秘めたデカ盛り愛が炸裂!まさかの京都がっつりグルメ穴場の5選

秘めたデカ盛り愛が炸裂!まさかの京都がっつりグルメ穴場の5選

更新日:2017/03/27 09:14

猫田 しげるのプロフィール写真 猫田 しげる 編集者、ライター
「京都の料理=薄味で盛り付けもちょっぴり」と思っていませんか?確かに京料理は繊細で盛り付け重視の芸術的なビジュアルが特徴ですが、それは表向きの顔!実は京都人はデカ盛りやジャンキーもイケる口。すました顔の裏にデカ盛り愛を秘めているのです。そんな京都の、地元人が通う穴場のデカ盛り・大盛りグルメ5選をご紹介。おばんざいや京料理とは違ったもう一つの京都の食文化、体験しに行く価値アリです!

まるでオードブル。「中国料理ちゅん」の定食

まるでオードブル。「中国料理ちゅん」の定食

写真:猫田 しげる

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観光ガイドに載らない、地元人が知る中華料理の「ちゅん」。京都駅からJRで一駅の「山科」にあり、なかなか観光客は行かないエリアかもしれません。ですがドライブで非常に寄りやすい、京都から滋賀に抜ける三条通り沿いにあります。

「ちゅん」とは変わった名前ですがれっきとした中華料理店で、店主の松崎武雄さんはこの道50年のプロフェッショナル。しかも豪快な人柄で、大声で楽しそうに厨房で鍋を振る姿に誰もが元気をもらっています。夜は本格的な大皿中華が揃い、地元客でいつも満席状態です。

……と前置きが長すぎましたが、ここの定食がすごいのです。昼夜オーダーできて870円。大きな銀のプレートに、肉団子、鶏の唐揚げ、酢豚、魚の唐揚げ、エビフライ、ポテトサラダなど、これでもかというほどおかずが盛られます。濃いめの味付けでご飯が進むこと進むこと。ランチタイム(月〜土)はランチ760円もあり、日替わりで回鍋肉やマグロの刺身(!)、天ぷらなどがやはり激盛りで出てきます。松崎さんの人柄がそのまま皿にのって出てくるような定食です。

肉のダム⁉「キャメルダイナー京都店」のローストビーフ丼トリプル

肉のダム⁉「キャメルダイナー京都店」のローストビーフ丼トリプル

写真:猫田 しげる

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いまだにブレイクが続くローストビーフ丼。大阪アメ村の人気店で、2015年京都に進出し話題になったのがこちら「キャメルダイナー」です。ローストビーフ丼は、「絶品濃厚だれ」や「スパイス塩だれ」などタレを5種類から選べ、サイズも女子盛りからトリプルまで5サイズ用意。「並」にあたるシングル860円は肉100gでご飯茶碗1.5杯程度。

写真のトリプル1720円は肉がシングルの3倍の約300g、ご飯も3倍になるので総重量1kgは超えます。トッピングの生卵をとろりととかして、肉をご飯で巻いてパクリ……幸せですね。

京都店発祥という「京風わさびポン酢だれ」は錦市場の打田漬物とコラボし、生卵の代わりに水菜と白菜の漬物でさっぱりと。シャキシャキ感がいいアクセントになって斬新な味わいです。

おしゃれなのにガッツリ系。「LE BOUCHON(ブション)」のランチ

おしゃれなのにガッツリ系。「LE BOUCHON(ブション)」のランチ

写真:猫田 しげる

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寺町二条にあるおしゃれなフレンチ「LE BOUCHON(ブション)」。京都の気軽なビストロの草分け的存在で、洗練された空間でリーズナブルなランチをいただけるとあって昔も今も女性に大人気です。

ここで食べてほしいのは、ランチの「牛肩ロースステーキ メートルドテルバター、ポテトフライ添え」。見て下さいこのボリューム!ビストロなのにガツンと肉をいただける、肉食女子にはたまらない一皿です。バターをたっぷり溶かして、ステーキにこってりつけていただきたいですね。カラッと揚がった山盛りポテトの塩気も絶妙。

これでパンが付いて1260円とは、立地から考えても驚くばかりです。間違いなくワインが欲しくなります。

背脂のなだれ!「四条にぼ次郎」のにぼ三郎全マシ

背脂のなだれ!「四条にぼ次郎」のにぼ三郎全マシ

写真:猫田 しげる

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京都で背脂にまみれてみませんか?

思わず二度見してしまうビジュアルのこちら、「四条にぼ次郎」のラーメンです。滋賀発祥の「幻の中華そば加藤屋」グループですが、四条烏丸駅すぐにあるのが便利ですね。京都のラーメン街道は一乗寺にあり、観光中には少しアクセスが悪いので、京都ジャンキーラーメンを諦めていた方も多いことでしょう。

何と言ってもこちらは、にぼ一郎(100g)からにぼ三郎(300g)まで750円、野菜も脂もタレもマシにできます。にぼ三郎全マシにすると写真のようになります。味は「にぼ」というだけあって煮干しの魚介風味と豚骨がいいバランスで競り合っており、濃厚ながら見た目ほどの破壊力はないのでスルスルいけます。麺はうどん並みの太さで、小麦の風味がよくモッチモチ、スープの絡みも抜群です。町家で二郎系ラーメンが食べられるのも京都の醍醐味でしょう。

見た目も不思議。「六波羅飯店」のとりの天ぷら定食

見た目も不思議。「六波羅飯店」のとりの天ぷら定食

写真:猫田 しげる

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六波羅蜜寺のすぐ近く、六道の辻にある「六波羅飯店」。こちらも超地元密着店で、むしろ地元人でも入るのに少し勇気が要る(!)中華料理店ですが、ここにも名物メニューがあります。

それが「とりの天ぷら定食」630円。唐揚げではなく天ぷらです。鶏肉は細長い不思議な形状で、モモではなくムネ肉を使っています。衣は薄く、肉はわりとジューシーで柔らかく、一皿に8〜10個盛られているのにパクパク食べ進んでしまいます。

普通の唐揚げも人気があるようです。また「六波羅丼」なる、ご飯の上に海鮮などが入った中華餡がかかった丼もあります。餃子220円、焼飯530円など、観光地とは思えない良心的価格です。

まだまだ京都デカ盛りグルメは爆走中!

京都に行ったら京料理……もいいですが、地元人行きつけの食堂やラーメン店でこうしたメニューを食べるのも、また面白い旅の思い出ではないでしょうか。

紹介したのはほんの一部ですが、最近はますますデカ盛り&ジャンキー系に拍車がかかっているようです。市内中心部以外にも、山科や伏見などにも増加中とか。今後さらにリポートを続けていきますので、第二弾にご期待を!

※表示価格は2017年3月時点のものです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/01−2017/01/17 訪問

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