新登場!台北2階建てオープントップバスで制覇したい観光スポット

新登場!台北2階建てオープントップバスで制覇したい観光スポット

更新日:2018/07/24 09:11

吉川 なおのプロフィール写真 吉川 なお 台湾在住ライター、元旅行会社勤務の旅行マニア
世界の主な観光地で見かける乗り降り自由の赤いホップオンホップオフバスが、2017年1月台北に登場し、新しい観光の足として注目を集めています。
台北市内の主要観光地を結び、座っているだけでお目当ての場所を回れる便利な2階建て観光バスは、公共交通機関に不慣れで忙しい旅行者にはまさにうってつけ!
総統府や故宮博物院、台北101などこのバスで巡れる台北の主要観光スポットをご紹介します。

観光地を結ぶ便利なバス

観光地を結ぶ便利なバス

写真:吉川 なお

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旅行者必見の観光スポットをつなぐのは「紅線(レッドライン)」と「藍線(ブルーライン)」の2路線。レッドラインは市内中心部を約75分で一周し、ブルーラインは郊外を約120分で一周します。

このバス利用の最大のメリットは、効率よく楽々と観光地巡りができること。面倒な乗り換えなしで1日で何カ所も行けるので、初めての方はもちろん、久しぶりに来られた方も時間の節約に役立ちます。

詳しいルートや乗り方などは、記事下の関連MEMOにリンクしたハウツー記事【台北の2階建てオープントップバスで楽々市内観光する方法】でご紹介しているので、そちらをご参照くださいね。

それではさっそく、MRT台北駅前のM4番出口前のバス停留所から台北市内観光に出かけましょう♪

レッド・ブルー両コースで訪問できるスポット

レッド・ブルー両コースで訪問できるスポット

写真:吉川 なお

【信義林森路口】まではどちらのコースも同じルート。バスは定員制で、天気がいい日はやっぱり2階がお勧め。前方は屋根あり、後方が屋根なしで、雨が降った時は屋根になるカバーが張られてレインコートも提供されます。

まず【MRT西門駅】で下車すると、赤レンガ造りの「西門紅楼」が見えてきます。1908年に建てられた八角形の特徴ある建物は日本統治時代は公営市場だったところで、現在は劇場、カフェ、ショップが入居しています。周辺は「台湾の原宿」と呼ばれるショッピングエリアで、買い物や食べ歩きが楽しめます。

日本と台湾の歴史の舞台となった「中山堂」もここから徒歩約5分。太平洋戦争に敗れた日本は台湾を放棄することになり、その調印式がここで行われました。当時の趣きを残す茶芸館&カフェはティータイムにお勧めです。

レッド・ブルー両コースで訪問できるスポット

写真:吉川 なお

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台湾の総統が執務を執る「総統府」もこの停留所が最寄り。日本人が設計し赤レンガと白い花崗岩で建てられた建物はかつての台湾総督府で、内部も無料で公開されています。

平日は月曜〜金曜日の午前9時から12時まで(入場は11:30まで)で、日本語を話すガイド同伴で1階のみの開放、館内は撮影禁止ですが、月に1日だけ自由参観日が設けられており、この日は3階の部屋も見学でき、写真撮影も可能です。参観時間は午前8時から午後4時までで予約は不要です。ここから徒歩5分の場所にある「台北賓館」も同日一般開放されるので、予定が合えば合わせて見学されるといいでしょう。

レッド・ブルー両コースで訪問できるスポット

写真:吉川 なお

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その次の【信義林森路口】で下車すると「中正紀念堂」もすぐ。国家両庁院と呼ばれる国家戯劇院、国家音楽院の奥に蒋介石の銅像が鎮座する本館があり、毎日9時から17時まで1時間おきに行われる衛兵交代式は一見の価値ありです。

ブルーラインで「故宮博物院」「士林官邸」も楽々アクセス

ブルーラインで「故宮博物院」「士林官邸」も楽々アクセス

写真:吉川 なお

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【信義林森路口】を過ぎるとブルーラインは「故宮博物院」を目指します。台北必訪の故宮博物院は、MRTで士林まで行きそこから路線バスに乗り継ぐのが一般的ですが、これに乗っていれば景色を見ているうちに、あっという間に到着します。

中国歴代王朝の皇帝が収集したコレクションは目を見張る逸品揃い。「翠玉白菜」と「肉形石」はやっぱり見逃せないですね。休憩には茶芸館「三希堂」がお勧めです。

ブルーラインで「故宮博物院」「士林官邸」も楽々アクセス

写真:吉川 なお

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故宮博物院で中国王朝の至宝を堪能した後は【士林官邸】で下車して、蒋介石夫妻が住んだ邸宅を見学してみてはいかがでしょうか。写真撮影はできませんが、リビング、寝室、書斎などが公開されており、その豪華な生活ぶりを垣間見ることができます。きれいに手入れされた庭園にはバラ園や温室などもあり、散策にお勧めです。

ブルーラインで「故宮博物院」「士林官邸」も楽々アクセス

写真:吉川 なお

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士林に来たら「士林夜市」も外せない場所。【MRT剣潭駅】で下車し、進行方向にしばらく歩くと屋台街が見えてきます。屋台が営業を始めるのはだいたい夕方5時以降ですが、「新士林市場」の地下のフードコートは昼12時から営業しているので、台湾B級グルメを堪能できます。

レッドラインで「台北101」の展望台に

レッドラインで「台北101」の展望台に

写真:吉川 なお

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レッドラインに乗車すれば、台北のシンボル「台北101」もあっという間。最寄りは【松廉松智路口】で、その足元に到着します。天気がよい日は89階の室内展望台、91階の屋外展望台から台北の街並みをご覧あれ。ショッピングモールやレストランも要チェックです。

レッドラインで「台北101」の展望台に

写真:吉川 なお

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台湾で国父と呼ばれる孫文を記念して建てられた国父記念館は【MRT国父記念館】下車すぐ。ここでも9時から17時まで衛兵交代式が行われており、広い公園は台北市民の憩いの場所となっています。

予習しながら効率よく市内観光

バスの中ではWiFiが使え、スマートフォン向けに日本語の観光ガイドも用意されています。座席裏の「音声ガイド」のバーコードから専用アプリをダウンロードすると、画面に日本語の詳しい案内文が表示されます。乗務員に申し出ると無料でイヤホンももらえるので、風景を見ながら予習も完璧にできちゃいます。

次のバスが来るのは40分後。その後も40分おきに来るので、次回乗る時間を頭に入れて観光し、待ち時間を少なくして台北の観光スポットを思う存分制覇してくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/04 訪問

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