写真:てっぴい
地図を見る前橋の市街地より赤城山の山頂へ至る群馬県道4号前橋赤城線を途中で折れて、国道355号線を赤城山麓に沿っておよそ10qほど進んだトコロにあるのが今回紹介する「赤城南面千本桜」です。“ドイツ村”としても知られている赤城高原牧場クローネンベルクの隣にある、市道約1.3qにわたって美しい桜並木が続くこちらの赤城南面千本桜は、同じ群馬県の藤岡市にある桜山公園と並んで、「日本さくら名所100選」に選ばれている絶好のお花見スポットになります。
関東平野の北西端に位置する前橋や高崎の市街地などとは異なり、赤城山の南麓、標高およそ500mのトコロに位置している赤城南面千本桜は、平野部より見ごろの時期が少し遅れて、例年の見ごろの時期は4月上旬〜4月中旬ごろ。桜が開花する頃には、「赤城南面千本桜まつり」も開催されて、平成29年(2017年)の開催期間は4月1日(土)から4月16日(日)までの間となっています。
写真:てっぴい
地図を見る赤城南面千本桜の魅力と言えば、なんといってもこちらの延々と桜並木が続く圧巻の光景!狭い市道の両脇にずらーっと桜並木が並び、本当に見渡す限りどこまでも桜!桜!桜!のトンネルは、非常に見事の一言です。
桜並木の入口、国道355号線側には「赤城南面千本桜まつり」の開催期間中、桜並木の両脇に露店もたくさん並びますので、お花見ムードもバッチリ。
また、桜並木の隣には、こちらも赤白ピンクのコントラストが大変美しい芝桜のエリアも広がっていますので、是非とも合わせて楽しんでいくのがおススメです。
写真:てっぴい
地図を見るさて、赤城南面千本桜で春の訪れを十分に満喫した後は、今度は一気に赤城山の山頂まで向かって、美しい山の絶景を楽しみましょう。
大沼や小沼など、長い火山活動の間に形成されたカルデラ湖がいくつか残る赤城山の山頂ですが、こちらはその大沼と小沼のちょうど真ん中にある覚満淵という湿原です。覚満淵自体は周囲およそ800mほどの小さな湿原になりますが、その美しい自然と高山植物の宝庫であることから、“小さな尾瀬”“小尾瀬”などと称されています。
写真は、群馬県道70号大間々上白井線の途中にある鳥居峠付近から覚満淵を眺めたもの。山頂の窪地に広がる美しい覚満淵の湿原の様子と、その奥にある大沼まで見渡すことが出来ます。
麓では春満開の赤城山も、標高1,300m超ある山頂付近はまだまだ冬の装い!といった雰囲気が強く、所どころに残る雪や急な積雪に注意が必要ですが、覚満淵の周囲には遊歩道も整備されており、湿原の周囲をぐるりと1周散策することも可能です。
写真:てっぴい
地図を見る今回の記事でも最初の段落で赤城南面千本桜を紹介した通り、春と言えば一般的には満開の桜のイメージを思い浮かべる方も多いでしょうけれども、最後にもう1つ赤城山周辺で見ることの出来る春ならではの“旬”の絶景を紹介したいと思います。
それが、こちらの赤城高原サービスエリアの下り線から望む谷川連峰の雪景色です!高速道路のサービスエリアと言えば、ついついその土地ならではの美味しいグルメやおみやげに引っ張られてしまいがちですが、お店の奥にある展望広場にいったん回り込むと、そこには見事な雪化粧をした谷川岳の姿が。
東京と新潟を結ぶ関越自動車道の道中、赤城山の東麓の高台に位置する赤城高原サービスエリアの下り線からは、美しい谷川連峰の様子をハッキリと捉えることが出来ます。
緑芽吹く山里の様子と、真っ白に雪を被った谷川岳とのコントラストが非常に素晴らしいこちらの展望台。場所も、高速道路のサービスエリア内という非常にアクセスし易いトコロに立地している展望台。赤城山へ出掛ける際のみならず、春のシーズンに新潟方面へお出掛けの際は、ぜひともこちらの赤城高原サービスエリアの下り線に立ち寄って、見事な谷川連峰の絶景を写真に収めていくと良いでしょう。
皆様、赤城山周辺で春の絶景を満喫する旅はいかがでしたでしょうか?
覚満淵の段落でも説明した通り、大沼や小沼などがある赤城山の山頂エリアは標高1,300m程度あり、冬季は山頂へと至る3つのアクセス道路のうち、2つが通行止めになるほどの寒冷地でもあります。例年、一番遅くまで通行止めが継続される群馬県道16号大胡赤城線でも4月中には通行可能になりますが、こちらの道路は途中道幅の狭い区間もあり、油断は禁物!
春の赤城山頂までアクセスする場合には、通年通行可能な群馬県道4号前橋赤城線を経由するか、沼田市街から赤城山の北麓を通って山頂へと至る群馬県道251号沼田赤城線を経由してアクセスするのがおススメです。
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(2024/3/18更新)
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