学スポットは必ず通らなければならないオフィシャルな通りやカテドラル付近ですが、グラナダの町は大変細い路地も多く入り組んでいます。
人気の行列が出る教会付近では早くから人が行列を作って待っています。通行規制がかかったり、通りが細くて一旦入り込むと動きが取れなかったりで、旅行者の方にはなかなか敷居が高いのが現実です。

セマナ・サンタのつまみ食い

写真:みな きむ

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そこで比較的楽で簡単に見られるのがグラン・ビア通りです。
多くの神輿行列がカテドラルから出た後でこの通りを通ります。大通りなので歩道も広く、次々に神輿行列が通りますので、まとめて沢山の行列が見たければグラン・ビア通りに陣取るのがおススメですよ。

セマナ・サンタのつまみ食い

写真:みな きむ

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こちらに記載しきれないものが大半ですが、それぞれ趣向を凝らし1年間この瞬間の為に頑張ってきたセマナ・サンタの神輿行列を見ると、今まで持っていたスペインのイメージがガラッと変わること間違いなし。セマナ・サンタを嫌うスペイン人も多いですが、観光者の目で見ると大いに楽しめますよ。

セマナ・サンタのスケジュールやルート、及び注意事項

セマナ・サンタ期には様々は道が神輿行列の往来に合わせて、封鎖されます。その為、動きにかなり制限がかかります。関連メモ内のリンクには時間や行程が載っていますので、参考にされるといいでしょう。

出発と戻りは同じ教会ですが、全ての行列が必ず通過しなければいけない地点というものがあります。カテドラルがその一つ。ものすごい人ですが、カテドラル前のプラサ・デ・パシエガ周辺に張り込んでいるのも手でしょう。いろんなパソを追いかけるのも面白いですが、この時期は自由に動き回り辛いというのはお忘れなく。

写真を撮るのに夢中になるかもしれませんが、防犯対策はしっかりと。カバンなどは必ず前に、チャックはしっかり閉めて貴重品にはくれぐれもお気をつけて、大いにセマナ・サンタを楽しんでください。

残念ながら2020年のグラナダのセマナ・サンタは中止となりましたが、どのような行事か今後の参考にして頂ければと思います。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/04/01−2019/04/21 訪問

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