更新日:2013/12/09 17:49
写真:津田 泰輔
地図を見る訪れたのは兵庫県赤穂市の坂越にある海の駅しおさい市場。
赤穂の牡蠣は知名度としては広島や三重に劣るものの、豊富な栄養分に養殖に適した地形もあいまって肉厚の大きな牡蠣が楽しめる。
大阪からも車で気軽に行くことができ、手軽に美味しい牡蠣を味わえるおススメの場所なのである。
海の駅しおさい市場は港に併設された施設で、屋内には「くいどうらく」という飲食施設があり、屋外にはいわゆる牡蠣小屋と呼ばれる炭火で焼いて食べるバーベキュー施設のような場所がある。
屋内のくいどうらくでも色々な牡蠣料理が堪能できるが、今回は牡蠣の醍醐味である屋外での食べ放題について紹介したい。
写真:津田 泰輔
地図を見るうず高く積まれた採れたての牡蠣たち。
これが食べ放題で2500円。しかもここならアルコール飲料以外の持ち込みはOK。食材を持ち込んでバーベキューなんて物も楽しめる。
しかし、食材を持ち込んでおなかを膨らませるよりは、ぜひ牡蠣をより堪能できる調味料を用意していきたい。
テーブルには醤油と七味唐辛子ぐらいしか置かれていない。醤油をちょろっとかけても美味しいし、むしろ何も無しで海の塩味だけでも十分美味しい。
だが、食べ続けていると飽きてくるのも事実。
おススメは、ポン酢、大根おろし、ねぎ、バターなど。
ポン酢とねぎ。醤油と大根おろし。バターに醤油。組み合わせで様々なバリエーションを楽しめるだろう。
写真:津田 泰輔
地図を見る席に着いたら早速牡蠣を焼いていくのだが、ここで注意したいことがある。
牡蠣は弾ける! という事だ。
焼いていると、パーンと音を立てて弾けることがある。弾けた時に中の熱い汁を豪快に飛び散らしてくるので、火傷までは行かないものの、顔や服などを汚してしまう。
時には隣のテーブルからの遠距離攻撃にも晒されることがあるので油断できない。
牡蠣の食べ放題を楽しく堪能するには、まずはこの攻撃に打ち勝つ必要がある。
牡蠣の弾ける方向というのは、縦方向が多い。つまり網の上に並べる時にできるだけ人のいない横方向を向けて置くのがコツである。
それでも横方向に飛ぶことがあるので、レインコートを持っていくことをおススメする。使い捨ての安い物で良い。これを着ていれば飛び散ってくる熱い汁がかかっても服は汚れないし、屋外の寒さをしのげる便利アイテムにもなる。
写真:津田 泰輔
地図を見る網に並べるときは、殻の膨らんだ方を下にして焼いていこう。そうすると牡蠣の旨みが染み出したエキスがこぼれずに残ってくれる。
焼いていくと牡蠣の口が開く。このときすぐに取ってしまうとまだ生焼け状態なので、ここから3分ぐらい待つとだいたい食べ頃になる。
開かない物もあるが、口から泡が吹き出し湯気が立ってきたら食べ頃だろう。
お店から軍手と牡蠣を開けるヘラを渡されるので、牡蠣を皿に取ったら軍手で殻を掴み、ヘラを差し込んでこじ開けよう。簡単に二つに分かれて、プリプリの身が現れることだろう。
まだ開いていない牡蠣は殻の隙間にヘラを差し込み少し力を入れれば綺麗に開く。コツを掴むと綺麗に開くのが楽しくなって、食べるのを忘れてしまうかもしれない。
もし開いてみてまだ生かなと思ったら、網に戻して醤油やバターをたらしてもう一度焼いて、焦がしバター醤油牡蠣などいかがだろう。
写真:津田 泰輔
地図を見る制限時間は90分。焼きながら牡蠣を食べていると意外に短いもの。
食いっぱぐれないようにどんどん焼いていこう。
一人30個ぐらいはいけるはず。
新鮮な牡蠣を豪快に焼いて食べるのは港ならでは。
飛び散る汁や煙によって全身汚れてしまうかもしれないが、気にしていたら新鮮な牡蠣は楽しめない。
赤穂には良質な温泉がいくつかあるので、牡蠣の後に温泉で汚れを落とすのも良いだろう。
牡蠣のシーズンは11月から3月ごろまで。
海の水温が下がってくると牡蠣は栄養分を体に貯めこもうとするため、だんだんと身を大きくしていく。
一般的には1月から3月ぐらいが、一番脂の乗ったプリプリの牡蠣を楽しめる時期だと思う。
兵庫県の赤穂市やたつの市は関西では屈指の牡蠣生産地。
関西の人たちは冬の味覚といえばカニを思い浮かべることも多いが、みんなでワイワイ言いながらバーベキュー感覚で楽しめる牡蠣食べ放題も、冬の味覚ツアーの一つに加えてみてはいかがだろう。
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この記事を書いたナビゲーター
津田 泰輔
ブログを書き始めたのをきっかけに関西の秘境巡りを始めて約6年。まだまだ知られていない魅力的な絶景スポットをたくさん発見しました。今までアウトドアとは無縁だった私が手軽に行ける秘境を関西中心に紹介してい…
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