全て徒歩5分圏内!「表参道」界隈でアクセス抜群の神社3選

全て徒歩5分圏内!「表参道」界隈でアクセス抜群の神社3選

更新日:2017/04/19 11:53

1919年に明治神宮の参道として整備された大通りが「表参道」です。高級ブランドの旗艦店が集積するエリアとして知られ、「新・日本街路樹100景」のひとつにも選定されています。そして、その周辺には小さな神社が点在していることをご存知でしょうか?路地の一角に社を構える神社は華やかさよりも、厳かな空気に包まれています。中でも気軽に立ち寄れる「駅チカ」神社は、時間のロスなく参拝でき、そのご利益は抜群です!

TOKYO随一のお洒落スポット!「表参道」の歴史と変遷

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まず、「表参道」の変遷についておさらいをしておきましょう。かつては地元住民と明治神宮への参拝客が利用する程度の閑散とした通りでしたが、1970年代から現在のような光景が徐々に築かれていきました。

表参道は地下鉄の駅としても複数の路線が乗り入れていますが、昔は別の場所にありました。今でこそ「表参道駅」として知られていますが、場所だけでなく、駅名も違っていたのです。

1938年の開業時は「青山六丁目」、翌年の1939年には「神宮前」と変わり、1972年に現在の「表参道」になりました。その背景には、街の発展と共に周辺エリアがブランド化され、商業文化の認知度が高くなったことが挙げられます。

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表参道のシンボルとして長く親しまれてきたのが「旧同潤会青山アパート」です。その跡地に建ったのが商業施設の「表参道ヒルズ」です。日本のファッション、文化の中心として新しい表参道の「顔」となりました。

その他にも冬のイルミネーションで有名な「ケヤキ並木」や、有名シェフが腕を振るうフレンチやイタリアンのレストランが店を構えます。銀座などと並び、東京屈指のショッピングストリートとなっています。

金の装飾など意外と豪華。街にひっそりと佇む「秋葉神社」

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秋葉神社は「火除け」の神様が祀られていることで有名な神社です。たくさんの「狛犬」が参拝者を迎えてくれます。ちなみに狛犬の制作年代は、なんと1790年(寛政2年)だと言われています。

こちらの神社は東京メトロ「表参道」駅からわずか徒歩1分!
ショッピング前に狛犬が何体奉納されているのか、探してみるのも面白いですよ!

金の装飾など意外と豪華。街にひっそりと佇む「秋葉神社」
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表参道界隈はものすごい人通りの多さですが、神社は人通りも気にならず、静かな雰囲気の中でお参りすることができます。

金の装飾など意外と豪華。街にひっそりと佇む「秋葉神社」
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「秋葉神社」という名前は日本全国に点在していて、そのほとんどは、秋葉神社の総本宮である「秋葉山本宮秋葉神社上社」を起源としています。

火防(ひよけ)・火伏せの神様である「秋葉大権現」が祀られています。秋葉大権現が天狗となって現れ、「羽団扇」で火を消してくれると信じられていました。表参道の街が現在賑わっているのも、秋葉神社が見守っているからかもしれません。

本田圭佑や内村航平選手も参拝!必勝祈願なら「東郷神社」

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東京メトロ「明治神宮前」駅から徒歩3分という好立地の場所にあります。原宿の「竹下通り」から「明治通り」へ進み、新宿方面へ歩いていくと「東郷神社」があります。

流行の最先端を求め、若者で賑わうエリアに神社があると、なんだか違和感を覚えてしまいます。

東郷神社は「勝利の神社」として、スポーツや受験の必勝を祈願する人々の参拝が絶えないことで有名です。 サッカーの本田圭佑選手や体操の内村航平選手など、多くのアスリートが参拝しています。

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東郷神社のご祭神は、軍人の東郷平八郎です。東郷は19歳で薩摩藩の海軍に入り、明治維新後はその経験を活かし、幾多の海戦に臨みました。

彼の名を一躍世に広めたのは、日露戦争です。連合艦隊司令長官としてロシアの「バルチック艦隊」を迎撃し、勝利に大きく貢献しました。 ロシアとの海戦に勝利したことで日本は欧米列強に肩を並べ、アジアの盟主に君臨したことを世界に印象付けたのです。

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東郷は愛妻家という逸話が残っていることから、東郷神社は勝利の祈願だけではなく、「夫婦和合」を願う人々も多く訪れます。

また、彼は「至誠は神に通じる」という信念を持っていました。そのことから、「神に真心をこめて夫婦の愛を誓いあう」という意味合いもあります。このような背景から、東郷神社では結婚式を挙げるカップルが多く見られます。

美しくなりたいなら行くしかない!全焼の惨禍を乗り越えた「穏田神社」

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東京メトロ「明治神宮前」駅から渋谷方面へ続く、通称「キャットストリート」沿いにある神社です。一本奥の路地に入らなければなりませんが、それでも徒歩5分で辿り着きます。

「縁結び」をはじめ「技術や芸の向上」・「美容」のご利益がある神社です。淤母陀琉神(おもだるみのかみ)、阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)、櫛御食野神(くしみけぬのかみ)の祭神が祀られており、女性の美しさに磨きをかけてくれる神様です。

神社の歴史は1591年、徳川家康が「本能寺の変」の際、功績を収めた伊賀衆に対し穏田を給地として与えたのが始まりとされ、それを機に祭祀が盛んに行われるようになったそうです。

美しくなりたいなら行くしかない!全焼の惨禍を乗り越えた「穏田神社」
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明治維新後の「神仏分離令」によって社号を「隠田」から「穏田」に改め、祭神を淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神としました。その後、村内にあった熊野神社を合祀し、その際に祀られたのが櫛御食野神です。

1936年、村社に昇格しましたが、アメリカ軍の空襲のため社殿を焼失しました。現在の社殿は1998年に新築されたものとなっています。

穏田神社は日が沈んでしまうとなかなか辿り着けず、周囲をウロウロなんてこともあり得ます。一帯が住宅街であることから、境内から灯りも漏れてきません。事前に地図やアプリなどで目印となるランドマークを見つけておくことをお薦めします。

常に変わらない場所がある。変化に富む「表参道」の二面性

予定時間よりも早く到着してしまった。または帰りの時間までには少し余裕がある…。そのようなときは表参道界隈の神社に是非、足を運んでみてください。

夜のイルミネーションで輝く表参道も、一本路地に入れば閑静な住宅地とこじんまりとした飲食店や雑貨店が軒を連ねます。

そこにある神社は商売繁盛・恋愛成就・必勝祈願など、人々の祈りの場所でした。規模こそ小さいものの、受け継がれてきた慣習が今も大切に守られています。

華やかな表参道の大通りとは対峙するように、変わらぬ光景が歴史を後世に伝え続けます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/04−2017/04/15 訪問

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