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地図を見る京都嵐山にあるユネスコ世界文化遺産「天龍寺」、その塔頭寺院のひとつである「宝厳院(ほうごんいん)」は通常非公開。毎年春と秋にだけ、嵐山を借景とした回遊式庭園「獅子吼(ししく)の庭」が特別公開されます。
とくに秋の紅葉は真紅に染まる紅葉が名高く、特別拝観中は多くの観光客が訪れます。そして紅葉の見頃を狙った時期にはライトアップの夜間特別拝観も毎年行われ、こちらも多くの観光客が足を運ぶ人気イベントとなっています。
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地図を見る宝厳院の「獅子吼の庭」は江戸時代に出版された京の名所案内記「都林泉名勝図会」に紹介された程の名園。美しい緑の苔と燃えるような赤のコントラストが非常に素晴らしく、広くその名が知られるようになりました。
ちなみにこの庭園の名前にもある獅子吼(ししく)とは、「釈迦の説法」との意味が。獅子が吼えて百獣を恐れさせる威力にたとえた意味なのだそう。それほど見る者の心を奪うような庭園美。ライトアップされた夜間拝観では昼間とまったく異なる表情を楽しむことができるのです!
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地図を見る京都の嵐山・嵯峨野といえば常寂光寺、二尊院、祇王寺など名だたる紅葉の名所がひしめいていますが、宝厳院の人気はピカイチ。当然紅葉の見事さはさることながら、渡月橋から徒歩5分もかからないというアクセスの良さも手伝って拝観客は毎年増加傾向です。
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地図を見るそして全域がフォトジェニックというポイントも人気の秘訣。参道から庭園内に至るまで、ついついシャッターを押したくなるような場面の連続なのです!紅葉だけでなく、庭園も見事ですのでぜひ見落とさないようにご覧ください。
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地図を見る例年、京都の紅葉の見頃は11月下旬頃。恐らくどの旅行雑誌や情報サイトを見てもほぼ11月20日頃の表記が多くなっています。それに合わせてちょうど3連休の頃が一番観光客が増えますが、実際のところ見頃はもう少し後になる年が多め。
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地図を見る気温が高めの年であれば12月になってからの方が綺麗・・・などということも珍しくなく、実際のところ12月の1週目ならまだまだ紅葉を楽しむことが可能!しかし12月に入った途端に観光客は激減しますので、ゆとりをもって紅葉を楽しめます。12月の特別拝観期間は短いですが、昼間の拝観・夜間ライトアップを問わず狙うなら12月上旬がベストタイミングです。
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地図を見る宝厳院は多くのメディアで度々取り上げられていて、年々知名度が上がり今や嵐山の人気スポットのひとつ。拝観に訪れる観光客は想像よりかなり多いので訪れるタイミングは要注意。夜間拝観は17:30から始まりますが、とく早い時間帯は団体客などの観光客が集中しますのでご注意!
拝観時間は20:30までとかなり長めなので時間に余裕のある方は遅い目に行かれた方がベター。個人の観光客もかなり多く、週末や時間帯によってはじっくりと見るのが困難な日などもあります。逆に言えば、それくらい見事だということ。ぜひ綿密な作戦を立てておでかけを。
京都の紅葉ライトアップでも随一の見応えの宝厳院。その幻想的な空間は一度体験したら誰かに知らせたくなること間違いなし!京都人が自信を持ってオススメする紅葉ライトアップ、ぜひご覧ください!
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話番号:075-861-0091
アクセス:嵐電「嵐山」駅下車徒歩約5分、JR「嵯峨嵐山」駅下車徒歩約15分
■2018年 宝厳院「獅子吼の庭」秋の特別拝観
期間:10月6日〜12月9日
拝観時間:9:00〜17:00(16:45で受付終了)
拝観料:大人500円
宝厳院本堂も同時特別公開、拝観料は別途500円必要です。
■2018年 宝厳院「獅子吼の庭」秋の夜間特別拝観(ライトアップ)
期間:11月9日〜12月2日
拝観時間:17:30〜20:30(20:15で受付終了)
拝観料:大人600円
宝厳院本堂も同時特別公開、拝観料は別途500円必要です。
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
bow
京都生まれ、京都育ちの生粋の京都人です。仕事で全国を飛び回り、京都の良さを再認識したため、京都の観光に携わる仕事をしています。全国を旅した経験と、観光業界に生きる人間としての視点、更には京都人ならでは…
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