「松代城跡」は武田信玄が北信濃攻略の為に上杉謙信に命じて武田側の拠点として築城されたという「海津城(かいづじょう)」の城跡です。今は公園として整備されて、城郭や周辺には約100本のソメイヨシノが植えられています。お堀や石垣に咲く桜は風情があり、幕末の風情を堪能できます。
見頃の時期にはライトアップも行われています。2018年は4月7日(土)〜22日(日)です。石垣から張り出すように枝を伸ばす桜が、お堀の水に映ってとてもキレイです。売店などは出ておらず、市街地からも少し離れた位置にあるので、混雑に巻き込まれる事無く喧噪から離れて静かにしっとりと桜を楽しむことができます。
木橋を渡って門の中に入ると、石垣と同じ高さから公園内を一望できる場所もあり、上からも桜を堪能できてオススメです。
周辺には真田宝物館や真田邸、松代藩文武学校などの史跡も多くあります。桜より少し早めの時期に見頃を迎える「東条菅間あんず畑」もありますので、そちらも合わせて回ってみてはいかがでしょうか?
アクセス/長野ICを降りて車で約10分
入場料/無料
開館時間/9:00〜17:00(ライトアップ期間は21:00)
駐車場/普通車20台程度(徒歩5分程の所にも60台程度の駐車場有)
「典厩寺(てんきゅうじ)」は八幡原の戦いで戦死した武田信玄の弟、典厩信繁(てんきゅうのぶしげ)と両軍の戦死者を弔った寺院です。境内には武田典厩信繁公の墓や、門を入って左手側にある閻魔堂の中には日本一大きな閻魔大王像があります。
典厩寺境内には4本のシダレサクラと2本の大山桜があり、満開の時期には庭いっぱいの見事な桜を見る事が出来ます。
大山桜はピンク色が強く、薄ピンクのシダレザクラとのコントラストがとてもキレイ。頭上いっぱいに広がった桜は、青空によく映えます。見頃は例年4月上旬〜中旬で、シダレザクラが満開になった後、少し遅れて大山桜が満開になります。
境内の中でも十分キレイに桜を見る事が出来ますが、お寺の外からも桜を見る事が出来ます。典厩寺のすぐ隣には川が流れていて、川沿いに土手道があります。その道の上から見てみると、お寺が一面門の桜で埋め尽くされている様子が良く分かります。ぜひ外からも楽しんでみてください。
アクセス/長野ICを降りて車で約5分
拝観料/拝観大人200円、小・中学生150円
拝観時間/8:30〜17:00
駐車場/普通車15台程度
「光林寺」は高台にある浄土宗の古刹で、川中島の戦いの折には武田信玄が戦陣を張ったとされるお寺です。
境内の入り口には樹齢約300年のシダレザクラが4本、ヨシノザクラが10本植えられています。
駐車場からは上り坂になっていて、シダレザクラが幾重にも重なって、頭上から降り注ぐように枝を伸ばして生えています。
中でも入り口の門の右側に生えているシダレザクラは一本でもその大きさに圧倒されます。門を覆うように枝を垂らす姿は見事ですよ!
アクセス/長野ICを降りて車で約20分
拝観料/無料
駐車場/普通車40台程度(お寺のすぐ側に数台、その他お寺に向かう道沿い右手側に舗装されていない駐車スペース有)
「松代城跡」から「典厩寺」までは車で約10分、「松代城跡」から「光林寺」までは車で約30分と、3箇所とも比較的近い位置にあります。それぞれ敷地の規模は小さめで、長野駅からも離れている為、土日の昼間の時間帯を避ければ大きな混雑に巻き込まれるという事はあまり無いと思います。平日であれば2時間もあれば全てを見て回ることが出来ますよ。
駐車場も満車で停められなくなる事はあまり無いですが、混雑を気にせずゆっくり見たいという方は土日の昼間は避けて朝早い時間にか夕方頃に行くのがいいと思います。
3箇所とも同じ時期に見頃を迎えます。どれも必見の桜の木。全部回ってそれぞれ見比べてみてはいかがでしょうか。
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