写真：大宮 つる
地図を見る台北でおなじみの観光スポット「龍山寺」。台北随一のパワースポットと名高く、台湾人のみならず、外国からの観光客も多く訪れるスポットです。
龍山寺で、もろもろの運気アップを祈願！ 祈願を終え、「じゃあ、次の観光スポットへ……」とこのエリアを離れる前に、ぜひあわせて訪れていただきたい場所……それは、「青草巷（チンツァオシャン）」です。というのも、青草巷は龍山寺に隣接、かつ歴史的に深い関係があり、さらには心身ともに“健康的になれちゃう”スポットなのです！
写真：大宮 つる
地図を見る龍山寺の正門を出て、左手側にほんの少し歩いて行くと、青草巷へとつながる小道があります。小道に入ると、右手側の壁には数枚の説明板が。青草巷、薬草についての説明板が掲示されているので、時間の許す限り読んでみては？ 中国語だけでなく、英語、日本語でも解説されているのがうれしいポイント。
写真：大宮 つる
地図を見る青草巷は、清代（1644〜1912年）から存在し続けている路地。この路地は当時のまま保存されており、昔と変わらない方法で“青草（＝薬草）”販売をしているお店が残っています。
狭い路地にお店が立ち並んでいます。ここでしか見られない青草巷ならではのレアな光景。手前に写っているお店は、「生元青草店」です。
写真：大宮 つる
地図を見る歴史的に青草巷は龍山寺と深い関係があると上述しました。
どういう関係があるかと言いますと……台湾の開拓がはじまったばかりの頃、医者も多くなく、様々な病気が起こったとのこと。その際、病気に罹った人は龍山寺などへ行って神さまから処方箋を求めたのち、お寺の近くに立ち並んでいた青草販売の屋台で薬草を買ったんだとか。その屋台が現在の場所にお引越し。いまの青草巷の姿となっています。
写真：大宮 つる
地図を見る各種“薬草茶”がリーズナブルな価格で買えるのが、「萬安青草店」。青草巷の中ほどにあります。東洋医学にもとづいた考えで、五臓（心・脾・肺・腎・肝）に効く薬草茶を取り扱っています。価格は、150ntドル〜（日本円で550円ほど）で販売。日本だったら、この量でこの値段では買えないですね。かなりオトクと言えます。
薬草茶の中に中国語の説明文が入っているので、だいたい何に効くかは単語を見ればなんとなくわかりますが、お店の方は簡単な日本語が通じる場合も。気軽にコミュニケーションをとってみてください。
※2017年3月訪問時点の情報です。
写真：大宮 つる
地図を見る青草巷に訪れたら、薬草ジュース（青草茶）も味わってみたいところ。薬草ジュースが飲めるのは「安安青草店」です。メニューを指さし、ジェスチャーで通じます。英語が通じるスタッフがいらっしゃる場合もあります。
写真：大宮 つる
地図を見るこちらは、青草茶の中サイズです（30ntドル）。無糖と、ちょっと甘味がついている“微甜”の2種類がありますが、初めての方は微甜を選ばれると無難かも。青草茶は体の余分な熱をとる作用があり、免疫力もアップしてくれるんだそうですよ。どんな味かは……実際に味わってみて！
以上、龍山寺に隣接する「青草巷」を紹介しましたが、いかがでしたか？ 見た目は少し怪しげな雰囲気が漂っていますが、伝統のある路地ですので、ぜひとも立ち寄ってみてください。龍山寺で運気アップ！ 青草巷で健康をアップ！ 1度で2度うれしいパワースポットですよ！
＜「青草巷」の基本情報＞
住所：台湾台北市万華区西昌街224巷
アクセス：龍山寺すぐそば
営業日時：月〜土曜日の8時〜22時
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