グラナダの春祭!真紅の十字架で溢れかえる十字架祭

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グラナダの春祭!真紅の十字架で溢れかえる十字架祭

グラナダの春祭!真紅の十字架で溢れかえる十字架祭

更新日:2019/02/16 14:33

みな きむのプロフィール写真 みな きむ スペイン・グラナダの日本人向け代理店勤務

南スペインのグラナダはアルハンブラ宮殿で有名ですが、5月は花々が咲き乱れる一番美しい季節。その華やかさを存分に楽しめる春祭りが十字架祭、ディア・デ・ラ・クルスとかクルス・デ・マジョと呼ばれるお祭りです。

花々やフラメンコ衣装、昔の家庭用品などで飾られた真っ赤な十字架がグラナダ市内のあちこちに設置されるゴールデンウイークの5月3日。ぜひグラナダで十字架祭を楽しんでいってください。

ディア・デ・ラ・クルス(十字架祭)の歴史

ディア・デ・ラ・クルス(十字架祭)の歴史

写真:みな きむ

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毎年5月3日はディア・デ・ラ・クルス(Dia de la Cruz)もしくはクルス・デ・マジョ(Cruz de Mayo)と呼ばれるグラナダの祝日。日本語では差し詰め十字架祭というところでしょう。週末に当たれば数日祝うこともありますが、平日に当たれば5/3の午後だけが祝日扱いになります。2019年は金曜日の為、まだどのようになるか未定です。

4月〜6月上旬は花が咲き乱れる1年で一番美しい季節。同じアンダルシア地方のコルドバのパティオ祭りが開催されるのも5月。ディア・デ・ラ・クルスと呼ばれる十字架祭りはアンダルシア地方でいくつかありますが、グラナダは相当の規模でかなり力が入っています。

ディア・デ・ラ・クルス(十字架祭)の歴史

写真:みな きむ

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グラナダの十字架祭は十字架という言葉からもわかるように、キリスト教行事と土着のお祭りが混ざったものが由来となっています。

諸説ありますが、1625年にトゥリンフォ広場の近くサン・ラサロ地区のホテル・レオナルド前に、石膏で高さ4.2メートルの大きな十字架を作り、その周りで住民が歌って踊ったのが始まりです。グラナダではレコンキスタ終了後、イスラム教支配からキリスト教支配へ一気に移行。要所要所に沢山の十字架が建てられました。このサン・ラサロ地区の十字架もその一つです。

その後20世紀になってクルス(十字架祭壇飾り)は、アルバイシン地区とレアレホ地区を中心に子供達が小さな祭壇を作り、フラメンコで使われる肩掛け(マンティージャ)やタイルや銅製の家庭用品などで飾る伝統行事として受け継がれます。

ディア・デ・ラ・クルス(十字架祭)の歴史

写真:みな きむ

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フラメンコで使われる肩掛けが十字架装飾に使われると書きましたが、フラメンコと言えばアンダルシア。独特で華やかなフラメンコ衣装に身を包み、黒髪には赤やピンクの花。青空の下で底抜けに明るく華やかで、どこでもすぐに飲んで賑やかに喋り倒し踊ってしまう情熱的なお祭りは、アンダルシアならではです。

ディア・デ・ラ・クルス(十字架祭り)に欠かせないもの

ディア・デ・ラ・クルス(十字架祭り)に欠かせないもの

写真:みな きむ

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さてディア・デ・ラ・クルスの飾りの中で必ず見かけるのが、リンゴに突きささった鋏。なぜ林檎に鋏を突き刺すのかという由来は、批判好きのグラナダ人の性格による言葉遊びだとか。

「この飾りは素敵よ。でもね・・・」。この「でも」という言葉はスペイン語でペロ。そしてグラナダの地域語で黄リンゴもペロと言います。鋏でペロ(リンゴ)をカット!素直に褒めて「でも」以下は言わないで!というのがその由来です。

そして必ず献金用のお皿も置かれてるはずです。「Un chavico para la Santa Cruz(サンタ・クルスにお布施を)」気に入ったらお金を入れてね〜!というところ。

ディア・デ・ラ・クルス(十字架祭り)に欠かせないもの

写真:みな きむ

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このお祭りでは、十字架飾りが昔の邸宅や建物、教会などのパティオや広場などに設置されるのに加え、これらの十字架のコンテストも開催されます。また、アルバイシン地区では子供達によるディア・デ・ラ・クルスのプロセシオン(お神輿)、グラナダ市内中心部の色んなステージではフラメンコのステージやコンサートも催されます。
2018年には、数年ぶりに平日でありながらお祭り気分を堪能できる屋台も登場しましたよ。

ディア・デ・ラ・クルスのコンクール

ディア・デ・ラ・クルスのコンクール

写真:みな きむ

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グラナダの人たちはコンクールがとてもお好き。このディア・デ・ラ・クルスのコンクールも参加者はみんな真剣です。

コンクールはパティオ部門、広場と通り部門、ショーウィンドウ部門、学校部門などいくつかに分かれており、毎回賞を獲るところや新参者が入り乱れ、コンクール参加者も見学者もみんな楽しそう。2018年には計89の十字架が登場しました。

見学者達もフラメンコ風衣装に身を包んで髪に花をさしたり、ちょっぴりオシャレをして訪問します。フラメンコ風に飾り付けられたバイクや、馬も街角に登場することもありますよ。

ディア・デ・ラ・クルスのコンクール

写真:みな きむ

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コンクールのパティオ部門では、毎年レアレホ地区やアルバイシン地区のパティオが張り合っています。レアレホ地区は、サンティアゴ通りのコララ・デ・サンティアゴやその近くのサンティアゴ教会など。

アルバイシン地区では、ヌエバ広場近くのカサ・デ・ピサスやチャピス坂のカルメン・デ・ラ・ビクトリアなど年度によって場所や参加者は異なります。

広場部門はビブランブラ広場や市役所前広場、アルバイシン地区ではラルガ広場、レアレホ地区のカンポ・デル・プリンシペなど。

ディア・デ・ラ・クルスのコンクール

写真:みな きむ

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お祭りが平日の場合は、午前中は仕事や学校があり、午後からが祝日となります。町中では夜遅くまでセビジャーナスが鳴り響き、セントロの広場ではフラメンコやセビジャーナスのステージがあり、訪問者も一緒に楽しげに踊っています。こんな時は見よう見まねで一緒に踊って楽しむのもありですよ。

唯一気をつけて頂きたいのは、貴重品の管理と移動のある方。人混みや特に写真に夢中になっている時などはスリ・置き引きには注意。市中心部では交通規制がかかり、歩行者天国になったりするので、空港や郊外のバスターミナルなどへ行く方は午後以降は要注意です。

グラナダで宿泊される方はせっかくなので大いに楽しんでしまいましょう!

ディア・デ・ラ・クルス/クルス・デ・マジョの基本情報

開催日:5/3もしくは5/3を含む周辺数日(年度により異なる)
十字架設置場所:グラナダ市内(アルバイシン地区・レアレホ地区・セントロがメイン)各十字架へは市役所のホームページの地図参照
イベントステージ:市役所広場・ビブランブラ広場、他
アクセス:グラナダ空港からは空港バスでカテドラル前まで、もしくは市バス33番カテドラル前下車
電話番号:+34-958-248-280(グラナダ市役所)

※十字架設置場所や参加グループは直前までわかりません。オフィシャルガイドと十字架設置場所の地図は、毎年4月の下旬のお祭りの直前にグラナダ市役所がホームページ上でアップします。発表後に直接市役所内の観光案内所でも配られます。
なおパティオ部門は、建物がシエスタの時間は閉まることもありますのでご注意ください。

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/03−2018/05/03 訪問

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