海軍基地を空から見るグアムの遊覧飛行に興奮!南国リゾートの別の一面を見る

海軍基地を空から見るグアムの遊覧飛行に興奮!南国リゾートの別の一面を見る

更新日:2017/04/24 10:43

四宮 うららのプロフィール写真 四宮 うらら 旅とグルメの案内人
グアムの魅力は、日本から約3時間半という近さの南国リゾートであること。そして、青い空と透明度の高い美しい海です。
今回はそんなグアムを、青空を舞う海鳥の視線で眺められるセスナ機での遊覧飛行をご案内します。普通、足を踏み入れることができない海軍基地の上も飛んじゃいます。

セスナに乗り込んでテイクオフ! タモン市街を見下ろす

セスナに乗り込んでテイクオフ! タモン市街を見下ろす

写真:四宮 うらら

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グアムではアクティビティの一種として、セスナによる遊覧飛行を手軽に体験することができ、ツアーを予約するとホテルからの送迎があります。

遊覧飛行の催行会社は複数あり、コースもいろいろありますが、今回はその一例として、グアム南西部・アプラ港にある米海軍基地の上を飛ぶコースをご紹介します。

セスナ搭乗前には体重測定などがあります。だいたい4人乗りなのですが、小型飛行機なので積載量に限りがあり、かなり厳密。燃料をたっぷり積んでいたり、巨漢の人が乗る場合は3人乗りに。そのうちの1人はパイロットですので、乗客は2人ということになりますね。

セスナに乗り込んでテイクオフ! タモン市街を見下ろす

写真:四宮 うらら

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セスナに搭乗すると、すぐに出発。強い太陽の光に照らされた滑走路をぐんぐん進んで、あっという間にテイクオフ。飛行機はホテルの立ち並ぶタモンの上空を飛びます。自分の宿泊するホテルも、きっと上空から確認することができるでしょう。

海の青さが鮮烈! 恋人岬やボムホールを海鳥の目線で眺める。

海の青さが鮮烈! 恋人岬やボムホールを海鳥の目線で眺める。

写真:四宮 うらら

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フライト後、最初にやってくる見どころは、グアムで最も有名ない観光スポット「恋人岬」の上空です。

恋人岬はスペイン統治時代、美しいチャモロの娘と青年が、互いの髪を強く結び、123メートルの高さの断崖から身を投げたという、悲恋の伝説がある場所。現在では「恋人たちの聖地」と呼ばれている人気スポットです。
グアムに来たら、一度はこの展望台からの絶景を見に来るのではないでしょうか。それを、さらに上空から眺めるのですが、リーフを境に変化する青のグラデーション、岩肌に打ち付ける白い波、緑濃い亜熱帯のジャングルという見事な色彩。その美しさは圧巻です。

セスナは恋人岬上空で旋回し、南西に進路をとります。

海の青さが鮮烈! 恋人岬やボムホールを海鳥の目線で眺める。

写真:四宮 うらら

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このブルーのインクを流したような青のグラデーションを見てください! 岸辺の岩礁までくっきり浮かび上がり、透明度の高さがわかります。

断崖に佇む三角屋根の建物は「ヒルトン・グアム・リゾート&スパ」の敷地内にある教会「セント・プロパス・ホーリー・チャペル」です。こんな場所で海外ウエディングができれば素敵ですね。

海の青さが鮮烈! 恋人岬やボムホールを海鳥の目線で眺める。

写真:四宮 うらら

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次に見えるのは、淡いブルーの海原に、ひときわ濃いブルーホールが点在するエリア。ここはダイビングやシュノーケリングのスポットとして有名なプティ湾海洋保護区です。

長い桟橋の先に円形の建物が見えるのは「フィッシュ アイ マリンパーク」のアクティビティ施設。円形の建物のまわりの海は、ひときわ深いブルーに彩られ“ボム・ホール”(爆弾の穴)と呼ばれるすり鉢状になっていて、多くのサンゴや熱帯魚を観察できるグアムのなかでも一級のシュノーケリングスポットです。
ちなみにボム・ホールは、実際に爆弾が落ちて穴があいたわけではなく、サンゴ礁の基盤が陥没してできた穴だそうです。

同じ西海岸でも海の色の多彩さに驚かされます。

非日常の極み!軍艦や潜水艦が停泊するアプラ港海軍基地

非日常の極み!軍艦や潜水艦が停泊するアプラ港海軍基地

写真:四宮 うらら

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グアムの主要産業は観光と漁業ですが、最大のものは軍需だといわれ、北部に「アンダーセン空軍基地」、南西部に「アプラ港海軍基地」があります。写真は「アプラ港海軍基地」近くに立ち並ぶ建物群。
鮮やかな緑の芝生の中に、整然と立ち並ぶのは、駐屯する兵士と家族が暮らす家々でしょうか。グアムがアメリカの自治属領であることが実感できるアメリカらしい光景です。
普通、観光客が立ち入ることができないエリアを、空から眺められるというわけです。

非日常の極み!軍艦や潜水艦が停泊するアプラ港海軍基地

写真:四宮 うらら

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グアムの海の玄関口で、ミクロネシア最大の商業港であるアプラ港は、北側が商業港、南側がアメリカ海軍の軍港となっています。
ここは原子力潜水艦隊の母港である重要海軍基地。対アジア戦略、アフガニスタンやイラクへの中継基地としても、大きな役割をになっている場所。また、沖縄の基地負担を軽減するために一部グアム移転がなされ、“思いやり予算”が投入されるなど、日本とも密接な関わりのあるところなのです。

それにしても、こんな基地の真上を飛べるとは驚き。楽園リゾートとはまったく異なる、グアムのもうひとつの顔といえるでしょう。

非日常の極み!軍艦や潜水艦が停泊するアプラ港海軍基地

写真:四宮 うらら

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パイロットがインカムを通じて教えてくれるのですが、眼下に潜水艦を見ることができました。港に着岸、係留されているクジラのように見えるのが潜水艦です。
タイミングもあると思いますが、空母が停泊していることもあるとか。こんな映画のワンシーンのような光景を実際に見ることができれば、軍事オタクならずとも興奮してしまいます。

セスナはアプラ港の上を大きく旋回して帰路に向かい、着陸します。約30分のフライトは、感動と興奮の連続でアッという間のように感じられますが、充実感もたっぷり。次に来た時にも、またトライしてみたいと思うことでしょう。

セスナを操縦できる体験飛行コースもオススメ

グアムのセスナによる遊覧飛行、いかがでしたか?
今回は一例として「スカイ グアム アビエーション」が催行する遊覧飛行をご紹介しました。飛行中はパイロットがインカムを通じで、今どこを飛んでいるか、何が見えるのか教えてくれるので、とてもわかりやすく、見落とすことはありません。
アプラ湾海軍基地コースのほか「恋人岬コース」「ココス島コース」「グアム島一周コース」、「夜間飛行」などのコースもあります。

また、日本では考えられませんが、簡単な講習を受けるだけで、自分でセスナが操縦できるセスナ体験飛行も。隣には日本人パイロットが同乗するので安心です。なんと、4歳から体験できるコースもあります。

セスナによる遊覧飛行は、特にグアムは何度か来たことがあるとリピーターの方に、おすすめしたいアクティビティです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/14 訪問

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