バリ島の糞コーヒー!「I Love BAS」で本物のコピ・ルアックを堪能

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バリ島の糞コーヒー!「I Love BAS」で本物のコピ・ルアックを堪能

バリ島の糞コーヒー!「I Love BAS」で本物のコピ・ルアックを堪能

更新日:2017/04/14 11:57

熊乃 久間のプロフィール写真 熊乃 久間 トラベルイラストレーター、Webライター、おでかけスポットキュレーター

ジャコウネコの糞から採れるコーヒー豆として知られる「コピ・ルアック」は、バリ島発祥の、世界で最も高価なコーヒーといわれています。高価なうえに希少価値なため、バリ島でもニセモノも出回っています。今回、紹介するコーヒー農園「I Love BAS」では、昔ながらの方法で収穫し、焙煎しています。あなたも、バリ島で本物の「コピ・ルアック」体験をしてみませんか?

本物の「コピ・ルアック」とは?

本物の「コピ・ルアック」とは?

写真:熊乃 久間

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そもそも「コピ・ルアック」は、どうやって誕生したのでしょう。かつてインドネシアは、オランダの植民地でした。現地の人々は、コーヒー栽培の労働に駆り出されたものの、コーヒーを口にすることはありませんでした。しかし、コーヒーの実を食べるジャコウネコの糞から未消化のコーヒー豆を見つけ、コーヒーにして飲んでみたら美味しかったので、それ以来、現地の人たちのあいだで「コピ・ルアック」が飲まれるようになったといいます。

観光客には目新しい「コピ・ルアック」ですが、バリニーズにとっては昔から親しまれている庶民的なコーヒーなのです。

本物の「コピ・ルアック」とは?

写真:熊乃 久間

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野生のジャコウネコは、赤く熟した食べごろのコーヒーチェリーだけを選んで食べるので、最も品質の高いコーヒーになります。しかし、彼らの糞を探すのは容易ではありません。そのため、糞の収穫目的でジャコウネコを飼育し、安い品種を食べさせてつくった偽りの「コピ・ルアック」を売る業者も多く存在します。

今回紹介する「I Love BAS〜BAS Agrotourism〜」(以下「I Love BAS」)」の施設内にも、ジャコウネコが飼われていますが、それはあくまでも鑑賞用です。

本物の「コピ・ルアック」が飲めるI love BAS

本物の「コピ・ルアック」が飲めるI love BAS

写真:熊乃 久間

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バリ島のコーヒーは亜熱帯雨林気候のもと、メラピ山の麓に広がるキンタマーニ高原などの地域で栽培されています。「I Love BAS」もウブドからキッタマーニ高原に向かう途中にある、カフェとお土産屋さんが併設されたコーヒー農園です。

キンタマーニや世界遺産「テガララン」などを巡る白人向けのオプショナルツアーの、立ち寄り場所となっています。日本人の場合は、個人で訪れる場合がほとんどなので、ちょっとした穴場スポットともいえます。

コーヒー製造工程を見学&体験

コーヒー製造工程を見学&体験

写真:熊乃 久間

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敷地内には、コーヒーを焙煎する場所もあり、自由に見学したり、焙煎体験ができます。精製されたコーヒーの実は、焙煎する前に人の手によって、種が一つ入ったまる豆「オス」と、種が2つ対に入ったひら豆「メス」に分けていきます。選別を怠ると、焼きムラが起こり不味いコーヒーになるので、重要な作業です。

バリ島で栽培されるコーヒーは、酸味と甘い香りの「アラビカ」と、苦味と渋みの「ロブスタ」の2種類。ちなみに「コピ・ルアック」は、アラビカ種です。

コーヒー製造工程を見学&体験

写真:熊乃 久間

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選別した豆は、手作業で焙煎し、臼と杵で荒引きや粉末にし、こしきで粉を振るっていきます。粉末コーヒーはバリで一般的に好まれている飲み方で、バリ・コピなどはカップに粉を投入し、直接熱湯を注いでつくります。

バリの絶景を眺めながらコーヒータイム

バリの絶景を眺めながらコーヒータイム

写真:熊乃 久間

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敷地の奥には、視界一面に緑が広がるカフェがあり、無料でコーヒーや紅茶のテイスティングを楽しんだり、有料で「コピ・ルアック」と「オス豆のアラビカ」を飲むことができます。

絶景迫るテラス席から、見晴らしがいい屋根がついた席が用意されています。空席があれば、希望の場所を指定して座ってもOKですよ。

バリの絶景を眺めながらコーヒータイム

写真:熊乃 久間

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テイスティングはケースに入れられて、運ばれてきます。ボックスにはそれぞれのフレーバーが記されているのですが、残念ながらほとんど剥げて見えません。しかし、テイスティング・リストとそれぞれの効能が書かれた表も渡されるので、それを見ながらコーヒーマイスター気取りでカッピングしていきましょう。

筆者がテイスティングしたときは、ジンジャー、アラビカ、ロブスタ、ココナッツなどのコーヒーと、レモングラス、ハイビスカスなどの紅茶、ココアなど全13種類でしたが、テイスティングの数やサーブの仕方はそのときどきで違います。

バリの絶景を眺めながらコーヒータイム

写真:熊乃 久間

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有料の「コピ・ルアック」は、サイフォンをテーブルまで持ち運んできて、丁寧に淹れていきます。そのお値段、なんと1杯RP.60.000(約500円)!巷のバリ・コピが1杯RP.3.000(約24円)なので、いかに高価なのかがわかります。

だからといって、1杯RP.50.000以下の「コピ・ルアック」に手を出してはいけません。安価なものは、質の悪いロブスタ種を食べたジャコウネコが排出した、酸味が強いニセモノかもしれないからです。

ジャコウネコが食べたコーヒーは、消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、独特の香味と少しの酸味が生まれます。しかし、他の希少とされるコーヒーと比べるとクセがなく、コーヒーが苦手な人でもするすると飲めるくらいライトです。

本物の「コピ・ルアック」をお土産にしよう

本物の「コピ・ルアック」をお土産にしよう

写真:熊乃 久間

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スーパーやお土産でも「コピ・ルアック」は買えますが、それが本物かニセモノかはわかりません。折角、本場の「コピ・ルアック」をお土産にするなら、少々値は張りますが本物を選んでみてはいかがでしょうか。

本物の「コピ・ルアック」をお土産にしよう

写真:熊乃 久間

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「コピ・ルアック」に抵抗がある人へのお土産は、全体の3〜5%しか収穫できない貴重な「オス豆のアラビカ」がおすすめです。香り高い、まろやかな飲み心地です。

「コピ・ルアック」は本場でも本物は高価な代物

高級で希少な「コピ・ルアック」は、レストランやワルン(食堂)では扱っていません。個人でバリ島を観光するならば、ドライバーに「I Love BAS」を指定するか、本物の「コピ・ルアック」が飲みたいと伝えましょう。本場ならではの鮮度の高い、本物の味を楽しんでくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/11−2014/07/19 訪問

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